【映画感想】コピーが秀逸!『MONDAYS』
いつか配信されたら観ようと決めていた作品。Netflixに入ってるー!ということで早速観た。
タイムループものって面白いけど疲れるから得意じゃなかったのだけど、これは大丈夫だった。1時間20分というコンパクトな時間もいい。書きたいことが次から次へと溢れてきた。ぜひ、観てほしい。
以下、ネタバレにご注意を。
好き度:★★★★★
飽きない構成
なぜタイムループ苦手な私が観ることができたのか。それは映画の構成がよく作られているから。主人公一人がずっとループしているのだと、同じ場面が一生繰り返されて、何かしら変えようと努力してもそんなには画変わりしない。それに飽きてしまう。
でも一人ではなく、みんなで協力して少しずつ仲間を増やしながら進むから見ていて飽きない。加えて見たことあるシーン、他の人に状況を説明するシーンは省かれているからストレスを感じない。
ループする毎日
特定の業界の人(広告代理店とかデザイン会社とか)はこの「同じ1週間を繰り返している感覚」みたいなの理解できたりするのかな、とも思った。
それからどこまで繰り返したかわからないけれど、何回も同じシーンを撮影する、役者さん及びスタッフも「ループに入った?」と勘違いしそうだ。
まとめ
ずっと面白い!ってワクワクして楽しく観ていたのに、最後のほうはなぜか泣けてきた。いや、本当にこれで泣くとは思わなかった。やられた。
「このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」というコピーがとにかく秀逸だ。当然のように上司に「タイムループしていることを気づかせる」ということかと思っていたけど、違うことが中盤で発覚する。
気づかせる内容は「自分のことも考えて、後悔しないように生きるべし」ということ。それを達成したとき、来週が訪れる。なんて上手いんだ。何も文句がない。気になる矛盾もないし、気になるところがない。
ハトです。