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やる派?見る派?プロスポーツ
昨日は、いろんなご縁が繋がり、アデレードで行われているWTC (World Tennis Challenge) というトッププロ選手によるエキシビションマッチを観戦してきました!
まず最初に、この機会とチケットを頂いたアツシさん、ありがとうございます😊 アツシさんは、オーストラリアで長くテニスコーチをされており、たくさんの日本人選手のテニス留学を、今はここアデレードでサポートされています。そして、まさかの私の大学時代の筑波大のテニス部の同級生が、留学してた時もサポートされてて、「〇〇ちゃん?知ってる?」「え?同級生ですよ!」って話にもなったりして、本当世界は狭いなあと感じる今日この頃であります。
知り合いを3人くらいだどれば、共通の知り合いがいるってのは意外と言い過ぎでもなくて、コーチに「だから、ちゃんとエリさんは、こいつ良いヤツだなあと思われるようにしないとなあ。どこでどう繋がって、ご縁が転がってるかわからないから。」と諭されました。オンライン上や会ったことも話したこともない人からは、どう思われてるか知らないけど、直接関わってくださる人、お会いしてお話ししたことある人は、ご縁にご縁を繋いでくださる方が本当に多い。
今回、機会を下さったアツシさんも、実は先日のNoteでも書いたこっちで記者をしてるGordonさんとの食事の席でエリに会わせたいということで呼んで下さり、知り合ったのです。
と、また前置きが長くなったのですが、
久々のプロのテニス観戦、楽しかったなあ。
中・高と曲がりなりにもテニス部に所属して、副部長と部長をそれぞれやって、今考えれば本戦にも上がれるようなレベルでもないのに、強くなりたい!というか上手くなりたい!と思って練習頑張ってたなあと懐かしい思い出が蘇ってきました。もちろんテレビで四大大会を見たり、テニス雑誌を読んだり、学校の近くであった国内プロの大会を見に行ったりしたなあ。と。そんな部活でのテニス時代は、いろんな意味でいろいろあったなあと。(以下、略。。。)
で、なんだかんだ7年くらいテニスというスポーツに没頭して、20歳で辞めて(プロじゃないか、やらなくなったって言う方が正しいかもしれません😅)、今27歳で7年間、自転車という競技にプロとして没頭してるわけで。7年も(もちろん全くプロとかは目指してはないけど。)テニスを続けたけど、テニス楽しいなあ面白いなあ、もうちょっと上手くなりたいなーなんて感じでやってたと思えば、自転車始めて今こうしてレースのために来てるアデレードで、いち観戦者としてテニス観戦を楽しんでる。そんな自分が不思議でたまらない時間でした。
ファンと言えるほどではないけど、いち観客としてプロのスポーツをお金を払って生で見たのも久しぶりで、観戦自体にかなり興奮しました。4000人ほど入るスタンドの自由席でチケットの値段は、16.75$AUS 日本円で¥1200くらいです。スタンドになっている席のコートの正面は、おそらく指定席で、斜め側が全て自由席でした。またコートの真横に設置されたシートは、車椅子の方とメディア用で、さらにその向かい正面の真横には、軽食とドリンクがサーブされながら観戦できる、テニス観戦を嗜むという感じのVIP席でした。コートと同じ高さで、しかも真横からお酒を飲みながら試合観戦とか、最高だろうなあ(いくらくらいするんだろう。)。
でもふと我に帰ると、私たちだって雨や風の中でも、沿道やVIPルームでシャンパンとかビール飲みながら見てる観客の中を、死にそうな顔でレースしてたな。と思うとまた可笑しくなりました。
会場はというと、18:30の試合開始1時間前に開場し、観戦前の腹ごしらえに、中に設置された5つほどのフードトラックは、長蛇の列。もちろん生ビールもありました。平日なので仕事帰りのような人もいれば、夏休みで家族連れも多く、パッとみただけでも、ほぼ全員と言っても過言ではないくらい、入場券だけでなく会場内のフードやドリンクブースでお金を落としていたと思います。そして、今回はプロツアーランキングに関わるような試合ではなく、エキシビションのため選手も会場もかなり緩ーい感じで、良い感じの喧騒の中でゲームがスタートしました。
私の生で見たことのあるテニスの試合やテレビの向こうから見ていた試合は、プレー中一言も発してはいけない緊張感が流れていたので、今回のエキシビションマッチはかなり新鮮でした。もちろんある程度の秩序は保たれつつも、コートチェンジの度にアップテンポのミュージックがかかり、セット間には生バンドとDJの演奏があり、序盤は会場内には否が応にもフードトラックからの良い香りが充満していました。それがオーストラリアスタイルなのかどうかはわからないけど、それ含めてのエキシビションマッチを観客はもちろん、選手もプレーを楽しんでいたように感じました。普段は見せないようなトリックショットや表情、カメラサービス、もちろんプロ選手のラリーに、サーブ。それを、ビールを飲みながら、カレーやパエリアを食べながら、フリッツをつまみながら、「すげー、速ぇー、イエーイ🤘🏻」と言いながら観る。そのフルパッケージで楽しむスポーツ観戦って、やっぱり面白いし好きだなあ、とかなり楽しみました。
今回こんなにもスポーツを「観る」ことを楽しめたのは、たぶん理由があって、ただ私が好きだからなだけではなくて、このいわゆるプレー、ゲームだけじゃないエンターテイメント性とフードやドリンクの充実、会場の雰囲気や立地(アデレードのシティのど真ん中)いろんな要素によって、テニス経験者や玄人だけじゃなくも楽しめることに起因してるんじゃないかなあと思いました。これは、みんな¥1200払って来るし、中で食べて飲んでお金を落とすなあ、と。それは冠スポンサーもペイできるし、観客も楽しいし、トッププロも呼ばれて来るなあ、と思いました。(ちなみに招待されている選手たちは、何千万単位のファイトマネーをもらっているらしいです🤭)
特にロードレースは、VIPブース以外は観客からお金をとらないシステムだし、四大大会が行われるオーストラリアのテニスと比べたらいけないけど、やっぱりお金が回りにくい特性のスポーツなんだろうなあと、思ってしまいました。でも、私が昨日テニスのプロのプレーを観て、純粋に「うわー、やっぱりすごいなあ」って感動して、お金をそこに落としたように、
自転車の世界では、私たちのレースを観て、「うわーすごいなあ。速ーい。」と思って、お金を落とさないとしても、観て、応援してくれる人がいるわけで。それを観た子どもたちが、やりたい!と思って未来のプロになるかもしれないわけで。そこに同じく興奮や夢はあるんですよね。
もちろんお金が回ることにこしたことはないし、男子と女子の待遇の差がなくなるにこしたことはないけど。自転車を始めなかったら、テニスを観戦する何千人の観客の1人だったはず私が、たくさんの観客の中をレースする選手の1人になっている人生は、改めて面白くて、イージーじゃないけどエキサイティングで、悪くはない人生だと思うのでした。(まとめ)
ま、テニスはプレー中によっぽどのことがない限り死ぬことはないけど、自転車はライド中、車に轢かれた、クラッシュで運が悪かったら、死ぬかもしれないリスキーなスポーツを選んでしまったことは、どうかなあと思ったりもしますが。
というわけで、明後日の木曜からいよいよシーズン初戦のツアーダウンアンダーが始まります🙈
いろんな意味で緊張です🙈
ではまた次回👋🏻
#今日のエリさん #今日のエリnote