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とりあえず、20分4倍4セット。

自転車始めて、訳もわからずパワーメーターがつけられて、鎖骨折った私が、必死にやってたこと。というか、それができないと私はダメなんだって本気で思ってた、無知だった20歳の私😇(無知って怖いっていうか、いろんな意味で最強www)

今は、もっと出せるけど、まずは20分4倍で4セットってのを達成するトレーニングしてたから、普通にアメリカでもヨーロッパでも困らずにレースできたんでだろうなあって、今になって思います(※当社比。そして、遠い目😑)

前置きはこの辺にして、
本題の前に、まずは一応、近況を。
ようやく、ようやく、今週末にシーズン初戦です。
つまり2020年シーズンインってことなのですが、初戦はカテゴリーも低くて(ワールドツアーチームがほとんど出ない)、距離も短く(100kmくらい)、バンチスプリント(が予想される)なコースなので、春のクラシック前のコンディション確認+レース慣れって感じです🙆🏻‍♀️

そんな私は、ご存知のとおり、スペインのバレンシア地方、アリカンテ周辺で1月頭から合宿しております(現在進行形)。年明け、来て早々やられた胃腸炎のことなんて、遠い昔のような気がする今日この頃です。

今週のシーズン初戦が終わると、次のレースは3週間後の2月末、オムループ・ニュースプラッド。そこから春のクラシック連戦が始まるので、感覚的にはそこで本格的にシーズンインというのが、実際のところ。(今年も石畳があと3週間で始まるのか。。。😑)

過去2年は、1月頭のオーストラリアキャンペーンからシーズンインしてたので、丸々1月レース、遠征をしてたところから、丸々1か月トレーニングキャンプな1月そして2月を過ごしてるので、そろそろシーズンインしないかなぁ😕ってウズウズしてきて、なんだか変な感じです。

ヨーロッパで走る選手やチームにとっては、オーストラリア(1月頭)から、もしくはスペイン(2月頭
〜中旬)からのシーズンインの二手に分けられて、2月末からいわゆるクラシックレースシーズンインっていうのが毎年の流れ。
オーストラリアに行かなかった選手は、ほぼ全員(といっても過言ではない)暖かいところでトレーニングキャンプしてます。場所としては、スペインのマヨルカ島、バレンシア地方、カナリア諸島が、人気のトレーニング場所です。

私が滞在してるのは、バレンシアから南に100kmくらい降りたアリカンテというエリア。この辺りからカルペというあたりまで海沿いにリゾート地が続いており、サービスアパートメントやホテルがたくさんあります。一般的にリゾート地としてのハイシーズンは夏なので、12、1、2月は閑散期で、静かですし、ビーチも平日はほとんど人がいないし、何より、かなり安く泊まれるのです。(ハイシーズンは、ステイ代が3-4倍に跳ね上がるそうです🙄)

スペインでは閑散期とはいえ、私の住むオランダやその他のヨーロッパ各国の選手にしてみれば、この時期に15-20度で天気も安定するこのエリアは、トレーニング天国なのです😇
そして、高地トレーニングとまではいかないですが、海側からすぐに山に上れ、1000m前後の山々が点在してるので、様々なバリエーションのライド、トレーニングができます。この時期には、十分すぎるくらい気が済むまで走りまくれます😉
しかも、ヨーロッパ圏内からだと飛行機で1-2時間で、しかも格安航空なら往復100ユーロくらいで来れますからね。トレーニングしに来ない理由がないですよね✌🏻

もちろんチームのトレーニングキャンプシーズン(12月)では私も来たことがありますが、1、2月もかなりの選手がトレーニングをしにきています。私も初めてこの時期に、ここでトレーニングをしていますが、プロ選手がこぞってトレーニングをしにくる理由が分かります。
ヨーロッパの選手たちは、こうして時期に応じて、良い環境を常に求めて、良いトレーニングをずーっとしてるんです。

プロツアーの男子チームは、オーストラリア行かなかった組で1月にもチームでキャンプを行なってることが多いですが、女子は人数もスタッフも予算も男子に比べると、。。なので、個人で、というよりチームで仲良い子同士でとか、同国の選手同士でとか、で数人でアパートを借りて、シェアして、トレーニングしに来ている選手がほとんどです。
そして、現地でみんなで一緒に乗ったり、トレーニングしたり、カフェしたりすることがあったり、自分のトレーニングがある日は自分でやったり、そんな感じです。
この辺を走っていれば毎日プロ選手、プロチームには絶対に会うくらいプロ選手密度が高いです。

