視聴の作法と配信の質
配信者もリスナーも人それぞれ、考え方も多種多様でしょうから、これから書くわたしの考え方に違和感を覚えたり、反論したくなったりする方もいらっしゃるでしょう。
その上であえて書きます。私の考えでは、配信者は不特定多数のリスナーに向けて配信する以上、それはある種のエンターテイメントとしての表現行為であり、個人的にただゲームを楽しむだけなら配信する必要はないと思います。
純粋にゲームを楽しみたいなら、公開するべきではないし、どうしても公開したいならチャット欄のコメント機能はオフにするべきです。なぜなら公開する以上は有象無象の善意も悪意もごちゃ混ぜのリスナーたちに晒されるからです。
何のために配信するのでしょう。
あくまでもわたしの場合ですけど、それは面白さ、楽しさ、癒やし、驚き、などなど感情を喚起する娯楽の提供であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
つまり配信者は番組の企画や構成を行う演出家であり脚本家であり、同時に演者でもある、コンテンツの提供者なのです。そしてリスナーは視聴者であり受け手であり消費者でもあります。
わたしにとって配信するという行為は、この関係性の上に成り立ってます。なので配信する以上は、あらゆる善意や悪意による様々なコメントを受け取る事になります。
ここで、コンテンツの提供者である配信者に問われるべきは、そういった全てのリスナーからの全てのコメントをどう料理して、いかに楽しく、面白おかしく切り返し、結果としてその配信をコンテンツとしてさらに魅力的なものに昇華できるかどうかの技術とセンスなのではないでしょうか。
なので、自由に好き勝手にコメントしてもらって、わたしのトークスキルや切り返し能力をもっともっと鍛えて欲しい。そして、そういった掛け合いの繰り返しによって、配信のクオリティが上がり、サブカルへと進化できるのではないかと思っています。
だから、ネタバレとか大歓迎とまでは言わないけれど、そんな事に配慮は不要です。どうか気にせず観に来て好き勝手にコメントして欲しいです。
だって純粋にゲームを楽しんでいるわけじゃないから。エンターテイメントなコンテンツを提供しているんだから。(※あくまでもわたしの場合です)
もちろん、わたし自身ちゃんと提供できているかと言えば、それはまだまだ若輩者ですから、ぜんぜんできてません。これからも精進します。
ただし、読む価値のない非建設的なアンチコメ、特にストローマン論法を多用する的外れな批判にすらなってないものについては、その限りではありません。