【2022年】グリーンカード(GC)取得Form I-485の項目ごとの記載方法 【14ステップ】
2022年8月にKビザを取得し、2022年10月からイリノイ州にて挙式、新しい生活が始まりました。
アメリカに越してきて15日ほどで挙式を上げるというかなりのスピード婚ですが、すべては「早く落ち着いて暮らしたい」という気持ちから、諸手続きを素早く進めていきたいという所存であります。
挙式日に証人の友人よりサインをもらったMarriage License を統括のカウンティクラークのオフィスに返送する段階まできています。
次に目指すのは、米国のグリーンカード取得です。
グリーンカードとは
グリーンカード(以下GC)を取得することによって、法的に米国に居住したり、働いたりすることができます。
私たちのようにK-1ビザで米国に入国し、90日以内に米国市民婚約者と結婚した後、外国人配偶者(私たち)は米国永住権を申請し、グリーンカードを取得するプロセスに入ることができます。
After being admitted to the United States as a K-1 nonimmigrant and marrying the U.S. citizen petitioner within 90 days, the alien spouse can then apply for lawful permanent resident status in the United States (get a Green Card).
This page provides specific information for aliens in the United States who want to apply for lawful permanent resident status based on their admission as a K-1 nonimmigrant and marriage within 90 days to their U.S. citizen petitioner. This is called “adjustment of status.” You should also read the Instructions for Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status (PDF, 1.05 MB) before you apply.
K-1非移民として米国に入国し、90日以内に米国市民請願者と結婚した後、外国人配偶者は米国永住権を申請できます(グリーンカードを取得します)。
このページは、K-1非移民として入国し、90日以内に米国市民請願者と結婚した外国人が、米国永住権を申請するための情報を提供するものです。これは "地位の調整 "と呼ばれています。また、申請前にI-485フォームの説明、永住権登録または地位調整申請(PDF, 1.05 MB)をお読みください。
引用:Green Card for Fiancé(e) of U.S. Citizen
KビザからGGへの資格変更の条件
以下の条件を満たしていることで、Kビザで米国に入国したことに基づいて、GCを取得することが可能になります。
1、I-485(永住権登録または資格変更のための申請書)を正しく提出していること。
2、I-485を提出した時点で、米国に滞在していること。
3、K-1非移民ビザで米国に入国し、入国審査を受けたこと。
4、K-1非移民として米国に入国してから90日以内に、あなたのために請願書I-129Fを提出した米国市民と善意の結婚をしたこと。
引用:Green Card for Fiancé(e) of U.S. Citizen
上記の記載内容から、KビザからGCへの切り替えには、I-485と呼ばれる書類を提出しなければいけないことがわかりました。
Kビザで入国してから90日以内に米国市民の婚約者と結婚した場合、私はアメリカ人の婚約者の「an immediate relative = 家族」となります。USCISのHPにて「米国市民のan immediate relativeに対する移民ビザは常に即時発給されます。」と記載されています。
Kビザは、GG申請時の手数料が高額です。合計で$1、225かかります。(2022年10月現在)金額に比例して、承認スピードも早いというところでしょうか。
I-485を申請する
I-485とは
I-485とは、米国にいる人が合法的な永住権を申請するために使用するものです。この説明書では、様式I-485をadjustment of statusまたはan adjustment applicationと呼ぶことがあります。
Form I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status, is used by a person in the United States to apply for lawful permanent resident status. Throughout these Instructions, we will sometimes refer to Form I-485 as an application for adjustment of status or as an adjustment application.
