投稿_20190104

心の広い人間でありたい

一生懸命な人を馬鹿にする人は多い。
そして、「出る杭は打たれる」という言葉があるほど、ずば抜けた才能を持つ人が叩かれやすいことも、誰もが知る世の実情でしょう。

どのような時代でも、どのような業界でも、どのような環境でも、この現実に大きな違いはありません。
厳しい状況に果敢に挑む人ほど、不思議と世の中は冷たい言葉を投げたり、心無い態度をとったりしてきます。
人の妬みの気持ちの強さや、心の狭さは、恐ろしいほどに深刻なものなのかもしれないと私はいつも感じます。

毎年1月2日から3日にかけて行われる箱根駅伝。
昨年まで4連覇していた青山学院大学が総合2位に終わり、東海大学が初優勝で青山学院大学の連覇を止めたことで大きな盛り上がりを見せました。
平成最後の箱根駅伝で久々の「初優勝」が出たことに、今回の箱根駅伝の面白さを感じた半面で、青山学院大学への世の中の当たりが今後どうなるのかということが個人的には気になっていたりします。

多分ですが、青山学院大学が優勝できなかったということに喜んだ人もいたと思うのです。
青山学院大学が5連覇を目指す大学というだけであれば、この連覇達成ならずという結果を惜しむ人の方が多く、その結果を喜ぶ人はむしろ批判を浴びるかもしれませんが、青山学院大学の場合は優勝出来なかったことを喜ばれることに納得してしまう人も多いということも考えられるように感じてしまいます。
その原因は、原監督のメディアへの露出頻度の高さです。

青山学院大学の突然の快進撃に注目が集まった数年前、多くのメディアが目をつけたのは、選手たちではなく原監督でした。
異例の経歴を持っているということや、原監督のキャラクターがそうさせたのだと思います。
それがプラスに捉えられることもある反面、やはりどうしても批判的に捉えられてしまう場合も当然あります。
それこそが「世間の声」のこわさなのです。

私も一人の人間です。
汚い部分や、心が狭いと自分でも感じることは多々あります。
それでも、自分の感情はきちんとコントロール出来るようにしたいと思っています。

青山学院大学の学生たちはきっと、一年に一度の舞台にすべてをかけて準備をし、そして本番を迎えているはずです。
そんな思いを知らずして、あれこれ言うような人間にはなりたくない。
改めて、自分自身を省みようと思うのです。

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