自分の歌を歌いたくなる映画『竜とそばかすの姫』
映画館で公開時に見逃してしまっていた映画『竜とそばかすの姫』。アマプラに登場していたので早速見た。少し前まで劇場公開から1年くらい待たないと配信されなかったのに、早いよね?…と思ったらしっかり1年経ってた。うそでしょ。
エンドロールで声優さんを確認して驚き。あのひとも、このひとも!知っている人ばかり。なんてこった。
歌が素晴らしい
まずはこれに尽きる。ベルの歌声が本当に好き。とても素敵だったな。歌い出しからずっと鳥肌。ミュージカル映画でもそうだけど、歌の持つ力ってすごい。それによって励まされ、慰められ、勇気づけられる。
ストーリーは少女の成長をベースに美女と野獣的な要素とか、いろんな要素が組み合わさっているなという印象。
もうひとつの世界
そこは身体情報を読み込んでアバターを作る、もうひとつの世界。まだよくわかっていないが、メタバース(インターネット上の仮想空間)のようにインターネット空間はいつかこんなふうになるのかもしれない。
悪を見つけ出し正体を暴く。正義は本当に正義か?少しでも隙があれば叩く。増えるフォロワー、広がる現実との差。すでに今のインターネット世界を表している表現がとてもわかりやすかった。
もう一人の私
「今とは違う自分になりたい」「違う人生を生きたい」というのはみんな一度くらいは夢見るものなんだろうか。やり直せるとしたら、やりたいだろうか?
見ていて思ったのは、どれだけ新しい自分を模索してもその人はその人でしかないということ。ベルではなく、すずとして歌うシーンが泣けた。
ベルこと中村佳穂さんの曲で大好きなのはこちら。歌うために、表現するために生まれてきたような人。聞くたびに最高にハッピーになるし、音楽っていいなと思う。