I-485(Application to Register Permanent Residence or Adjust Status)は、米国にいる人が合法的な永住権を申請するために使用するものです。この説明書では、様式I-485をadjustment of statusまたはan adjustment applicationと呼ぶことがあります。
引用:Green Card for Fiancé(e) of U.S. Citizen
もちろん、Kビザは米国市民 ( U.S. citizen petitioner ) である婚約者が、国外の婚約者を米国内に呼び寄せるためのビザですし、Kビザでの米国入国後は90日しか効力がなく、90日を過ぎてしまうとKビザで米国に滞在することは不可能となってしまいます。
そのためにも、挙式、Marriage License の提出、SSN取得、GC取得を素早くこなしていかなければいけません。
GG取得の11ステップ
それでは、GC取得のステップを確認していきたいと思います。
上記で触れたように、フォームI-485の提出が必要となります。
Kビザ(フィアンセビザ)の最初のステップ I-129Fを乗り越えてきた私たちであれば、いくらか簡単に感じるはずです....。
提出しなければいけないもの
提出しなければいけないものは11種類あります。
1、I-485、永住権登録または地位調整申請書 ( Application to Register Permanent Residence or Adjust Status )
2、あなたのために提出されたI-129Fの承認通知書、I-797のコピー
3、marriage certificate のコピー
4、パスポート用写真2枚
5、政府発行の身分証明書のコピー(写真付き)
6、出生証明書のコピー
7、非移民ビザが記載されたパスポートのページのコピー
8、入国スタンプまたは仮出国スタンプ(米国移民局発行)が押されたパスポートのページのコピー
9、フォームI-94、出入国記録、または旅行書類に押された米国税関国境警備局(CBP)の入国スタンプまたは仮出国スタンプのコピー(該当する場合)
10、I-864、INA213A条に基づく支援宣誓書、またはI-864EZ、同法213A条に基づく支援宣誓書
11、Form I-693, Medical Examination and Vaccination Record (このフォームはForm I-485と一緒に提出することもできますし、後で私たちが要求した時や面接時に直接提出することもできます。)
注:米国に入国する前に健康診断を受けた場合は、再度診断を受ける必要はありませんが、予防接種の要件を満たしていることを証明するものを提示する必要があります。詳細はI-693フォームの説明書に記載があります。
参照:Green Card for Fiancé(e) of U.S. Citizen
上記11種類の書類を提出し、USCISによってI-485の書類が承認された時点で、米国市民の婚約者 ( 夫 )との結婚期間が2年未満である場合、USCISからINA216に基づき2年間の条件付永住資格を付与されます。
提出先
I-129Fの時と同じように、どの種類を作ってどのように提出をするかがひとめでわかるように、私の場合はカバーレターを先に作成しました。
カバーレターを作成する際に参照させていただいたブログです。
I-485を提出先は、こちらから参照いただけます。
USCIS Lockbox Filing Locations Chart for Certain Family-Based Forms
I-485申請中の労働許可・国外移動
USCISのHPによると、I-485申請中の国外移動(この場合は米国から他国へ移動するということ)と労働許可についても記載がされています。
フォームI-485が保留中の場合でも、フォームI-765、Application for Employment Authorization. ( 雇用許可申請書 )を提出することにより、雇用許可を申請することができます。
また、フォームI-485の申請中に一時的に米国を離れる必要がある場合は、フォームI-131、Application for Travel Documentとinstructionsを参照します。
I-485の項目ごとの記入例【14ステップ】
I-485は 14のパートから成り立っています。
先に作成したI-129Fを参照できる箇所もありますので、ひとつひとつゆっくり進めていきましょう。
※ ビザ関連におけるすべての情報やフォームは、必ずUSCISや関連の公式HPにて確認し、ダウンロードをします。
I-485の書類の最新情報は下記URLより確認ができます。(2022年10月現在)
I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status
Part 1. Information About You (Person applying for lawful permanent residence)
パート1は、Kビザで入国をし、永住権を申請している私の情報を入力します。
こちらは、結婚後の名前を入力します。私の場合は、彼の姓を取るので Family Name は彼の苗字を入力しました。
Middle Name はないので、N/Aと記載しました。
Other Names You Have Used Since Birth はないので、N/Aとしました。
次のページには、8、9共にJAPANと入力しました。
10はN/A年、11は Gmail を遡って、件名「IOE9**** - I-134 Account Acceptance Notice」のメールに添付に記載されている「USCIS Online Account Number」を入力しました。
U.S Mailing Address は郵便物の受け取り先です。結婚後の名前を書き、米国内の自宅の住所を記載します。
14、は Yes にチェック(Yesにすることでこちらのフォームで申請した内容が反映されたソーシャルセキュリティカードが送られてくるそうです)
15、はまだSSN番号を持っていないのでいったん空欄にします。
16、17ともに Yes としました。
次は、旅券(パスポート)に関する項目です。
18、19は私のパスポート番号を入力し、20、はパスポートの有効期限を入力します。
21、はもちろん JAPAN 、22、はパスポートに貼り付けられたKビザの右下にあるRから始まる赤文字の数字を入力します。
23、は米国入国時に利用した空港の都市名を記入しました。(過去ブログを参照して、そのようにしました)私の場合は CHICAGO になります。
24、は入国した日付を記入します。(月/日/年)の順番になりますので気をつけてください。
次のページにいきます。
Kビザは25.a に当てはまるため、25.a にチェックを入れます。
26、は I94 - Official Website より自分の I-94 書類をダウンロードし、それを参照しながら記入していきます。
26、は「K1」と記入し、27、当てはまらないので N/Aとしました。
28、は I-94 を参照しながら入力していきます。
Part 2. Application Type or Filing Category
パート2は、私たちのビザカテゴリーについて記入していきます。
1.a. は上から3番目の「Person admitted to the United States as a fiancé(e) or child of a fiancé(e) of a U.S. citizen, Form I-129F (K-1/K-2 Nonimmigrant)」にチェックをします。
1.f. と 1.g. は続きの項目なので気にしなくてよいです。
2、に関しては No にチェックを入れました。
INA 245 とは、米国に適したビザがなく入国した人々向けのものですので、私たちには関係ないでしょう。
INA245(i)は、米国に無査証で入国し、資格外であり、非移民の資格に違反した場合でも、その外国人に資格変更の申請を許可します。ただし、グリーンカードを取得するためには、他の資格変更の要件を満たす必要があります。
引用:What is the new 245(i) Amendment?
