愛を受け取ったのでプレイリストをつくる
【概要】
好きな歌詞とともに曲が並べられているだけ。
名前だけ知っているアーティストや数曲だけ聴いたことのあるアーティスト、または一部のアルバムは聴いたことがあるけれど聴いたことのないアルバムが多数あるアーティストの数が日々積み重なる様は、さながら積読のよう。気になっているが結局聴かずにいるままの曲を残して一生が終わるらしい。時間を賭すに値することがこの世界には多すぎるなどと嘯きながらなにもしていない己の怠惰さを仮に無視できたとしても、きっとそうなのだと思う。
ところで、自分でつくったプレイリストには愛着が湧く。また、日々聴きこんだり印象的な出来事と結ばれたりして愛着が増したことによって好きになった曲・アルバム・アーティストは結構ある/いる。なので、もともと好きな曲に混ぜて、聴いてこなかったアーティストやアルバムの曲をいくらか加えると、好きな曲や耳になじむ曲が少しずつ増えて、楽しいとか嬉しいとかよかったなあとかなる。
体感では、3~5曲くらい好きになると、そのアーティストを好きになる足場が組める。
楽しんで遊んでいるだけで幸運にも結果としていいことも訪れるので、今日もプレイリストをつくるか~。
などと言っているが、居心地のいいライブで愛を受け取ったので、愛を束ねたくなった。だけ。
今日もきっと何かを受け取り損ねてしまったけれど、そのことに謝りたくなったり許されたくなったりすることもあるけれど、まるで目の前でおくりものを落としてしまった気分になるけれど、まるで庭を踏み荒らしてしまった気分になるけれど――けれども。
まわれ、「 」。
1. 「アンノウン・マザーグース」 wowaka
どうやって この世界を愛せるかな
いつだって 転がり続けるんだろう
ねえ、いっそ 誰も気附かないその想い
この唄で明かしてみようと思うんだよ
2. 「アングレイデイズ」 ツミキ
私は掛替の有る者か?
ならば種も仕掛も無い愛を今此処で謳おうか
三分間の此の雑音を!
3. 「セイレンケッパク」 アザミ
僕らの夜は無理に愛し合わなくても構わないさ
多分きっとそれよりも呆れた顔した普通を殴って
退屈の檻から出られないようにして
この空をもっときれいにしてしまうのがいい
4. 「plastic city」 カフカ
「嫌だって 嫌だって 本当は泣きたいんだよ
最低な今日だって 大切に思っていたいから
生きたいよ 生きたいよ 汚れきったその世界で
でも何で ねえ何で 君に触りたくないよ」
5. 「ばらの花」 くるり
ジンジャーエール買って飲んだ
こんな味だったっけな
ジンジャーエール買って飲んだ
こんな味だったっけな
6. 「桜の季節」 フジファブリック
oh ならば愛をこめて
so 手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ
僕は読み返しては 感動している!
7. 「火の鳥」 メレンゲ
優しくなれるかい
人は変われるっていうよ?
同じように僕も 他人事じゃなくて
他人事じゃなくて
ツンドラのもっと向こう
8. 「トワイライト」 tacica
(歌の一部が↑の一曲目で聴ける。サブスクでも聴ける。そういう日もある。)
何様に憧れたってさ
永遠は何処にもないみたい
太陽が燃え上がる頃
さあ 始めようか 第2ラウンド
9. 「ダンス、ダンス、ダンス」 People In The Box
愛がすべてというなら
汚れひとつ許せないね
土足厳禁の庭で息をとめるのかい?
10. 「Last Love Letter」 チャットモンチー
わたしの届かぬあなたへ
愛のある日々を
栄光の結末を
どうか
あなたに あなたに
11. 「サタデーナイト」 ねごと
図々しいラブソングだって
わかってる それでもね
どんな夜を超えてもいいや
生き残りたい
12. 「8823」 スピッツ
(公式の音源がYouTubeに無さそうなので動画へのリンクはない。サブスクにはある。そういう日もある。)
誰よりも速く駆け抜け
Loveと絶望の果てに届け
13. 「風にとどけ」 リーガルリリー
向かい風の中で、心はどっかいったんだ。
あなたのためいきに、気付かぬうちに。
14. 「マヨイガ」 羊文学
おかえり ずっと待っていたよ
もう大丈夫だから
おやすみ 君の明日はどうしたってやってくる
15. 「新世紀のラブソング」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
確かな言葉が見当たらない
言い当てる言葉も見当たらない
それでも僕らは愛と呼んで
不確かな想いを愛と呼んだ
本当のことは誰も知らない
あなたのすべてを僕は知らない
それでも僕らは愛と呼んで
不確かな想いを愛と呼んだんだ