私は、というと。。。
マリノ君とほぼ毎日、一緒にトレーニングさせてもらってます✌🏻お互いそれぞれのメニューとかトレーニングボリュームとかは違うんですけど、できる限り一緒に走らせてもらって、そうすると必然的に、私はトレーニングのベースのスピード(つまりパワーも)が速い域で走らないといけなくなるので、普段よりかなり負荷が高いところでトレーニングができています👌🏻 プロコンレベルの男子選手と一緒に走るだけでも、女子にとってはかなり良いトレーニングができます🙆🏻‍♀️ (ありがとう!マリノくん🙏🏻)

トレーニングして、食べて、寝る、だけの繰り返しな毎日なので(本当に。。。それ以外何もしない、というかする気も起きないwww) 特に、日常のことで書くこともないので、ありきたりな近況報告系はこの辺にして、本題の最近考えてたことを✏️
(ま、私が頭使って考えても、何も起こらないんだけど、とりあえず結構このNoteを読んでくださってる方やフォローしてくださってる方が増えてきたので👌🏻、言葉にだけはしておこうと思った次第です)

普段は、自分のチームと自分のでるレース、ヨーロッパでの自転車事情(たまにゴシップ🤭)のことしか知らない私なのですが、コーチとマリノ君と3人で過ごすことで、いつもとは違う考えとか情報を教えてもらったりで、新鮮な今日この頃。まあ、半分くらいはどうでもいい、しょうもない話しかしてないんですけど🙈 でも半分くらいは、私の知らない男子チームのヨーロッパでのこととか、日本とヨーロッパのこととか、日本はどうで、ヨーロッパはどうで、とか色々話すこともあって、日本の現状とかを耳にすることが増えたここ最近。
まあ、思うことがありつつ。。。でも私の結論からいうと、いつまでやってるんだろう、関わらなくて良かったな😥っていうのが正直な感想で。(詳細は、コーチのFBより👈🏻どうぞ。)

いつも、いつも、たぶんいつまでも、世界選手権とかそういう世界との差を見せつけられる機会があるたびに、これじゃダメだ、お話にならない、ジュニアから強化しないと、根本的にフィジカルが足りてない。とかね、言い出したらキリがないことを言って、議論して、ツイッターして、FBに書いて、投稿して。じゃあ1年後の次の世界選手権でもっと走れるようになるために、何かしたの?と思ったら、また翌年の世界選手権でも同じことを言って。
やっぱり世界は強いな😩 って。。。
世界チャンピオンの選手は、ここがすごい!ポディウムのあの選手は日本人並みに小柄なのにすごい!とか、そういうの話をする前に、ダメだった😣来年はもっと走れるようにして戻ってきたい、もっと選手を走れるようにしてやりたい(と本気で思ってるなら、ね)んだったら、もっと違うアプローチの強化方法があるんじゃないのかな。って思うんですよね☹️

偏差値40の人が、偏差値70の人が解いてる問題を解けって言われてもムリでしょ。偏差値40の人が、偏差値70の人が受ける学校を受けても、受からないでしょ。まずは、なぜ偏差値40なのかを分析して、できないところ、わからないところを勉強しなおして、勉強をして、予習して、復習して、ってするでしょ。
レースも一緒だと思うんだけどなあ🤔

いつも走れないレベルの高いレースに来て、ダメだったってヨーロッパでボコボコにされて帰るんじゃなくて、偏差値40ならそれなりの自分に見合ったレベルのところで受験(レース)してみたらいいんじゃないのかなって思うんですよね。

そもそも、日本人がヨーロッパで戦うって、本当、本当に大変だと思います。今までヨーロッパで走ってきた日本人選手の皆さん、本当すごいって思いますもん。(だから軽々しく、ヨーロッパで走った方がいいよ。ってSuggestion を私はできないです。)
言葉も違うし、家族もいないし、文化も違うし、ここではずっと「外国人」「移民」になるわけだし。

ただ、せっかく挑戦するなら、もっとやり方があるんじゃないかなって思うのです。ヨーロッパで生まれ育った選手達と同じことをするんじゃなくて(そもそもスタートラインが何百メートルも後ろなんだから😥) もっと、もっと、考えて考えて、ステップバイステップでやってかないと、上手くいかないと思うんだけどなあ。(そもそも何でも上手く行くわけでもないんだしね。)
というか、そうすれば絶対、日本人でもヨーロッパで戦える選手がもっと増えてくると思うんだけどなあ🤔
なんか今の日本の若い選手たちの現状、強化システムとかを見たり聞いたりしてると、なんだか残念っていうか、そういうことじゃないんだけどなあ。。。って思うことが多々あって😥 (私の場合、日本の強化システムに全く則らないでここまで来たので、正直よくわからないけど🤔今でもそういうナショナルの強化○◯(合宿とか測定とか)とかしてるらしいんですけど、一切連絡もないので、だから何してるか、本当に知らないwww😅)