以下は、私たち principal applicant = 申請者本人 が記入します。
3、は I-129Fを申請時に発行された WACから始まる番号をReceipt numberを記載しました。フォーム I-797 を参照します。
4、は I-797 のNotice Date を記載しました。
私は子どもはいないので、5、〜9、はN/Aとしました。
I-797
Part 3. Additional Information About You
パート3です。
1、は No にチェックを入れました。
過去5年に住んできた家の住所を記載していきます。
5、の Physical Address 1 (current address)のCurrent address は現在住んでいる米国内の住所を記入しました。
Physical Address 2 は出国時まで住んでいた実家の家の住所を記入しました。
私の場合、その前に他の場所にも住んでいたので、いちばん最後の Part 14 additional information 欄に、Physical Address 3として記入をしました。
こちらは、Physical Address 2 にすでに記載したのでN/Aとしました。
職歴の欄にうつります。
私の場合、I-129Fを申請後に正社員として4年働いていた会社を辞め、4月から6月までは派遣社員として、7月から9月までは業務委託をして働いていました。枠内に書ききれない場合は、Part 14. Additional Information に記載しました。
Part 4. Information About Your Parents (continued)
パート4は私の両親の情報を記載していきます。
I-129Fに記載した内容と同じですので、I-129Fを参照しながら記載すればすぐに終わります。
Part 5. Information About Your Marital History
パート5にうつります。
結婚歴についてですが、私は今回が初婚ですので、 Married にチェックをしました。実感が薄いですが渡米してすぐに挙式をしたので 「既婚」となります。
3、は 「1」となります。なぜなら、Kビザを使用して結婚しているからです。
「Information About Your Current Marriage」は、彼の情報になります。
こちらも I-129Fの情報を参照してすぐに埋めることができました。
こちらもI-129F に記載があります。
8、は I-129Fを参照して、9、は Marriage Licenseを参照しました。
10、は No にチェックを入れました。婚約者は米国市民であり、私だけがKビザからGCへの資格変更を申請しているので、すでに米国市民である彼は私と一緒に申請をする必要はありません。
以下は、離婚歴のある方向けです。私はないので、N/Aとしました。
こちらのパートも、全てN/Aとしました。
離婚歴がある、すでに子どもがいる方向けの項目となります。
Part 6. Information About Your Children
Part 6 と Part 8 は N/Aとしました。
Part 7. Biographic Information
パート7は、民族性、人種、容姿についての項目です。
1、は Not Hispanic or Latino
2、Asian
3、自分の身長をフィートに換算して記入
4、自分の体重をポンドに換算して記入
5、Black
6、Black
Part 8. General Eligibility and Inadmissibility Grounds
パート8は犯罪歴のある方向けのものです。
私はすべてをN/A または No. としました。
Part 9. Accommodations for Individuals With Disabilities and/or Impairments
パート9は身体的な障がいがある方向けの項目です。私は No としました。
Part 10. Applicant's Statement, Contact Information, Declaration, Certification, and Signature
こちらは、こちらのフォームの申請者の情報を記入します。
私は全て自分で記入しているので、私の名前、連絡先、直筆のサインを記入します。
1.a. にチェックをしました。
Part 11. Interpreter's Contact Information, Certification, and Signature
こちらも私の情報です。
1.a. 1.b. には 結婚後の苗字、自分の名前を入力し、2、はN/Aとしました。「Interpreter's Mailing Address」は私の米国内の住所を記入しました。
「Interpreter's Contact Information」の4、2は私の日本の電話番号を記入しました。渡米20日ほどになりますが、まだ米国の電話番号を持っていません。( Verizon に行った際にSIMカードの在庫がなかった )
「Interpreter's Certification」はN/Aとしました。なぜならパート10の1.b.にはチェックをつけず、1.a. の「私は英語を読み理解することができ、このアプリケーションのすべての質問と指示、およびすべての質問に対する私の答えを読み理解しました」にチェックをつけたからです。
Part 12. Contact Information, Declaration, and Signature of the Person Preparing this Application, if Other Than the Applicant
続く項目、 Applicant(申請者) も Interpreter (通訳者)も私なので、すべて私自身の情報を記載しました。
Part 13. Signature at Interview (記載しない)
注意書きに「NOTE: 面接時にUSCIS担当官から指示があるまで、パート13.は記入しないでください。」ときちんと記載があります。こちらは記載しません。
Part 14. Additional Information
パート14、最後のページです。
こちらは、フォーム上で枠に収まりきらなかった情報を記載します。私は3、と4、の2項目を使用する結果となりました。
お疲れさまでした。
これで Form I-485 のすべてを記載することができました。
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