ハンドレリーグVol.3
お疲れ様です、麻将連合ツアー選手兼Team MJ lovers の小林エルトです、今回はハンドレッドリーグ三日目5回戦・6回戦の模様をTeam MJ loversの視点を中心にお届けします。
まずは2節までの成績をどうぞ
3日目1回戦
起家 Blesing of Heave【▲86.9・ジャンポケ選手】
南家 たちこまーず【158.0・きさささ選手】
西家 Team MJ lovers【▲77.6・まつりん選手】
北家 Breve Revengers【29.2・爛選手】
3位のミラデミア魂チームが抜け番、第1節抜け番で第2節に、デカトップ2発で首位に躍り出たたちこまーず、第1節に首位だったBreve Revengersらプラス陣VS ラスなしだがプラスもなくじっとチャンスを待っているTeam MJ lovers・第1節に痛恨の連続ラスを食らったBlesing of Heaveらマイナス陣の戦い、まだまだリーグ戦序盤といえど、現状のプラスの数字はプレーヤーにすこしの余裕と戦略の幅を与えてくれる。
逆に負債の数字はプレーヤーに若干の焦りと、奮起を促してくれる。余裕と焦りは諸刃の剣、余裕は隙と怠惰を、焦りは勇気と結束を与えてくれる、現況をプラスに変えるチームはいずこか…?
開局はチームの勢いそのままに首位のたちこまーずのきさささが2000/4000のツモあがり、意気揚々と迎えた親番。
一方これまで3233とラスなしだがプラスが1回もなく今回こそ初トップをと監督のゆぅちゃんが起用したのは前期も苦しい場面でムードを明るくしてくれたまつりん選手、当然マンツモに怯むはずもなく見据えるのはプラスを持ち帰ることのみ。
配牌時点では勢いに乗っているたちこまーずのきさささが赤赤ドラの3シャンテン、ネックもあるが仕上がれば高い楽しみな配牌だ。
対する南家まつりんも平均的なメンタンピン。
西家、爛は仕上がれば567の三色で高打点を見込める。
北家ジャンポケは役牌の🀄がトイツでドラの🀞1枚と親落としには十分な材料だ。
さて、あがりを勝ち取るのは誰だろうか?
1巡目🀋ツモ打🀅、シンプルに字牌を打ち出していく~。
2巡目、ツモ🀈、打🀡タンピンドラ1を目指していく。
3巡目、ツモ🀚、打🀙。
4巡目、ツモ🀅、打🀀、「た、ただいま。。。」「お帰りリュウファ」。役立たずだが手拍子でツモ切りではなく、爛の切った🀀を合わせていく。
5巡目、ツモ🀘、打🀅、字牌を抱えずに強気に愚形残りながらも目一杯に構える。
6巡目、🀓ツモ切り、愚形を先にほぐすために抱える手もあるが、雀頭は🀒に決めたようだ。
7巡目、ツモ🀌、打🀉、マンズの3面待ちが爆誕。
同巡、親のきさきさが切った🀄に北家のジャンポケが反応、
🀛🀜🀞🀟🀓🀔🀕🀖🀘🀘 ポン🀄🀄🀄
の1シャンテンに親の現物は🀘があるのでリーチにも対応できる。
8巡目、ツモ🀝打🀘。河には🀗が2枚、🀛が1枚。枚数どおり🀗受けを嫌う。
9巡目、ツモ🀁打🀖、カンチャン落としを続行字牌の🀁をキープ。
10巡目、🀈ツモ切り。
11巡目、🀕ツモ切り、どこからか「ロン」の声が木霊する、なんと親のきさささ選手が2巡前にひっそりとテンパイ。打点も役も充分ということでダマテンに構えていた、さぁ反撃をと意気込んでいたまつりんにとっては痛すぎる放銃となった。
東2局にたちこまーずのきさささ選手に12000点を振り込んでしまったTeam Mj loversのまつりん選手、ここまでは3者の猛攻になすすべなくじりじりと点棒を減らされていく我慢に我慢を重ねたこの最後の親番にすべてを懸ける。
4者の配牌は上の画像を参照してください。
配牌は横一線、役牌のトイツを持っているのが現状3位でトータル最下位のBlesing of Heaveのジャンポケ選手なのが救い。
🀀🀆を重ねて、ホンイツやトイトイなどでまずは3位浮上を目指したい。
南3局、ドラ🀡 親まつりん
1巡目、🀡ツモ、打🀐。老頭牌のドラ🀡がトイツになり40符がほぼ確定した、同じ3翻でも30符5800と40符7700ではわりと違う。
2巡目、ツモ🀅、打🀀、同じ1翻なので1枚切れの🀀を合わせていく。
3巡目、ツモ🀉、打🀅。
4巡目、ツモ🀒、打🀆、役牌の重なりを見切り数牌を残す決断をした。打点の欲しいジャンポケは🀆をスルーして七対子の1シャンテン。
5巡目、ツモ🀓、打🀒。残した🀒に🀓がくっついて両面二つとシャンポン二つの2シャンテン。
同巡、上家のきさささからこれ以上ないタイミングで🀄が出てくる、当然ポンして打🀜、40符以上確定の両面2つの1シャンテン。
7巡目、🀙ツモ、🀟切り、丁寧に危険な🀟と入れ替える。
