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【小学校受験の記録#02】幼児教室を知る

前回の記事で、小学校を受験する志願者数が増加の傾向(=競争倍率の上昇)であるために、幼児教室に通い十分な対策を講じて小学校受験に臨むことにしした、と述べました。ただ、正確に言うと、理由はもうひとつあります。それは試験科目にある「行動観察」対策です。

さまざまな小学校を調べるなかで、多くの小学校の入学試験に「行動観察」が導入されていることを知りました。これは私たちの志望校も例外ではありませんでした。ペーパー試験だけなら家庭学習のみでもなんとかなるかな、と考えましたが、「多様な場面におけるとっさの行動や他者との関わり方」までが試験内容となると、家庭環境内のみでコツコツ勉強しても乗り越えられない壁がありそうだ、というのが幼児教室へ通うことにしたもうひとつの理由です。

つまり、競争激化(特化した対策が必要)+行動観察(家庭学習のみでは限界あり)=幼児教室に通う、というのが私たちの結論でした。

幼児教室を調べる

ジャック、こぐま会、理英会、伸芽会といった大手の幼児教室にはじまり、いろいろとウェブ上を検索し、物理的に通える距離にある教室で、なおかつ私たちが志望する小学校への合格実績が高い教室を2教室リストアップしました。ひとつは大手の教室。もうひとつは中堅規模の教室。それぞれの教室に見学・体験授業に行くことにしました。これが年中の11月初旬のことです。

幼児教室を体験する

まずは前者の大手教室で授業の様子を見学させてもらいました。まさに受験期間真っただ中ということもあり、行動観察の模擬試験をしていました。様子を見て率直に感じたことは、「子供たちの人数が多いな」でした。勝手な私見ですが、多い人数の中で子供たちが互いに競争し切磋琢磨して力をつけていくんだろうな、と察する一方で、ここにマイペースな息子を入れても、なかなかフィットしないんじゃないかなぁ、と感じました(もちろん、大手幼児教室を否定するものではありません。あくまでマッチングのお話しです)。

次に後者の中堅規模の教室に体験授業に行きました。そこは子供ひとり一人の成長に合わせて、きめ細かく指導するのが特徴の教室でした。よく言えば元気がよくて活発、悪く言えば落ち着きのない、わが息子が90分もイスに座って授業を聞けるのだろうか…。夫婦そろって息子と訪れると、先生は笑顔で「お預かりします」と言ってくれたものの、やはり最初は心配でした。

90分が終わり、教室に迎えに行くと笑顔の息子が突進してきました。「楽しかった」と。それから先生に志望校のことや、いま抱えている心配事、箸の上げ下げレベルの本当に細かいことまでいろいろ質問をしました。先生は嫌な顔ひとつせず、すべて丁寧かつ明瞭な回答をしてくださったあと、最後に「小学校受験は勉強だけでなく、大きく言えば、その後の人生において大切なことを学べる機会になると思います」と言葉を添えてくださいました。おそらく、幼児教育の重要性を指摘されているんだろうなぁ、と感じました。この時点で、私たち夫婦はどちらの教室に通うか、答えが出ていたように思います。

幼児教室に通い始める

というわけで、保育園(共働きなので保育園です)の年中の11月、息子は小学校受験に向けて幼児教室に通うようになりました。同時に父親の私は毎週水曜日の午後、息子を教室に送迎するタスクが増えました(私は幸運にもリモートワークと裁量労働制で働けているため、水曜午後に送迎ができるよう調整が可能でした)。毎週土曜日のコースもあったのですが、模擬試験が月一回土曜日にあるために、授業と模試が両方あるのはキツイと判断し、毎週水曜に通うことにしました。当時はまだ新型コロナウイルスの感染が拡大状況にあり、公共交通機関を利用することを避けていた私たち夫婦は、毎週水曜日に教室までクルマで片道1時間30分の小旅行を息子とすることになったわけです。

さて、幼児教室に通い始めたのは良いものの、この段階ではまだオンラインでしか志望校の学校説明会に参加していませんでした。また、私たち夫婦が主導して小学校受験を進めてしまったため、肝心の息子が小学校を見て「行きたい」と思うかどうかが重要です。学校説明会や息子の反応についてのお話は、また次回のテーマにしたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。またお会いできれば嬉しいです。それでは。

さばくるりん

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