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靴屋が教える雨用の革靴ならこの革

5月も末に差し掛かり6月。
6月と言えば梅雨入りです。

最近靴選びに、とある質問をよく耳にします。

それは雨天時はどうすればいいのか?

私も経験があるのですが、革靴を雨に晒すと様々なトラブルが…
塩が吹いたり、銀面が浮いたり、型崩れしたり。
折角手入れした靴なのに。。

そこで一番一般的なのは防水スプレー。
ある程度の雨でも履く事が可能で手入れが楽。
ですが、基本的に雨天時使用毎にスプレーする必要がある。
強い雨が降ると被膜が壊れ雨に濡れてしまったり、スプレーが当たってない部分は塩が浮き出てくることもあります。

そこで、雨に強い革をご紹介します。

【ガラスレザー】
革の銀面を削って、顔料や合成樹脂などで塗装した革。
ですが、他の革に比べ蒸れがちだったり、クリームなどで油の補給などが出来ないのがデメリットですが、
キップなどに比べ光沢があり汚れが付きにくく手入れも簡単。

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【スエードレザー】
この革は雨に弱いと解説されているのをよく見かけますが、
実はスエードがいちばん雨向きと言ってもいい革なんです。
スエード用の防水スプレーを降る事で、その力を発揮します。
しかし、メンテナンスがを怠ると汚れが目立ったり、傷がついたりすると修復が困難なデリケートな部分もございます。
その事を踏まえて履けば、雨の日の相棒となります。

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【シボ革】
もともとカントリーシューズに使用されていた革なので、キップなどに比べて濡れからのトラブルに強く、柔らかく、傷が目立ちにくいのが特徴です。
ただし、カジュアルなイメージがあるので、TPO的に使うシーンを考える必要があります。
それでもこの独特な風合いの革で作る靴はカッコイイです!

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【クロムエクセル(オイルレザー)】
ホーウィン社製のクロムエクセルレザー。オイルレザーはワークブーツに使用される事が多く、多少の雨なら全然問題ないので心強い革です。
ただし、半年くらいのスパーンでオイルの注入が必要だったり、ぼかしたような風合いなので、
キップ、ガラス、カーフに比べてカジュアルよりになります。
それでも、多少の雨の日でも全力でコーディネートできるのが魅力。

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オーダーシューズeroeでは、ラバーソール「vibram No.2055ソール」「ダイナソール」「タンクソール」「スニーカーソール」と雨でも平気なソールをご用意しております。

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