勝っても負けてもまた唐揚げ。
最近のアビスパはなんかこう、私が好きなアビスパじゃなくなってる。私はサッカーの技術や戦術に関しては無知なので、偉そうなことは言えないけれど、「勝てない」が続くとさすがに、ため息が増える。
負け試合の後のTLは「誰の何はダメだ、もっとこうしなきゃ」「誰はこうだから、よくない」祭。私も、「こうしてほしいなぁ」ってことをツイートしたことももちろんあるけれど、ちょっと気づいたことがあるので少しだけ。
*褒められたことはありますか?
幼稚園教諭としてずっと保育に携わっているんだけど、保育中の8割は「すごいねぇ」「さすがだねー!」「ステキだよー!」と肯定的な言葉を使ってる。例えば、逆上がりを必死に練習している子がいるとする。「昨日はここまでしか足が上がってなかったけど、今ここまで上がってたよ!やったじゃん!」「昨日より蹴りあげる勢いがはやくなってる!」「今、先生何も手伝ってないよ、自分でそこまでできたんだねー!すごい!」という感じだ。ねらいは、意欲を引き出すことと、自信をもたせること。長いこと先生をしているので、意識していないけれど、肯定的な声掛けを自然とできるようになった。褒められると嬉しいし、先生も応援してくれてる、もしかしたら次に出来るかもしれない!という不思議な魔法にかかるってわけだ。きっと大人も褒められて嫌な気がする人はほぼいない…かな。
*どう思う?
「もっと足上げて」「蹴りあげる力が足りない」「真剣にやれ」「そんなんじゃだめだ」こんな言葉ばかり掛けられながら逆上がりの練習をする…。想像しただけで嫌気がさす。
どうせできないし… もぅ練習やめようかな…って思ってしまうに違いない。みなさんはどう思うかな…。みんな私と同じ考えかな。
*ちょっと褒めてみる
戦術が分からない私が、今のアビスパを褒めるとすると、顔面偏差値が高いってことくらいになるのかも。昨日から必死に褒めるところを探しているけれど、なにせサッカーに関して無知すぎて選手もスタッフもイケメンってことしかでてこない(笑)いつかの研修で聞いた話。講師の胸筋がイケメン過ぎて話がなかなか入ってこなかったけどこれだけは覚えてる。「比べるのは、他人じゃなくて昨日の自分と。」今日はここがよかった!って思いましょうって話だった。だから、他のチームの順位なんて気にしなくていいってこと。あそこが1位でここが2位で…なんて(涙)
アビスパの選手だって、全力で支えてくれるサポーターから褒められると「次は勝てそうな気がする!」って魔法にかかって、やる気がどんどんでてくるかもしれない。次節は、ものすごく走るし、ものすごく声を掛け合うかもしれない。
…また、次もゴール裏で唐揚げ食べようかな。