これはあくまで私の主観ですが、「全日本選手権で勝ちたい」んだったら別にヨーロッパでレースする必要はないと思うし、「ヨーロッパでレースしたい!」だけなら、日本でそこそこ強ければナショナルチームでヨーロッパにレースしに来れるし、でも「ヨーロッパでチームに入って、レースしたい!」んだったら、まずはヨーロッパに来ないといけないし、チームに入らないといけないし。
「オリンピックに出たい!」なら母国開催だったら枠が来るから、別にヨーロッパで走らなくてもいい訳だしね。(※あくまで私の知ってるロードの話です)

日本の選手を強くしたい(と本気で思ってるかどうかよくわからないけど)って言ってる人たちも、頑張ります!っていつも頑張ってる選手たちも、外から見てると、何がしたいのか(どうなりたいのか)よくわからなくて不思議です。

私の場合は、今はヨーロッパで生活することが楽しいし、生活するためには稼がないといけないし、だからその稼ぐツールが今の私はロードレースってだけで。もちろんそのためだけに自転車やってるのか?っていうと全くそうではなくて、自転車を通して出会える人とか、自転車を通して得られる感情とかそういうのを通して、生きている時期です🤘🏻 パートナーもいないし、借金も、ローンもないし、自由だし🤘🏻つまり、自分のやりたいことを、やりたい時にできます。そして、それはもちろん全て自己責任というか自分の決断で。

もちろん、楽しくないこともあるし、腹わたが煮えくりかえるくらい腹が立つこともあるし、歯ぎしりするくらい悔しいこととかもあるけど、別にそれが悪いってわけじゃなくて、それもパートオブライフなだけで。ソーシャルでみる與那嶺恵理は、いつも楽しそうかもしれないけど、人一倍(いや人10倍くらい😅)喜怒哀楽な毎日を送ってますから。上手くいかないこととか、今日はトレーニングしたくないとか、かっこ悪いことは書いてないだけで、私だってただの28歳です🙈 そんな私でも、ある程度はヨーロッパでも走れるんですから、日本のもっと才能ある若い選手たちができないなんてことないんですよ。

あと、ソーシャルでいろんな情報が簡単に手に入る時代になってしまって、日本からでも誰でも簡単にトップ選手たちが何してるのか、強い国は何してるのかってわかる訳ですよ。わかるっていうより、見えるって言った方がいいですね。
他にも、こういうトレーニングした方がいい、ポジションはこうだ、ペダリングはこうした方がいい、とかね、そんな情報ばっかり。
で、誰がこうしてる、ああしてるって知識だけ増えてってね。だからなんなのって思うわけです。

まずは単純に自分のフィジカルレベルはここで、それだとこのレースだとこの位置で、あのレースだとこの位置で、どれくらいフィジカルを向上させないといけない、どれくらい向上させたらこれくらい上がった!っていうことをやらないいけないと思うんだけどなあ。
(ある程度フィジカルありきの、テクニック的な話だと思ってます。私はね。)

やってみて、失敗して、またやってみて、ちょっと良くなって、また新しい失敗して、またやってみて、またちょっと良くなって、その繰り返しをし続けるしかないんですよ。選手も、強化側も。
失敗するんだったら、考えつく限り思いつく限りの準備と努力とトレーニングとサポートをしてみて、失敗しないと、何が良くて何が悪かったか、全然わからないと思うんですよね。やれることやれるだけやった時の失敗ほど、ショックなことはないけど、いつもどおりの事をして失敗してたら、原因がいつまで経ってもわからなくないですか?
相手が自分以上に強くなってたのか、相手は変わらないけど自分が弱くなってたのか、これだけ自分は進化したのにそれでも相対的に順位が下がってるのか、自分が進化したら相対的に順位が上がったのか、どこでその頭打ちが来るのか、とか。

選手だったらヨーロッパのレース走る前にそこで戦えるレベルのフィジカルを身につけてますか?ってことです。行ってみないとわからない、経験が大事だって前に、その前に偏差値70の学校を受験できるレベルの学力に達してますか?ってことです。
いくら学校見学に行って、学校案内を穴が開くほど読んでも、偏差値40じゃその学校に入れないし、テスト受けても、お話にならないでしょ。(※わかり辛い例え話ですいません😅)

