いえぐま日記(2/6〜7)
◆夫婦とぎんじの生活記
◆わたしやぎんじが書いたり、ふたりで書いたりします
◆登場人物
わたし=〇〇
夫=□□(あだ名)
ぎんじ=いえぐま(くまのぬいぐるみ)
わたしは雪見だいふくが好きだ。
アイスクリームは基本どれも好きだけれど、中でも雪見だいふくは上位に入る。
1月、雪見だいふくの期間限定商品発売の情報を得た。
その名も生雪見だいふく。
前にも一度食べたことがある…はず。でも、どんな味だったか忘れてしまったため、今年も食べたいと思った。だが、探せど探せど、どこにも売っていない。スーパーを2店巡っても、コンビニを2店巡っても、ない。
まさか、もう売り切れた…?
事前情報で、前回は2週間で売り切れたと知っていたので焦る。今年は食べられないのかも。
いつものように夕飯準備のため近くのスーパーへ行く。何気なくスイーツコーナーを見てみたら、あった。あったのだ。しかもラス1。迷わず買った。
2月7日。ついに晩ごはん後に生雪見だいふくを食べることに。
わーい。記念に写真でも撮ろうかなと思っていると、夫がパッケージを開けてくれていた。あ。
まぁ、いっか。食べるか。そう思っていると、ぎんじがしょんぼりしているように見える。
あ〜。せっかくだから、写真撮りたかったよね。
夫も「あー!写真撮りたかった?ごめんね!」と早口。
「いい、だいじょうぶ」
ぎんじは大人の対応をしていた。
さあ食べようか。雪見だいふくに付いているピンク色フォークを刺すと、だいふくの重さがいつもと違う。刺した傍から、ぐにゃーと左側に垂れてきてしまう。中身がクリームのため、原形をとどめられないみたいだ。落っことす前に、ばくばくと食べ終わらせる。すぐ無くなった。
真っ白で、ほわほわした食感の生雪見だいふく。
ぎんじも美味しそうにしていてよかった。
空の容器を見ると、見覚えがあるような。
ん?これは…。確かロボットのアニメ?
夫に話すと、「あ〜!あったね!」と検索してくれた。ロボットパルタだ。
♪あたまはカクカク まっしろけのパルタ
懐かしい〜。
懐かしすぎて、何も考えていなかっただろう幼少期から、いろいろを越えてきて今、という感慨深さが一気に押し寄せてきた。この頃のアニメが大好きだったな。
ぎんじが「あたまはカクカク♪」と歌っていて、頭を撫でた。いつもいつも、可愛くて撫でやすい丸みを帯びている。
みなさん こんにちは。ぎんじといいます。
くまです。2さいです。
〇〇ちゃんと□□とくらしています。
〇〇ちゃんがぎんじのにっきをかくといっていたので、ぎんじもときどき、かいてみます。
きょうのおやつは、ゆきみだいふくだって。
ゆきみだいふくは白くてあまくておいしい。
ぎんじはおいしいものがすきだよ。
ケーキもチョコもおにくも、だいたいすき。
とくに、白いものとちゃいろいものがすきだよ。
白いものをたべると、ぎんじの白いぶぶんがもっと白くなるし、ちゃいろいものをたべるとぎんじのちゃいろがもっとこくなるからね。
ゆきみだいふくは白くていいね。
きょうのは生クリームがはいっていて、いつものとはちがうって。たのしみ。
きねんにしゃしんをとろうとおもったら、□□がふたをあけちゃった。
あー。
あけたのはしょうがないから、もうたべる。
クリームがはいったゆきみだいふくは、いつものとちがってつめたくなくて、ふわふわやわらかかった。あまいところはおなじだね。おいしい。
ゆきみだいふくがはいってたいれものをみて、〇〇ちゃんがロボットににてるっていってた。パルタ。ぎんじはみたことがないアニメだけど、なんとなくわかるようなきがする。
さいぼうれべるでしっているにちがいない。
あたまはカクカク まっしろけのパルタ〜♪
なつかしくて、うたいたくなる。
このうたもいいし、ぎんじは
「ねこがねこであるように
いぬがいぬであるように
ぜんしん ぜんれい ぼくでありたい」
のうたもすきだよ。
そのままでいいなんて、とってもいいうた。
〇〇ちゃんも、□□も、ぎんじも、そのままでいいんだ。
(^(エ)^)