仮想通貨自動取引プラットフォーム“はむとれ”の いままで と これから
“はむとれ”とは?
“はむとれ”はビットコインをはじめとする仮想通貨の自動売買が可能なプラットフォームです。
専門知識がなくてもクラウド上で自動取引できるように設計しており、
高度な取引でもハードルが低いことが特徴です。
ソースコードを無料で公開しているため、誰でも自由に利用できます。
仮想通貨自動取引サービス黎明期の2018年6月からサービスを開始しました。現存する仮想通貨自動取引サービスではトップクラスの実績があり、2022年6月現在までに無料会員を含めて累計約3500名様にご利用いただいております。
“はむとれ”の課題
ありがたいことに多くの方々に利用していただいておりますが、開発当初から依然として、以下のような課題がありました。
TradingViewへの依存が大きい
取引回数に制限がある
他サービスとの連携が困難である
わかりやすくストラテジーを構築できるTradingView、誰でも無料で使用できるGoogleドライブおよびGoogle Apps Scriptを活用することでハードルを下げるメリットを最大限享受できた反面、それら稼働環境の制限に大きく依存しました。
これらの稼働環境を活用し続ける以上、上記の課題は改善されないため、早くから次世代サービスの開発に着手しました。
“はむとれ”上位互換版“erizo”の開発(2019~2021)
運営サーバーで注文リクエストを大量に高速に分散処理し、ユーザーごとに自動構築したVPSサーバーから取引を実施する設計に変更しました。さらに、APIサーバーを活用し、TradingViewや他サービスとの連携を可能しました。
これらにより、課題であった取引回数の制限や他サービスの依存性及び連携は改善できます。
追加機能として、データ分析環境や高機能ダッシュボードを盛り込むことにしました。
データ分析環境は、単純な取引の分析だけでなく、金融工学ベースのポートフォリオ最適化、定性的なデータであるトレードの感情分析、他のトレーダーとの相対分析なども行えるようにしました。
結論から言うと、これら追加機能が仇となりました。
上記の盛りだくさんの設計で2019年から2021年末まで3年間開発をしましたが、残念ながら以下の点が解決に至らず、全て白紙に戻りました。
ユーザーインターフェイス開発完了の目処が立たない
運営サーバー費用が当初想定以上にかかる
特に後者はサービス利用者のコスト増加に繋がり、まるで昨今の必要なのかどうかわからない機能盛りだくさんの日本製品のようでした。完璧を追い求めすぎるがために、過剰品質気味になってしまいました。
“erizo”上位互換版“XXX”の開発(2022~)
機能を盛りだくさんにつめこみ、運営サーバー経由で大量に高速に分散処理すること自体がコスト増加に大きく繋がるため、改善の余地がありました。
そんな中、あるサービスが話題になりました。
そう、Oktetoです。
※知らない人は以下の記事をご参照ください。
カンタンに言うと、誰でも同じ環境をGUIですぐに構築できて、無料プランでもめちゃくちゃ制限が緩い稼働環境を提供しているサービスです。
これが突破口になりました。
このサービスをベースに、“はむとれ”で体験できるハードルの低さという特徴を維持したまま、仮想通貨自動取引サービスを構築しました。
取引回数の制限や他サービスの依存性といった課題はすべて解消され、圧倒的に低コストで提供できるようになりました。しかも、追加機能を盛り込んでも全く問題ありません。
とはいえ、最初から機能を盛り込みすぎるのはerizoの二の舞になります。
代わりとして、IFTTTやZapierのようなワークフローオートメーションサービスであるn8n.ioを取り込み、ユーザーがtwitterやdiscord等のサービスを自由に連携できるようにしました。
FTXのQuant Zoneのように、n8n.io上でストラテジーを構築することもできます。
次世代仮想通貨自動取引サービス“XXX” α版リリース及びユーザー募集
“XXX”はサブスクリプションサービスとして、無料プランとPROプランを提供します。無料プランではテストネットのみ、PROプランでは$9.0/月で制限なくご利用いただけます。名称を含めた詳細は後日公開します。
“XXX” α版テストユーザーを募集します。
興味のある方は以下のリンクからご応募ください。
応募締切 6/20(月)未明
締切後、応募者には随時連絡しますので、
少々お待ちいただけますよう宜しくお願い致します。