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とろ日記(大晦日)
2024年の大晦日は、夫と過ごす初めての大晦日だった。
2023年の大晦日は互いの実家に帰ってのんびり過ごしていたし、今回もそうなるかと思っていたけれど、なんやかんやで夫婦2人での年越しが決定。
義両親の家で親戚をもてなす!せっせと年越し準備!ということはしなくていい家だから、とても楽をさせてもらっていると思う。
わたしはクリスマスよりも大晦日が好きなので、大晦日の過ごし方を重視している。
夕方には風呂に入り、美味しいものを食べ、ごろごろしながらテレビを見ること。
これが理想の大晦日で、この過ごし方をしなくちゃ大晦日らしくないとさえ思っている。
夫とわたしの嗜好は正反対気味なのだが、大晦日に食べたいものは?
「蟹」
が一致して嬉しかった。
12月になると、スーパーやふるさと納税で蟹を探し「何キロがいいんだ」やら「どこ産がいいんだ」やら話をした。いつも何も決まらず、いつの間にか話が過ぎ去る。
気づけば大晦日の1週間前。
そろそろ決めないと!買わないと!JA関連のお店や近くのスーパー3店の値段と量を比較し、やっと購入することができた。
大晦日当日は晩ごはん用の寿司を買い行き、お昼は蕎麦を茹で、冷凍蟹を流水で解凍。夕方には風呂へ入った。準備万端だ。
18時50分。紅白歌合戦が始まる前に乾杯!
今年もお世話になりました。お疲れ様でした。
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2人前の寿司にするか、3人前の寿司にするか悩んだが、2人前の寿司で正解。蟹はかに酢でいただく。水っぽいこともなく、肉厚で美味しい。スーパーの蟹をナメていました。
寿司と蟹を食べると、思っていた以上にお腹がいっぱいになった。
わたしが発売当日(12/27)に本屋へ買い求めた「おうちでスシロー すし皿BOOK」のお皿も良い。かわいいし使いやすい。寿司をのせると見た目もよく、ぴったりだった。
反省点は、数の子の塩抜きをしていなかったことだ。
今まで食べてきた数の子は、塩抜き済みのものか、母が塩抜きをしてくれていたのだろう。
事前にそんなことをするなんて知らず、そのまま一口かじった。
しょっっっぱ!!!
予想していなかったので体がびっくり、目がぎょろっとなった。醤油差しの醤油がドバっと出てしまったとか、塩コショウの蓋が取れてかけ過ぎてしまったとか、そんなの比じゃない。とにかく、えんみ!しょっぱ過ぎて、しょっぱいとかじゃない。この一口で、1日の塩分摂取量メーターをぶち破ってしまったかのような味。
頼みの綱のスマホで調べると、数の子は塩抜きが必須だと教えてくれた。買ってきた数の子のラベルを見ると、確かに「塩数の子」と書いてある。
″塩″数の子かぁ〜。
30代になっても、まだまだ世間知らずだ。
気を取り直して寿司を食べ、蟹に食らいつく。夫よりもバクバクと食べてしまった。
紅白歌合戦やオールスター体育祭のチャンネルを行ったり来たりしながら、こたつでゴロゴロ。YouTubeでSnowManのライブ配信も見たりした。
眠くなってきたなーとテレビをながめていると、ゆく年くる年の時間だ。
(5、4、3、2、1)
あけましておめでとう〜!
ニンテンドースイッチライトを付けると、どうぶつの森では花火が上がっていて、夫にも見せる。
ぱちぱちとテレビリモコンを押す。一瞬、CDTVライブ!ライブ!が映る。テレビ画面の中も、ゲームの島でも、明るさときらびやかさを放っている。新年。現実じゃないみたい。
もう少し起きていようと思っていたのに、寿司と蟹とお酒でお腹がいっぱい。布団に入る。
明日は神社に行くんだからねー。
はーい。
2025年かー。信じらんないねー。
ねー。
いつも鳴いている犬の声もせず、外はやけに静かだった。だけど灯りはついているから、きっと各家庭では新年を楽しんでいるのだろう。
相変わらず、夫はわたしより先に寝た。
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