【Kビザ】結婚後はじめてのクリスマス【想定外の結末】
2022年10月にK1ビザで渡米、結婚し3ヶ月目となりました。
現在、SSN無し、車免許なし、仕事なし、友達(知り合い)は彼の友人か近所の人のみの状態です。
こんな状態のまま、アメリカでクリスマスを迎えました。
アメリカでのクリスマスといえば
結婚して初めてのクリスマスを迎えるということで、11月の後半頃からクリスマスギフト選びや、クリスマスギフトのラッピング、クリスマスカード作り、クリスマスものの映画を観るなど、クリスマスに向けてウキウキしながら準備を進めていました。
アメリカでのクリスマスといえば、下記のようなイメージがあったので、いろんな人と楽しんだり、クリスマスギフト交換をしたり、美味しいものを食べることができるのかな?と淡い期待を持っていました。
まずは、アメリカに住みはじめて、初めてのクリスマス。私の荷物を全てこの家に持ち込み、どっしりと腰をおろしてさあ定住しようという環境が3年越しに揃った年です。
日本では、ほとんど実家住みで、実家のクリスマスの飾り付けは母がひとりで行っていたので私はクリスマスの飾り付けをいちから考えて、実際にデコレーションを購入し、飾ったことはありません。
何から始めればよいかわからないんですよね。
また、ビザの関係で現在私は無職。貯金を切り崩して生活をしているので、そんなに贅沢もできません。
そもそもクリスマスの飾りに必要なものは何なのか?というところを考えなければいけません。
クリスマスに必要なもの25選
クリスマスの飾り付けがないところから、どのようにスタートすれば良いのか、という場合はGoogle先生に頼ります。
ざっと25種類あります。
価格はなるべく安いものを選んだ際の価格です。
クリスマスツリー 約250ドル
ツリースカート 約30ドル
オーナメント 約30ドル
ツリートッパー 約50ドル
リース 約50ドル
ストッキング(暖炉に飾るような靴下)3つ 約70ドル
サンタクロースの置物等 約40ドル
鹿の置物等 約40ドル
ミニツリー 約30ドル
Nativity Scene ( キリスト降誕のシーン ) 約30ドル
ガーランド 約50ドル
Putz Houses (複数の家の置物) 約30ドル
ポインセチア 約25ドル
キャンドル 約20ドル
自然植物 ( エバーグリーン、クランベリー、松ぼっくり等 ) 約10ドル
Nutcracker (兵隊のくるみ割り人形 ) 約80ドル
Advent Calendar アドバントカレンダー 約30ドル
クリスマス柄のリネン等 約50ドル
クリスマスの食器 約50ドル
赤いリボンの装飾 約10ドル
ヤドリギ 約3ドル
Tinsel (クリスマスツリーに引っ掛けるキラキラした装飾) 約5ドル
フェイクスノウ 約2ドル
クリスマスセンターピース (蝋燭の足元に置く小さいリース)2つ 約100ドル
クリスマスライト 約30ドル
合計ドル 約1,115ドル
合計えん 約15万円
安いものを選択して、25種類のクリスマスデコレーションを購入するのもだいたい15万円くらいするのと、クリスマスギフトにもお金がかかります。
現在、子どももおらず、学校の同級生や友人へのギフトはないためかなり軽いですが、安くはありません。
クリスマスで最低20万円以上かかるということです。
しかし、ラッキーなことに、近隣のおばあちゃんから大量のクリスマスグッズを譲ってもらいました。
リース3つ、大きい飾り付けが付いているリース2つ、センターピース3つ、ライトたくさん、小物装飾たくさん、をいただきました。
もうこれで十分では….? 今年、私は収入がないのであまりお金も使いたくない。ということでクリスマスツリーは購入せずでした。
クリスマス後のクリアランスセールでツリーを購入しようということと、クリスマスツリーの大きさで彼と見解が合わなかったので購入を見送りました。
おかげで、何となくクリスマスの装飾ができて、クリスマスギフトも購入しクリスマス包装をし、もらったライトをつけたらそれっぽくなったので、「まあ今年はこれでいいか」という感じでした。
