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三百坂-知る人ぞ知る手塚聖地(115の坂が語ること#15)
文京区には、115の名前がついた坂がある.
武蔵野台地の東の周辺部に広がるこの区には、本郷・白山・小石川・小日向・目白という5つの台地が広がり、台地と谷を結ぶ坂には、江戸時代につけられた名前が今も使われている。
高田馬場に青柳という和菓子屋があります。青柳にはいつも売り切れのお菓子があります。アトム饅頭とウランちゃん饅頭でがその人気のお菓子で、ショーケースに並んでいるのを見たことがありません。一度は買ってみたいと事前に電話で予約をして、やっとお店で買うことができました。
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「まだ手塚先生人気、すごいんですね。」というと店主は、アニメ人気が高まるにつれ、ますます手塚治虫もま人気になって、訪れる人も増えています。」と笑いながら話してくれました。そして「うちの近くにも手塚先生ゆかりの地がありますが、そこはまだ知られていないようで・・・」というと、「え?どちらですか?」と聞き返されました。文京区の三百坂のことはご存じなかったようです。
三百坂は、竹早小学校の校庭の脇を通り春日通に続いている坂で、ほとんど傾斜がありません。静かな住宅街を通る道で、坂とは思わずに通ってしまう方も多いでしょう。
伝通院方面に用事で出かける時、坂の途中のエーザイを春日方面に曲がり、静かな住宅街をのんびり歩くようにしています。塀からのぞいている庭の花を愛でながら歩いていくと、そろそろ春日通に出ようかなというタイミングで小学校が見え、三百坂の緩やかな傾斜を登っていきます。
この坂の下に手塚家の先祖が住んでいたらしく、手塚治虫は漫画『陽だまりの樹』で医師『手塚良仙』の生涯を絵が絵いています。区内にこの坂があるせいか、図書館に『陽だまりの樹』が全巻そろっていました。
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そんなお話をすると店主は
「ああ、そうでしたか。それは一度行ってみないと。近くに桜で有名なとところがありましたね。播磨坂でしたか。さくらがさいたら行ってみましょう。」
といっておられました。もう花の時期は過ぎ、新緑がまぶしい季節です。さて、青柳のご主人は、今年は播磨坂を訪れて桜を愛で、三百坂を歩かれたでしょうか。次に青柳に行ったら、うかがってみようとおもいます。