手術始まる
今日の旦那の手術は午後からと言うことで、10時に病院へ行った。
旦那は絶飲食と昨日からの下剤でちょっと疲れてたのかボーッとしながら寝転がっていた。
「今日の点滴は痛くないよ。点滴してるからかお腹も空かない」と言っていた。
暫くすると、研修の学生さんが来て腹式呼吸の練習をした。術後は肺機能が低下してるので合併症を予防する為にも腹式で呼吸をするようにした方が良いらしい。
呼吸訓練を終え、特に何もする事がなくなり、病室で2人でぼーっとしてたのだが、旦那は眠り始めた。私も何もする事がないので、本を読んでると、看護師さんが来て、術後に移るHCUの方にコップや下着など必要な物を持って行く為に取りにこられた。
看護師さんが去り、また何もする事がなくなった。
暫くすると、カーテン越しに男性が名前を呼ぶので、何かと思ったら隣のベットのおじさんが旦那に「痛い時は言わんといかんぞ〜」と突然言ってきた。そして「寝れんかったろう!寝れん時は薬もらったらよう寝れるぞ!」と。入院生活2ヶ月、3年前からこの病院に入退院されてる先輩として、快適に入院生活が送れるように教えてくれてたみたいだ。
そのおじさんは直腸癌で手術し、人工肛門をつけてるらしく「ここが」と何度も左腹部を指しながら話をされていた。片手にDSを持っていたのが印象的だった。2ヶ月も入院してるとゲームでもないと暇を潰せないのかも。
手術室へ
13時少し前、旦那はムクっと起きてトイレに行った。雑飲食でも点滴をしてるので尿が出るのだろう。
旦那がトイレに行った直後、「手術室へ行きますよ」と看護師さんが来た
旦那がトイレから帰ってくるのを待ち、3人で手術室まで歩いて行った。
旦那は緊張してるのか無言で無表情。点滴を持ち力なく歩いている感じだった。
手術室の前で、看護師さんから「ご家族の方はこちらでお待ち下さい」と手術室近くにある待合用のソファを案内された。
いよいよ始まるんだ…と思うと何だか胸がキュンと苦しくなった。病気を治すためとは言え、旦那がお腹を切る事を考えると心苦しい。私の手術の時は旦那にこんな思いをさせてたんだなぁと今更ながら気付いた。ごめんね。
手術室の看護師さんにバトンタッチして戻ってきた看護師さんに、術後の病室へ連れて行かれその病室の看護師さんから説明を聞いた。
その後、デイルームで待つように言われ、コンビニで遅い昼食を買ってきて食べ、ずっとデイルームで待っている。
手術終了の17時。そろそろかな。