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2019年のシーズンイン。
さて。先週末は、土日連戦ベルギークラシックで無事に良い感じでシーズンインをすることができました。
まあ、当初は土曜のレースだけの予定だったんですが、いろんな事情により日曜も出てくれとチームから言われ、2連戦になりました😥 正直、ベルギークラシック好きじゃないので🙊、できれば出来る限り出たくないのですが、まあケガもなく、ちゃっかりUCIポイント獲れちゃったから終わり良ければ全て良しってことで。
話しは戻って、オーストラリアで新しいチームで、新しいチームメイトと2019年のシーズンインはしていたものの、やっぱりヨーロッパでのレースは、違うんですよね。レベルも、密集度も、選手層も、道も、天気も、何もかも違うんですよね。観てる方にはなかなか伝わらないかもしれないですが、もうヨーロッパでのレースは、戦場なんですよ😱 おそらく、やっとシーズンイン!って感じで、よしやるぞ!!って感じじゃないの?って思われると思うのですが、私の場合いつもどのレースも、自分が走れるか走れないかよりも、落車しないケガしないことを神頼みするのが習慣です🙈
そして、オーストラリアからまる1ヶ月レースが空いて、最初のレースが石畳に、上りに、細い道に、何百のコーナー。。。はい。これがベルギー(フランダース)クラシックです。そこにこの週末は、土砂降りとまではいかなかったのは救いでしたが、小雨に、もちろん路面は、完全ウェット+水たまり。もうね、落車が起きないわけがないんです🤦🏻♀️ (私は、基本ビビりなので、しかも初めて走るレースなので120kmのうち、最初の石畳が始まるところからゴールまで85kmを木曜に試走しました🙈)
で、シーズン初戦。もう選手がみんなエキサイトしてるんですよ、なんだか。(みんなクラシック好きなんですよね。。。私には意味がわからない🙈でも走るからには、ちゃんと走りますけどね🤖) そんな雰囲気をかなり感じて、スタートしてみれば、もうみんなグイグイ位置どりするは、ニュートラル区間ですら落車が起きるは。で、私は今日はヤバイ日だと思って、みんなが落ち着くまで安全な位置でのらりくらり。最初の40kmは、落車以外回避すれば何も起きないし、私の仕事でもないので、とりあえずチームメイトの近くか、危なくない位置で。最初から鼻息荒く前で位置どりしても、最後のレースの展開が起こった時にエースを助ける脚がなかったら何の意味もないので。あとは、私は最初の1時間くらい全く脚がかからないので、序盤はチームメイトからも探されるくらい後ろの方にいるのは、ここだけの話🤭 日曜のレースは、土曜の疲れでスタートして50kmは、エリはどこ行ったんだ?ってずっとチームメイトが思ってたらしいです🙈 で、やっと脚が動いて来た後半から、バリバリ仕事したんで何も言われなかったですけど😅 レース中は、今年もこの戦場に帰ってきたのか、といろんな感情が湧いてきたのも、そんなのに浸る時間もなく。クラッシュしない、大事なレース展開には絶対にそこにいる、それだけです。1人で全部はカバーできないので、大事なところだけにフォーカスして、仕事しながらも、脚を貯めて👌🏻
女子レースは、ライブで観てくださっている方はわかるかもしれないですが、逃げが出来るレースもありますが、できたとしても、ほとんどレースが止まることがありません。(この「止まる」というのは、逃げを容認して、何分もタイム差が着くまでサイクリングになるという意味。)女子は、逃げを行かせても、よっぽど強力な逃げがアクシデンタリーに形成されるか、よっぽど知らないチームのライダーが1人とか2人で行ってどうでもいいやってなるか、以外は1分以内か見える位置で泳がせるだけで、しかも後ろのメインプロトンは、ペースが緩むことなく、そこでジャンプする動きがあったり、コースに合わせて位置どりがカオスになったり(逃げが行ってるのに。。。)で、男子レース走ったことないですが、あのテレビ見る逃げを行かせた後の序盤のサイクリングみたいなのは、全く女子レースにないんです。女子は男子より距離が短いから楽でしょと思われがちですが、男子のレース後半のいよいよレースが動いて始まってきたなくらいの負荷を、女子はスタートからゴールまで全開でしてる感じなのです。
