#技術書典 7にサークル参加してきました
技術書典7 にサークル 東京ラビットハウス として参加してきました。ブースにお越しいただいた皆様ありがとうございます!!
新刊1: Effective React Hooks(第二版)116P A5判
これを新刊というべきかは悩ましいですが、技術書典では新刊なので新刊です。初版は技書博のときで本文やサンプルコードに不具合も多かったので、今回は完成版として紙の本を印刷したという側面が大きいです。
そこで「技書博版の本を持ってきた人には10割引します!」ということで、そのままお渡ししていました。(実際にそのサービスを使った人はmottox2さんだけでしたw)
追記: なのなのさんもでしたw
・ https://booth.pm/ja/items/1477000 (電子版)
頒布部数は実はまだ完全にはカウントしてないんですが、おそらく100ちょいくらい。持ち込み部数は内緒だよ!
とらのあなさんに委託している分をリプレースしておきたいのだけど、どうしたものか。
あと、もしかしたら技書博2合わせでさらなるアップデートしてるかもしれません。
新刊2: TypeScriptとクリーンアーキテクチャで最高の開発者体験(DX) 36P A5判
技術書典当日、早めに目が覚めたので5時間で完成させ、9時半頃に池袋西口キンコーズで50部刷った本で、13時30分頃に完売しています。
技書博2(2019/12/14)に向けて完成を目指しています。
・ TypeScript要素を増やす
・ React Hooksを使って、実際のウェブアプリ開発をクリーンアーキテクチャで行う
・ Node.jsで動くCLIツールをクリーンアーキテクチャで作る
・Node.jsで動くサーバーアプリをクリーンアーキテクチャで作る
・ 技術的負債の高まったコードサンプルをクリーンにする
などの内容を追加する予定です。
一応いま考えてることとしては、今月中は500円。10〜11月は700円で、12月以後は1000円(技書博の予定価格と同一)というような、「早い人割引」をしようかなーと思ってます。
紙の本を既に持ってる人はご連絡ください。電子版をお渡しします(随時アップデートできるようにします)。あと技書博2か、技術書典8?以後でも、紙の本を持ってきていただければ、割引します。
既刊1: Universal JavaScript FRAMEWORKS B5判 64P
技術書典5のときの本です。
・ https://tk-rabbit-house.booth.pm/items/1055285
この本も、今の知見でリライト&追記したいところではあります…。
サークルとしての全体の話(被チェック数の話)
技術書典では公式ウェブページにサークルチェックという機能があり、サークル主は被チェック数を確認できます。これにより印刷部数の判断などを行うのですが、過去の技術書典よりも被チェック数と実際の頒布数比率はかなり低めの数字になりました。
これは周りのサークルさんの話を伺っている限りだと、被チェック数と頒布数の比率は、低いものでは0.2とか0.5という話もあります。おそらく0.2〜0.8位の範囲が多かったのかな?という印象です。
ただ、被チェック数を大きく上回る実績を出したという事例もあるようで、かなり大きくブレる可能性があるのではないか?つまり単純に被チェック数を参考にして印刷部数を決めるのは、リスキーなのでは?とは思いました。
あくまで参考数値にとどめるのが安全でしょう。
公式さまが簡単後払いなどを元にしたデータ分析を行われるはずなのでそれを待ちたいところですが、安定するものではないと思われます。
今回は台風が発生して技術書典3(台風直撃)の悪夢再来か!?みたいな可能性もありましたし、被チェック数に対する売れ行きの変動要因は、技術書典公式さまの運営努力などによって軽減できることにも限界があるでしょう。
もちろんこれは当然の話で、オリンピックの影響はとても大きいですし、池袋サンシャイン開催に関しても不安要素はあります。また、日本全体の景気や、他のどうしようもない何かというのも、普通に発生しうるものです。
こういった当然のことを再認識することになりました。
当日の状況
明け方に目が覚めてしまったので、クリーンアーキテクチャ本を作成してそのままキンコーズになだれ込んで印刷するものの、「面付けって何?」とかド素人丸出しで悪戦苦闘しつつ製本してました。
キンコーズは時間の余裕のあるうちに、一通りの作業を数回くらいチャレンジした方がよさそうです。特にキンコーズ製本で作りたい場合はです。あとUSBメモリは必ず新品を何種類か用意しておいた方がよさそうです。必ずトラブルあると思った方がいいです。ファイル認識しないトラブルがめっちゃあります。特にMacの場合。
それもあって会場到着が割とギリギリめな10:30過ぎとなってました。というのも、10時時点でサークル入場が出来ないという割とヤバい話を聞いてて、まぁそういう状況なら、少しくらい遅れてもダイジョウブやな!という謎の判断をして、ギリギリまで印刷したりしてました。
