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人生の向き合い方

自分で言うのもなんだけど、私はわりと自由人だと思います。

これと思ったらやらずにはいられない性分です。行動力はあるほうかと思いますが、その分たくさん後悔することもあります。

だけど、自分の人生と向き合ったとき、本気で後悔することってそんなにありません。

ただひとつだけ、大きな後悔といえば、父親との関わり方です。

私は11年前に父親を病気で亡くしています。

身体も弱い上にアル中で、仕事もしない本当にどうしようもない父親でした。

顔も見たくない、なんなら同じ空気吸いたくないと思うほどキライな存在でした。

何回も病気をしていたため、亡くなる前に倒れたときも

「またかよ」

としか思えませんでした。

いざ呼吸が落ちてきたと言われても

「どうせ死なないし」

と思っていましたが、あっけなく逝ってしまいました。

しかしそんな時でも、悲しさよりも葬儀の準備に追われ泣くことすらありませんでした。

隣で泣いている妹をみて、少し羨ましいと思う自分がいたことを覚えています。

しかし、お通夜の後家族を乗せて運転し、母の家まで送ったあと、疲れからか車内で母にキレました。

理由は全く覚えていません。

そのときあっけなく人生って終わるなと思ったことだけを覚えています。

初めて自分の人生を見つめた瞬間でもありました。

もっと優しくできたかもしれない、もっと話聞いてあげたらよかった。

ありきたりですが、そんなことを思いました。

それが唯一の人生の後悔です。

今、後悔のない人生の選択をできているのはこの時のおかげかもしれないですね。

親が最後に子供に見せてあげられるのが、死顔なんだよと昔言われた記憶があります。

これからも、人生と向き合い続けていくことでしょう。そんなときに、過去のたらればより、未来の〜しよう!と思えるよう前向きでいたいです。

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