ヨーロッパで走りたい、ヨーロッパのサーキットで戦いたいなら、ヨーロッパに来て、ヨーロッパで走ってる選手たちが何しにてるかを見るだけじゃなくて、ヨーロッパでレースを経験しに来るだけじゃなくて、ある程度同じことしないと、フィジカルは開発されないし、トレーニングのボリュームやシーズン通してのレーススケジュールを同じくらいのボリュームでやってみて、そこで初めてわかるんだと思うんですよね。全然ムリなのか、意外とイケるのか、とか。(特に、ヨーロッパに適応するためのトレーニング、プログラムには、取捨選択、取り組み方が大事なので、こういうところこそ、良き指導者、コーチが必要)

いつもいつもヨーロッパ遠征で全然結果出せずに帰った後に、次に来るまでに何したの?って思うんです。ソーシャルでポジションとかレース情報とかサーチする前に、選手個人ができることとしては、自分のパワーデータと向き合って、毎日ヨーロッパで走れるレベルに近づくまで淡々とFTPあげるしかないんですよ。まずは1年くらい。

プロチームもトレーニングキャンプとかするけど、それはフィジカルを高めるためのキャンプじゃないですからね。プロチームがやってるトレーニングキャンプはあくまで、シーズン前の乗り込み時期の一部分であって、その時期のコンディションチェックのためであって、FTPとかベースのフィジカルアップをするのは、最低3ヶ月は継続してトレーニングしていかないと上がらないです。1、2週間トレーニングキャンプみんなでしただけで、ベースのフィジカルアップするなら、みんな年中してますよ🙉🙊 だからみんなチームキャンプ以外でも、個人的にトレーニングキャンプしに来てるんです。

私の場合、この時期、ずーっと20ー30分のTTとか、かなりギリギリのところでテンポ走ばっかりやってます。スプリンターとかだと、また違うトレーニングもするのかな?(スプリンターじゃないので、わかんないです。)でも基本、みんな距離を乗り込んで、シーズン中に耐えられるベースのフィジカルを作ってます。
誰でもできますよ、つまんないけど🙈ま、今年はマリノくんのしょうもない話のおかげで、かなり気は紛れてます👌🏻

その辺のベースのフィジカルって、継続して、上がっては下がって、休んで、またやって、って繰り返して1ヶ月2ヵ月3ヶ月かけてやるしかないんですよ。
で、シーズンインしたらしたで、もう少し短くてさらに高いパワーのインターバルとか入れてね。
テクニックとか、ポジションとか、ペダリングとか、その前にそもそものフィジカルあげないとお話にならないってわかってるでしょ。みんなどこかで、絶対。
でも楽しくないんだよね、そういうトレーニング。脚は痛いし、辛いし、ね。何よりつまんないしね🙉
でも、レースで走れないことほど、つまんないことはない。って言うのが私の考えです🙈

今からでも、明日からでも遅くないですよ。
私なんて、ジュニアの選手がナショナルチームだの、世界選手権だのってやってる頃、毎日往復2時間の電車通学して、塾行って、センター試験の勉強して、部活でテニスして、陸上の中距離のトレーニングして😅 もちろんスポーツは、ずっと大好きだけど、全然競技レベルじゃなかったし😅 そんな人間でも努力次第でヨーロッパでレース出来るんですから、今頑張ってる日本の若い選手たちもできるんですよ💪🏻
上手に、大事に、育ててあげれば🌱🌱

私は、指導者でもないし、何か上から言えるような立場でもないし、なんかすごいことしたわけでもないけど、たった4年しかここにいないけど、真剣にやってる(やりたい)若い選手たちの何か力になれることは、あると思うので、こうやって書いてみました✏️

こんな風に言って(書いて)、全然走れなかったらどうしようとか、クラッシュしたらどうしようとか、キチンな私🐣は、いつも意味のわからない不安に苛まれるクセが今年も治らなさそうですが、とりあえずやること(トレーニングの数値的に👌🏻)やってるので、自分を信じるしかない😇と言い聞かせる日々です🙈 (自分でも何言ってるのか、わからなくなってきましたwww)

長くなってきたので、まとめると。
強くなりたい選手(女子の数値👧🏻)は、とりあえず20分4倍4セットやってみてください👌🏻 (※もちろん自分の目標とするレベル、レースに対して、数値は調整してください)
参考までに、この数字は私が初めて全日本選手権出た時のフィジカルレベルです🙆🏻‍♀️

最後に。
(注!)私のNoteを読んでも強くならないですからね🙈 

通勤通学のスワイプ時間に楽しんで頂けるだけで十分満足です😂
そして、フォロワーが5000人記念にスクショ撮ってしまったのは、この私です😂

ということで、皆さんがエキサイトしてくれるようなシーズンになるよう、今年も頑張ってみます🤘🏻

#今日のエリさん #今日のエリnote

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