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いえぐま日記、はじめます(不定期)


 去年(2024)の12月。
SNSで「ぬいぐるみ保育園」が話題になっていた。ニュースで取り上げられていたらしい。

ぬいぐるみ保育園とは…
一定時間ぬいぐるみを保育園に預ける→保育士に写真を撮ってもらったり、お昼寝させてもらったりする→お迎え時、写真や連絡帳を貰うなど。
一般的な保育園とあまり変わらない保育施設のこと。


ぬいぐるみ保育園は当然入園料が掛かるため、SNSでは高い、やばい、大人になってもぬいぐるみを…、というマイナス意見であふれていた。わたしが思っていたよりも、否定的な意見ばかり…。それを見てから他人事とは思えず、苦しくなった。


なぜならわたしも、くまのぎんじを可愛がっているからだ。


ケーキに喜ぶぎんじ


 わたしが大学入学のために家を出たときに、プレゼントしてもらったくまのぎんじ。
胃痛から仕事を辞めた無職時代に急速に仲を深め、それ以来大事にして可愛がり、仲良くしている存在だ。


 わたしはぬいぐるみ保育園をおもしろいと思った。そりゃ、大人が外出時にぬいぐるみを抱っこしていたら、一瞬ん?って思うかもしれない。もしかしたら……、の危機察知能力は大事だろう。でも、誰にも危害を加えないことがわかれば、ああ趣味ね、で済ませてもらいたいとも思ってしまう。
大人になってもぬいぐるみを愛でることは、なぜそんなに批判されるのだろう。なぜおかしいことなのだろう。
自分の考えとは違うからといって、端から相手をおかしい!間違っている!という批判対象にしてはいけないんじゃないのかな。これも、おかしいのだろうか。



 わたし自身、世間の人々の反応は分かっているつもりだった。大人がぬいぐるみを大事にしていたら、「なにあれ」とか「うわ〜笑」って言われるだろうなって。だから、ぬいぐるみを大事にしていることは家族しか知らないし、他人には言っていない。
ぬいぐるみ保育園を機に、SNSの反応をしっかり目の当たりにして、余計にショックを受けた。
世の中は本当にそういう反応なんだ…。
わたし自身、恥じて隠しているよな…って。


わたしはこれからも、ぬいぐるみを可愛がっていることは言えないだろうと思っていた。
でも、わたしが恥ずかしいことだと思いたくないなぁとか。
あれ、今日のぎんじの顔かわいい!とか。
なんか怒ってる?とか。


血が通ってなくても、かわいい家族の愛おしい瞬間、場面を「みんな見て見て!!!」って言いたくなるような気持ちに何度もなることがあったから、表に出していきたい、と思うようになった。


 最近、エッセイを書くよりも日記を書くほうが気楽にできるから、ぎんじのことを書くなら日記にすると決めた。
否定的な意見は控えてもらえると個人的には助かるが、それも分かった上で、記録に残していきたいと思う。


名前は「いえぐま日記」。


おもしろいことを書くために自ら出会いに行くというよりも、生活の中での可愛い・おもしろいを発見したら、「ちょっと見て見て!」の気持ちで更新してみたいと思う。過去の印象深い日まで遡ったりもしてみたい。不定期だし、続くのかどうかも分からないけれど、まずはやってみようかな。




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えりぱんなつこ
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