なぜこんな話をしたのかというと、今回の土曜に開催されたOmloop Het Nieuwsbladは男子レースと併催され、スタートゴールが同じ場所で、男子が10分前にスタートし、コースは序盤は同じで男子は女子より小さい後半の周回が増やされているレイアウトでした。はい。。。スタートして40km行くか行かないかつまりスタートして1時間くらいで10分前にスタートした男子レースに、私たちの女子レースが追いついてしまったのです。。。
逃げが1人行っていて、その追走に3人(チームメイトがのってました)真ん中にいて、その後ろにメインプロトンという展開だった私たちは、いきなり踏み切りの前で、逃げも全員止められて、何々?電車通るの?って何が起こったの?ってなってたら、逃げの選手が男子に追いついたから止められたということでした🤦🏻♀️ 約10分くらい止められたので、もう影も隠れるところもないけど、みんな駐車場みたいなところでオシッコして🙈、ボトルもらって、補給摂って、とりあえず再スタートになるので、そのよーいドンの位置どりが始まってwwwはい。カオスでした。
とりあえず、面白いのがみんな怒らないんですよね。この直後5、6kmからいよいよ始まる石畳とアップダウンの連続と細い道に備えて、ちょうどいいところで、脚を使わずにトイレタイムができたのでwww
というわけでそんな感じで、春のクラシックシーズンが始まっております。私のチームはというと、クラシックレースでのエースのクロエが、2戦共思った以上に不調で、私は最終局面やポイントとなる部分で、かなり彼女のために働いたんですが😥 まあこれもロードレースです。まあね、内心ここまで働いたんだから、最後はちゃんとやってくれよ。。。と思うこともありますが、まあみんな人間ですからね。そんなことより、私は私で、仕事して、自分の調子をこの2レースで確認できたし、最後クロエがいると思ってスプリントするタイミングが遅れて、ゴールになだれ込んだだけになっちゃたけど😅 ベルギークラシックという私が走れるタイプじゃないレースで12位、出る予定じゃなかったレースだったけどUCIポイントも少しだけどゲットできたし。まあチーム的には、全くリザルトは得られなかったんですが、それは相手がいることなので、あれやったのに、これやったのに、あーあ。じゃなくて、毎レース毎レース、自分をベストの状態で準備して、ベストのレースをしていくだけですからね。他人のことは変えられませんから。
シーズンオープニングレースは、ケガもなく、クラッシュも、メカトラもなかったですし。チーム的には、ベストではなかったですが、私の脚は良い感じでした。いきなり、結果出たら面白くないですしね😉ものは考えようです。
個人的には、チームに絶対的スプリンターのエースがいるので、しかも彼女のオーダーもかなりわかりやすいので、チームのロールも明確なので、かなり走りやすいし、仕事しやすいです。
そして何より去年よりかなり違う位置で走れてるので、そこで走ってる自分の走り方、さらにひとつでもいい順位を獲る走り方を、今年は早急に学ばないといけないことを、この2レースで実感しました。去年はそもそもクラシックレースで最後に順位が決まる集団にいることすらできなかったので、考えもしなかったんですが、今年はまずはトップ10を狙える集団に普通に残れる脚があることが、自分で理解できました。
日曜のレースは、最後の15人ほどになった集団にチームメイトのエースがいると思い込んでしまっていて、最終的にゴールスプリントを自分のためにしていいのに気づいた時にはすでに遅し(エースが居なくなってるの知らなかった🤦🏻♀️)。で、ゴールに流れ込んだだけになってしまいました。
だから今年は違ったレベルでの改善が、毎レースごとに必要です。普通に他のトップチームのアシスト、レースによってはエース級とやりあわないといけないところまで来てます🤟🏻
そして、何より何より、シーズンインのレースをオンラインで日本からも観ることができて、遅い時間にも関わらずたくさんの方が日本から応援して下さっていたのは、本当に嬉しかったですし、私の大きなモチベーションの一つになりました✌🏻 年々、女子レースもライブストリーミングも増えて、以前にnoteの記事にも書いたように、女子レース面白いんですよ。
なので、今年は一皮剥くつもりでシーズンインしてるので、応援、特にレース観戦📺 して頂けると嬉しいです🙌🏻
次のレースは、もう今週の土曜。ワールドツアー開幕戦のストラダ・ビアンケです🇮🇹 2連戦の疲れをしっかりリカバリして、臨みます✌🏻