喪失感新婚旅行 [13] 一旦帰宅、旅の前半の終わり
新潟のアパホテルで、夫とこの旅の続きをどうするか話をした。
新潟からは予定を立てていなかったので、旅をそのまま続けるか、群馬に帰るかのどちらかを選択するタイミングだった。
私は一旦帰りたいと伝えた。
10月31日から始まり、今日は11月12日。13日間、ノンストップで宿のチェックインとチェックアウトに合わせて動いていたため、だらだらする日が欲しくなった。
旅というのはオフな感覚だけど、規則正しい生活が続くとそれはオフではなくなる気がした。
とにかく布団でだらだら過ごしたい。それこそが私の思うオフなのだ。
私の根っこの部分は、基本的にはぐうたらで、面倒くさがりで、どうしようもないのである。
こうして、一旦、私たちの暮らす群馬へ帰ることになった。
新潟から高速道路を使って帰ってきた。
我が家、と言ってもここは仮の住まい。しかし、家に帰ってきたという安心感のようなものが物凄かった。
くつろぎ空間のゲストハウスやビジネスホテル、と言えども、気持ちはいつでもオンだったんだな。と、無事に気持ちをオフに出来たのでほっとした。
旅で購入したものや、パンフレットをまとめたり、旅の記録を書いたりしながら、次にどこへ行くかという計画も立てた。
仕事を探してみたり、そこには日常が帰ってきつつあった。
それと同時に、私たちが次に移り住みたい場所の話をしたり、色んなことが同時進行だった。
そして、次の旅の計画も立てた。長野、山梨、静岡、東京へ行く予定だ。
私のエヌワンの後部座席は折り畳まれ、再び荷物がパンパンに詰め込まれた。
最初の長野には、4日間滞在する。北海道の次に長く滞在する予定だ。
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