クリスマスイブイブ ( 12月23日)
クリスマスイヴイヴから1週間程度彼の仕事がお休みです。
今日は朝から特に何もせず、クリスマスの予定も特に共有されずクリスマスを迎える状況でした。
特に予定もないので2階でオンライン英会話をしていたのですが、いきなり
「家族とクリスマスギフト開けるよ」と言われ、「いやいや30分は無理だよ」としかいえませんでした。
私以外のみんなは、その時間からクリスマスギフトを開けることを予定していて、私だけ知らなかったというのも「はあ?」という感じですよね。
しかも、いまいち彼が何を購入したのかもわからないし、私は全員にクリスマスギフトを購入していません。
気まずすぎる。
もう、クリスマスギフト開けてリアクションをするのも疲れるし、あちらも私に何をあげていいかもわからないだろうし、もう面倒くさい、私抜きで終わらせてくれ、という感じでしばらく下に降りませんでした。
が、また彼がきて「早く」というので仕方なく1階におり、クリスマスギフトをあけて、を終わらせました。
この時点ですでにもう疲れていました。
また、23日の夜は彼の仕事仲間とマリオカートをしに彼の友人宅へ行くということなので、私は家に滞在することになりました。
友人の彼女(既知)もいるということでしたが、なんだか疲れてしまって、よくわからない会話によくわからない英語で話されている中に入るのを想像するだけでも疲れてしまい、「君もきなよ」と言われましたは断りました。
クリスマスって、家族で食事を楽しんだり、お互いの存在に感謝するものですよね?
彼のお休みなので別に私が気にする必要もなく、楽しんでもらいたいのですが、吹雪の中30分ほどかけて友人宅に行き、「今日は帰らないかもわからない」と言われ誰ともすごさずひとりで飼い犬と過ごすのは面白いものではなかったです。
そのように意固地になっても仕方がないので、溜まっていたNetflix, Emily in Paris Season3を見たりして過ごしました。
クリスマスイブ (12月24日)
とうとう、クリスマスイヴです。
日本であれば、どこかに美味しいものを食べに行こう、とかKFCを買って帰ろう、ケーキを買って帰ろう、などといえますが、アメリカではクリスマス付近はベーカリーやスーパーなどが休日営業であったり、お休みだったりします。
そのため、通常の家族はクリスマスディナーを仕込み、何日間は食事を作らなくてもいいようにします。
クリスマスイブ、朝起きると、彼はさっそくリビングルームでゲームを開始しました。
….はあ?
というため息。
彼は、元同居人の仲良しカップルや友人とオンラインでゲームをするのが好きなんですね。ちなみに私はゲームが嫌いです。
クリスマスイブの午前中、彼はずっとゲームをしていましたよ。
呆れてしまいました。
また、オンラインでゲームをやっている友人も友人で、彼は既婚で私がいるのにそのような事情をまったく考えることができない人たちなんですよね、なので自分達がひまだとすぐにゲームに誘います。
彼らのほとんどが未婚。まだ学生の感覚で過ごしているのでしょうね。
すでにクリスマスイヴからイライラしていました。
一生懸命飾りづけたクリスマスデコレーションが虚しく飾られており、私は何のために一生懸命デコレーションをしたり、クリスマスカードを出したりしたんだろう、という虚無感がすごかったですね。
そしてその後、「30分後に友人カップルが来るからギフト交換しよう」ということになります。
アメリカ人、特に彼らのように学生気分の人たちは、家にいきなり来るんですよ。これから行く、とか今日空いてる?とか、日本で普通に育ってきた私にとっては、信じられないことをするんですよね。
その時点で、「はあ・・・・」という感じでした。
今までゲームを夢中でしていた彼は、友人カップルが来るとなるとソワソワしはじめ嬉しそうです。
そして友人カップルが家に着くと話し出します。
先ほどまで無言でゲームをして、私のことは見えていないようでしたが、友人カップルがいると嬉しそうに話していました。