2フロア開催という新しい挑戦のためか、諸々で混乱が見受けられました。多くの人が既に、2階と3階の導線の話や、「え?そもそも3階なんてあったの?」という話をしているため、僕の方からは省略気味でいきます。
3階に人が少ない(通路幅など余裕があるわりに二階の半分以下の人数しか滞留してない)状況でしたが、ぶっちゃけ技術書典5の「あ」よりはマシでした。あのときとは違って、普通に人が訪ねてきてコミュニケーションが取れるので!いやマジでね。
別途、技術書典にサークル参加するときの知見についての記事を詳しく書く予定ですが、僕の個人的な結論を先に書いてしまうと、紙の本を刷るリスク忌避で、先日の、技術書を印刷して、技術書典で頒布するときに部数を考慮するロジックのすべて(2019年9月20日バージョン)という記事にも書いたように、紙の部数を最小限に絞って、電子版をメインにするサークルさんが増えるという予測をしています。
つまり、技術書典は見本市でありコミュニケーションスペースであり、主戦場は電子版に移るのではないか?と考えています。詳しくは後日書きます。
ただしサークルによっては、技術書典が「新刊のみのイベントではなくなった」ことを前提として多めに刷るという考え方も継続可能です。
実のところ、サークル主として「完売」はうれしい反面、そのあと買いに来てくれた人に対しての申し訳なさというのが尋常ではないので、せっかく自ブースに来てくれた方が買えないという悲しみを背負わないようにしたい、というのはあります。
ただし、在庫を抱えるというのは、置き場所に困る、在庫は資産管理しなければいけないなどの問題があります。特に発行部数や品種が多いと在庫の箱がタワーを形成することもあります。それらのリスクを許容するということです。
湊川先生のこのツイートは本当に重みのある、誇り高いツイートなのです。
僕自身の部数判断については、次回以後も今より考察を深めて、慎重に部数判断をすることになるとは思っています。部数を絞ることもあれば、多めに刷る判断にいくときもあるでしょう。
当日は3階しかほとんど回れなかった
欲しい本や行ったブースも多かったんですが、当日行けた3階ですら見落としが残ってました…。特に、トミ爺さんのブースに行き忘れたのは不覚です。
一人サークルのワンオペ主の悲哀やねん…。途中KANEさんがヘルプに来てくれたおかげで買い出しに行けました。めっちゃありがとうKANEさん!!!
2階は行く時間が無かったので、AIMSさんのブースにだけ伺ったり、とらのあなさんのエンジニアが見るべき映画に投票(僕はパトレイバーに一票を投じました)したりしてました。
15時頃に2階に降りてすごくびっくりしましたね。3階よりもめっちゃ人が多いやん!
2階と3階では別イベント感が強かったですね。
コミュニケーションが取れたのが良かった!!
結果論ですが、過去の技術書典よりも、他の人とのコミュニケーションが取りやすくて、それはすごく良かったです。
撤収に苦労した
過去の技術書典よりもサークル倍増しているため、搬出エレベーターがボトルネックになっていてヤバかったですね。1.5倍くらいは時間がかかりました。
とらのあなダイレクト入庫のようなサービスを受けたりするサークルさんも増えていたと思います。(僕はたぶん人が増えすぎて撤収に時間が掛かりすぎるなと判断して、ダイレクト入庫には行きませんでした。行けませんでした。)
今回素晴らしいなと思ったのは、有料だけど燃えるゴミの回収サービスがあったことです。イベントによってはゴミ回収やっているところもありますが、それなりに大変な問題ではあります。
非公式アフター
ありがたいことに今回で5回目を開催出来た 非公式アフター も盛況でした。
※「非公式アフター」の名前の通り、技術書典公式運営さまの関与しない、非公式なアフターパーティーです。
毎回好評なLTタイムですが、個人的には、アトリエωうさぎさんの綿を育てて布を作るのLTがとても驚きに満ちたものでした。
なぜ『綿を育てて布を作る』を書いたのか
まさかSDGs(持続可能性)の話や海洋プラスチック問題と関連する話題だとは思ってなくて、良い驚きをいただきました。
読者を置き去りにする技術
carotenさんのこの発表めっちゃエモくて良かったです。(追記)
あと、
私が技術書典が好きな理由〜なぜ台湾からエクストリーム参加したか〜(仮題)
元気やな…。
ちなみに僕は体力が限界で、途中軽く寝落ちしたりもしてました…。
おまけ
夕方の写真なのでとても眠そうです。
最後に
今回、少し苦言気味なことを書いてしまいましたが、決して運営公式さまを非難する意図はございません。
常にリソースがかつかつな状況で、常にベストを目指して運営をしている技術書典公式さま、いつもありがとうございます。感謝しかありません。
以前の技術書典よりも参加者との交流ができてとても楽しかったです。
あと、神社が面白かったです。(巨大こねたもの、どこに売ってたか分からず、買いに行けなかったのが悔しみ)