同巡に対面のジャンポケが七対子の🀅単騎で立直!!。
そのリーチに対応して上家のきさささがジャンポケの現物の🀔を切る。
まつりんがそれをチーして🀋🀎待ちの🀄ドラドラの7700をテンパイ、急速に場が動き始めた。
テンパイ後すぐに🀋をツモって、🀅ドラドラの40符3翻の2600オール。「みなさんあきらめるのはまだ早いですよ^^」Team Mj loversのムードメーカーは明るく、そして力強く【反撃開始】を告げる。
以後、言葉とは裏腹に最後まで3位争いにはなってしまったまつりんだが常に明るく前を向いて言葉通り価値ある3位を持ち帰った。
3日目1回戦リザルト
1. Breve Revengers 爛選手 70.9p
2. たちこまーず きさささ選手 2.7p
3. Team MJ lovers まつりん選手 ▲23.5p
4. Blesing of Heave ジャンポケ選手 ▲50.1p
トップ争いはBreve Revengers、3位争いはTeam MJ loversに軍配。依然として混戦模様。
3日目2回戦
起家 Breve Revengers【りゅー選手】
南家 Blesing of Heave【にゃん選手】
西家 Team MJ lovers【μエルト選手】
北家 たちこまーず【シクラメン富男選手】
2回戦からは、麻将連合のμエルトが登場、じり貧のチームの救世主となれるのか?
東1局は親のBreve Revengers、りゅーがリーチピンフツモドラ1の2600オールをあがり、1本場はBlesing of Heave、にゃんがリーチ、ピンフ、ドラ裏の8000=8300をμエルトから出あがり。
いきなり、ピンチのμエルト、凌げるのか?
東2局、親にゃん、ドラ🀂
配牌は打点こそ見えないがそこそこの2シャンテン上手くピンフに仕上がれば、御の字といったところか。
1巡目、ツモ🀁打🀃、ツモ切りでもいいが親の安牌ということで一応。
2巡目、ツモ🀈打🀁、🀈が重なって1シャンテン、🀖から入れば即リーチもあるか?
3巡目、ツモ🀌、打🀘。マンズの一盃口をちらりと見ていくー。
4巡目、ツモ🀈、打🀌。効率的には🀕🀗だが、リーチのみが濃厚になるのと、赤🀔、🀗の重なりを見た。
5巡目、ツモ🀛、打🀗。テンパイだが、役無しで愚形なのでテンパイ取らず、ソウズ落としがセオリーだが、ピンフの変化や両面変化、赤🀔ツモ、🀞ツモのタンヤオ、🀉引いてのフリテン5面待ち立直を目指していく。
6巡目、ツモ🀞、打🀡、待望の🀞を引いてタンヤオに振り替わる。次に両面以上でテンパイしたらリーチするつもり。
7巡目、ツモ🀛、打🀕でリーチ。ソウズから外していればタンヤオ確定の🀉🀌との2択から選択となるが今回は選択肢もなく🀙🀚🀜待ちでリーチ。
リーチの時点で山には🀙🀜が1枚づつ、🀚が2枚の4枚。想定よりもだいぶ薄かった。
8.9巡目とツモ切り、10巡目に🀉を引いてきてあがり逃し、親のにゃんは1シャンテンで粘っている。
12巡目、1シャンテンをキープしていた親のにゃんは無筋の🀝を持ってきてギブアップ、ここで一人旅となった。
14巡目、2シャンテンの親のにゃんがハイテイずらしを兼ねて🀑をチー、1シャンテンに復帰する。リスクを最小限にして親の連荘を目指している。
16巡目、ツモ🀚、ド高めの🀚をツモってテンパネの1300・2600損失を一部取り返した。
「さぁ反撃開始や」
その後、その言葉通り自身で持ってきた親番で、1500、一人テンパイ、4200オール、12900出あがり、二人テンパイ、と大連荘、1時期は51800点まで吹き上げた。最後はにゃん選手が1300・2600の5本場をツモって連荘は終了。
しかし、南2局、南3局でにゃん選手が盛り返して、最終的には3位と僅差の2位で終局、素点も削られてしまった。
3日目2回戦リザルト
1. Blesing of Heave にゃん選手 71.3p
2. Team MJ lovers μエルト選手 13.6p
3. Breve Revengers りゅー選手 ▲13.3p
4. たちこまーず シクラメン富男選手 ▲71.6p
序盤の失点で奮起してトップに躍り出ていたμエルトだが南場に入って失速、最後は辛くも僅差で2位に滑り込んだ。
トータルトップのたちこまーずが2・4と失速、Team Mj loversがチャラ、トータル2位のBreve Revengers・5位のBlesing of Heaveが1勝ずつを分け合ってスコアを伸ばした。
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