「はあ・・・?」
そして、ギフト交換をして談笑した後、友人カップルが帰宅しました。
なんと、Youtubeをつけてまた黙り込んでしまったんですよね。
「はあ・・・?私と話す気がないのかな?」とプチンと頭の中で切れてしまいました。
私も無言で寝室に行き、彼のことは放置。特に用事もないなら別にいいわ、という感じです。
いちおう、心配して様子を見にきたので先ほどのプチンときてしまったことを伝えましたが、理解し切れていないようでしたね。
一緒にNetflixを観ましたが終始無視していました。
一緒に楽しむ雰囲気も消えてしまったし、クリスマスイヴにとられた態度が衝撃的すぎて何もいえませんでした。
夜は残りのローストビーフを食べました。クリスマスイヴに残り物… 私は何も作る気も起きず、もうどうでもいいわ、という感じで嫌な気分での食事でした
クリスマス当日 ( 12月25日 )
なんとなく、嫌な気分で朝を迎えました。
もちろん彼は下でゲームをしていました。
「もういいや」という感じですよね。
夕方から近所の仲よくしている友人がいるのですが、友人が集まりパーティーをするということで、彼はウキウキしているのが一目瞭然でした。
「てことは、料理とか何もしなくてもいいってこと…?」というよくわからない状況で、私はすでに行く気は失せていました。
彼はその友人らが好きで、感謝祭は私を置いて先に彼らの家に行っていたほどです。
私より大切なんですねえ?はあ・・・・という感じです。
そういうこともあってもううんざりしていました。
特別な行事があるごとにイライラするのも嫌ですし、私はどうでもいいんだよね?じゃあ友人と楽しんで来ればいいよね?どうせ何言っているか内輪ネタはわからないのだから、もう疲れているし、無理して会話をしたくない、という感じでした。
「本当に一緒に行かないの?一緒に行こうよ」と言っていましたが、もううんざりしていたので、「行かない」の一点張りで通し、彼はいじけてパーティーに行っていました。
友人 > 妻である私
なんですよね。
まだ既婚という概念、責任感という概念が弱いのだと思います。
友人がすることすべてについていくだけで、特に私たちふたりでクリスマスを楽しむ、ということはしませんでした。
その夜は、人生の中でいちばん最悪なクリスマスで、ひとりでスモークサーモンとツナマヨの手巻き寿司を食べて Netflixを観て過ごしました。
その夜は、彼と一緒の空間にいることさえも嫌になって、はじめてひとりで寝ました。
「私は透明人間なのか?」
「彼は私といるよりも友人といる方が楽しいのだろう」
「私はなぜここにいるのか?」
「私は誰のためにここにいるのか?」
とホームシックやいろいろな感情が絡んで涙が止まりませんでした。
クリスマスは、日本の友人と家族と過ごしていたのに、今年は誰ともすごさず、新婚で一緒に住んでいる旦那も友人宅てひとりで楽しみ、夫婦間で特に何もせず、クリスマスが終わります。
本当に、人生でいちばん、みじめでつまらないクリスマスでした。
理想と乖離しすぎていた
この記事の写真のように、温かくて楽しくて、その時間が終わってほしくないようなクリスマスを想像していた私でした。
しかし、結局はストレス・不安・みじめさを感じながらひとりで夜ご飯を食べて、ひとりでNetflixを観て過ごしたという最悪なクリスマスを過ごしたことによって完全に彼への信頼を失ってしまいました。
来年のクリスマスは、ここで過ごすのかもわかりません。
私は、日本の私の友人や家族と過ごすのがいちばんなのかもしれません。
あるいは、ひとりで素敵なレストランに入ってクリスマスディナーを食べたり、カフェに入ってクリスマス限定のフードやドリンクを食べに行ったり。
そのほうが私の性分にあっているのかもしれません。
今回の体験は、かなり強烈でした。
彼のこと、自分のこともだんだん理解してきたと思いますが、
こんなみじめなクリスマスを、二度と過ごしたくはないですね。
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