『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館』観た?まだ?じゃあ観なきゃ
昨日の『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館』観た?
もう観た?今日のチケットも買うか迷うよね。
まだ観てない?じゃあ観なきゃだね。下のリンクから買えるから。
というわけで、昨日行われた『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館 Day1』の話をしたいと思います。
なるべく内容には触れないように感想を書きたいと思ってますが、
結論は「とにかく面白いから見て」なので、気になる方は先にチケットを買って見てください。絶対満足します。
といっても内容に触れることなく感想を書くのは難しいし、かといって触れなきゃオススメしにくいのももちろんなので、特におすすめのポイントをピックアップする形で触れていこうと思います。
オススメポイント①
3時間半ある『エンターテインメントショー』
まず最初にビビったことなんですが、終わってみると3時間半ありました。
じゃあ3時間半も何をやってたんだ?という点なんですが、
これは『エンターテイメントショー』以外では形容できません。
公演前は「Creepy Nutsが東京03と混じってコントやるんだ。ゲストも豪華だし楽しみ~~」という期待をしてました。
ただこれが蓋を開けると、コントでも音楽ライブでも演劇でもあり、ただそのどれにも括り切れないショー。
「何が凄かった?」と言われると「全部凄かった」としか返せないほど、
エンターテイメントとして完成された公演でした。
括れないほど幅広いジャンルの演者が集まって、括り切れない思いをテーマに、括らせない面白さを見せつける最高のエンターテイメントショーです。
観てくだい。
オススメポイント②
訳が分からないほど面白いコントの吉住
佐久間宣行のオールナイトニッポン0を聴いている人にとっては、
「そんなにハードル上げちゃって大丈夫?」というほど稽古から絶賛されていた吉住。
期待値を余裕で超えるくらい面白かったです。
演じている役にはどれも人間臭いイヤな部分があるのですが、
その表層がオモシロで完璧にコーティングされており、
『人間臭い部分が漏れだす、見ていて愉快になれるイヤーな奴』という絶妙な塩梅がずっと成立しています。
物語の筋としてはヘイトを貯めるだけとなっても不思議でない役が、
突き抜けた面白さと演技力で、観客としては「受け入れざるを得なくなる」という現象。あの吉住は、語りつくせない面白さを持っていました。
オススメポイント③
かっこよるぎるR指定
コントでは「薄っぺらいことしか言わない関西弁の兄ちゃん」から「ラップで変なキャラ付けをしてる怪しいタレント」までこなし、
音楽では「オープニングでジャズ隊を操るスキャット」から「武道館で持ち曲をかます日本一のラッパー」まで魅せつける無双っぷりが味わえます。
と、序盤だけでもひたすらかっこいいのですが、終盤で数段爆ハネします。
演劇コントにラップを混ぜるという演出自体凄いのですが、
演じているR指定のラップが凄すぎて「奇妙で面白くて共感して感動する」という奇跡体験になってます。
コントで爆笑を生んでからライブパフォーマンスで全員に実力を見せつけ、果てはあんなとんでもクオリティであんなことをされると「かっこよすぎる」しか言えることがありません。
オススメポイント④
Creepy Nuts, 佐久間宣行, オードリーのANN(0)リスナー
にはたまらない脚本
主催にニッポン放送が噛んでることや出演者からも察せられるんですが、
台本や演者のアドリブの至る所で、ANN愛が感じられます。
特にこの春でANNを卒業するCreepy Nutsへの手向けのような場面もあり、
所々コントとリアルがぼんやりと重なる部分にはANNリスナーとしてグッとくるものがありました。
「下手したら演出の一部として次の月曜一部発表するんじゃ?」と思うほど
ANNを思わせる演出やアドリブには色んな意味で驚きましたが、
(特によくあの卒業発表からの短時間でここまで絡められるなと)
リスナーとしても非常に幸せな時間でした。
オススメポイント⑤
最後の最後で全部かっさらうオードリー若林
初日公演を見た人の大半の感想はここじゃないでしょうか。
前述のように「面白すぎる吉住」「かっこよすぎるR指定」「愛を感じて心動かされる脚本」と至るところで印象深い公演でしたが、
終わってみると「オードリー若林が凄すぎる」「明日の春日大丈夫?」で頭がいっぱいでした。
約3時間で様々なエンターテイメントを浴びて、いろいろ感じ考える瞬間もあり、「最高のショーだな」と思っている最中で好き放題してすべてをかっさらう若林。本当に最高のショーでした。
本当はまだまだ語りたい事があります。
いうまでもなく東京03のコントは素晴らしいし、DJ松永のプレイは何度見てもワクワクするし、ゲストのあやねる(佐倉綾音)は「もうちょっと仕事選んだほうがいいよ?」と思わせるほどとんでもない役回りをしながら、ものすごい演技を魅せてくれます。
公演全体を通しても、コントライブでたまにある「所々コント同士がリンクしていて、気づいた瞬間にカタルシスを感じる」を飛び越えて、「最初の何気ないオチすらも全部回収されていき、後から思うととんでもなく太っとい芯が一本突き刺さっていた」という震えあがる脚本になってます。
唯々痺れる『東京 03 FROLIC A HOLIC feat. Creepy Nuts in 日本武道館』。
出演者が好きな人はもちろん、コント好き、ラジオ好き、演劇好き、エンタメ好きととにかくみんなに見て欲しい面白さでした。
二日目公演(千穐楽)は今日6日の16時から。
配信は今月3月の26日までとたっぷりあるので、是非見てください。