【ESO】2024年版ローエンドPC向けのグラフィック設定。
ESO自体は今年で10周年だから、1回システム要件を更新してたとはいえ、未だにGTX970でも遊べる作品なので、こういう設定系の問題に困る人がそんなにいるとは思わないが、それでもゴールドロード以降では特定なコンテンツをやると、明らかに重くなると感じる人がいるかもしれない。
自分の環境だと、とりあえずイセリアに関連するコンテンツをやる時に、一旦画質を落とさないと、GPUの温度がやばいところまで上がる。
そのため、この二ヶ月くらいずっと解決方法を探し、ようやく結論に辿り付いたんです。
ちなみに、明らかにギリギリモンハンワイルズの最低システム要件をクリアしてないパソコンだから、一番有効な解決方法は当然買い替えだけど、それを言ったら今後も最新のハードに交換すればいいという感じで、こういうタイプの文章は全部いらなくなるから、とりあえずこれだけはなしで。
まず、自分が気付いたのは、コンテンツにマグマ池・大量なガラス(つまりイセリアのやつ)があると、負荷は急に跳ね上がる。
具体的にいうと、自分の環境だと、GPUはアイドルの時に42℃で、VvardenfellでAFKする時は52℃で、普通のコンテンツをやる時は65℃前後だけど、vRGのマグマエリア・果てしなき保管庫・ダンジョンの「ベドラムのベール」をやると、温度は最大85℃まで上がる。
そのため、今はこの設定にしてる。ちなみに自分のグラボはGTX 1660無印です。
マルチスレッドレンダリングは基本オンにするけど、一部の環境はこれをオンにしたらゲームクライアントが非常に不安定となり、いつもクラッシュするので、その場合はもちろんオフ。
ちなみにこれをオフにしたら処理落ち(フレームレート低下)は頻繁に起きる。
Vsync(垂直同期)の説明は非常に面倒なので割愛だけど、とりあえず60Hzのモニターを使ってる人はオンで、120Hz以上のモニターはグラボドライバーでESOの最大FPSを60に固定し、Vsync自体はオフにしよう。
これはESOだけじゃなく、基本全てのゲームも同じ。
ネットではよく「Vsyncはどんな時でもオフにしろ」と言われるけど、それはVsyncをオンにしたら作品によってFPS制限が効かないから、しかし60Hzモニターはオンにしないと大体ティアリングするし、結局オンにしてもFPSは60固定だからむしろオンにするべき。
テクスチャーはVRAMによるけど、よっぽど古いグラボじゃなければ「高」のままでいい、ぶっちゃけこの設定はほぼ負荷に影響を与えない。
AAはグラボによる、Redditからの情報だと4000系はDLSSでいい。画質優先ならTAAだけど、割と重いからよわよわグラボはFXAAでいい。
ちなみにFXAAはほぼ負荷がないから、これをオフにしてもFPS落ち・GPUの温度は改善されない。
FSRは1440p以上の解像度じゃなければオンにすると逆に画質が悪くなるから、基本1080p以下ならFSRをオフにして、AAをFXAAにした方が画質がいいけど、GPUの使用率と温度を抑えながらある程度の画質を保ちたい場合は、Ultra QualityかQualityにすれば結構いい効果が出る。
サブ・サンプリングはこのゲームのデフォルトのアップスケーリングで、落としたら画質はすげえ悪くなるけど、同じコンテンツで「高」と「低」に20℃くらいの温度差が出るほど効果的で、とりあえずパフォーマンス系の問題があったらまずこれを落としてみる価値がある。詳しいFSRとサブサンプリングの情報は後述。
影はもちろん「オフ」だけど、「低」にしてもいうほどの負荷があるわけじゃないから、基本「低」がおすすめ、ちなみに「中」以降だと負荷が結構上がる。
反射関連は基本オフ、確かに鏡面反射をオフにしたら、海はなんかプラスチック感があるけど、オンにすると、たまにどう考えても反射を見えない距離にある建築物でもそのまま海に映っちゃうから、それはそれで違和感がある。
っていうかなんだかんだで負荷が高いからオフにした方が無難。
最大パーティクルシステムはDMMにある軽量化の文章では1200のままにした方がいいと書いてるけど、個人的に1000までは大丈夫だと思う、少なくともこれで実戦に支障をきたしたことがない。
パーティクルの距離は上の画像のように最大パーティクルシステムのバーと同じ位置にすればいい。
視野範囲はもちろんグラボの性能によるけど、基本25-35でいいと思う、高すぎると4090でもFPSが落ちるから程々に。
アンビエント・オクルージョンはオフ、少なくとも戦う時は絶対オフにしないといけない、これだけでFPSの落ちる経験があるから。
草は低で、被写界深度はオフ、キャラクターの解像度は低、パフォーマンス優先だから。
最下部にある4つの項目は全部オフでいい、理由は大体「光」関連のエフェクトで、漏れなくそれなりの負荷があるから、まずミドルレンジでもこれらをオンにするべきではない。
まとめていうと、調整したらすぐ効果が出るのは「FSR」・「サブ・サンプリング」・「影」・「視野距離」と「鏡面反射」で、調整したら効果が出るかもしれないのは「アンビエント・オクルージョン」と最下部にある4つの項目と思えばいいです。
サブ・サンプリングとFSRは同じアップスケーリングだけど、画質に関しては「サブサンプリングの高→FSRのUltra Quality→FSRのQuality→サブサンプリングの中→(中略)→サブサンプリングの低」という順になる。
そのため、画質優先の場合はサブサンプリングの高を選ぶべきですが、負荷は結構高いから、とりあえずGPUの熱暴走は大体これのせいだと思う。
1080p以下だと、FSRのUltra Qualityはサブサンプリングの高に比べて全体的にぼやける感じがするけど、それでもサンプリングの中よりキレイで、温度もかなり抑えてくれるから、必要とすればFSRを使えばいい。
1440p以上だと、FSRを使えばローエンドPCでもある程度のFPSを維持できるため、FSRをオンにするメリットが大きい。
自分環境では、サブサンプリングの高とFSRのUltra Qualityは以下の通り:
FSRを使っても改善されない場合は、流石にサブサンプリングを低にすればなんとかなるはずです。
影はログイン中にオン・オフを切り替えると、数十秒から数分間にCPUの使用率が100%全開で設定を変えるから、やるならタイトル画面でやるべきで、こっちは一瞬で終わる。
「ゲームをやるなら一番いい画質でやりたい!」・「ハイエンドPCを買ったからもちろん画質はウルトラ!」みたいな人は結構いるけど、実際RedditやYoutubeを見れば、4090を使ってもちょっとだけの画質設定を落とす人もいるとすぐわかる、理由はたまにゲーム側の最適化のせいでハイエンドPCでも普通にFPS落ちたりするから、こういう設定は割と必要です。
例えば、この文章では「イセリアのガラス」が重いと言ったけど、実は例外として、なぜか自分の環境だと、ルーセント要塞ではサブ・サンプリングを落とさなくても、GPUの温度は63℃以上に行かない、明らかにこの試練だけ最適化はちゃんとやってるって感じです。(逆にいうとどう考えても他のコンテンツは最適化されてない)
こういう最適化に関する問題はESOだけじゃなく、PCゲームではよくあることだから、冗談抜きでハイエンドだから必ずウルトラ級の画質でゲームを遊べるとは限らないんです。