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消えたドラえもんの下半身

前回のドラえもんで思い出した、ドラえもんの貯金箱のお話。

うちにはドロボウが3回入っている。
3回とも矢口さんという男性。
矢口さんは障害があって、困窮してると刑事さんが教えてくれた。
だから、裁判してもお金はないので裁判するだけ無駄。
いや、裁判になると私たち面倒なんで、的な説明だった。

1回目、5年前の夏。
気付いたのは矢口さんが我が家に侵入した2週間後。
子供のお月謝を払おうと引き出しをみると、月謝袋がない!? 
おかしいなあ、、、あれ?
部屋の隅にあったドラえもんの貯金箱が頭だけになってる!!
お金が貯まったドラえもんの下半身がない??

2回目、5年前の冬。
12月の末に刑事さんがやってきて、
『お宅にドロボウはいりませんでした?』と。
無くしたと思っていた長男のお財布、QUOカードなどたくさんの盗難品の写真が貼ってあるアルバムをみせられた。
1回目の犯行後にはあったお財布…
『うちは2回はいってるってことですか?』
『そうです』
『犯人はここら辺を50件以上入ってる常連です。』
『…』
50件以上も犯行を重ねられるって知能犯?障害あるとかいってなかった?
という言葉はグッとこらえた。

3回目、去年の冬。
あきらかに、朝起きたら明らかに部屋の様子が変。
財布がない、、車のドアがあいてる、、窓が開いてる、、
今までの犯行より素人感を感じる。
ドラマのような現場検証がはじまり家族の指紋も採取。

そう、今までの矢口さんの手口はとても丁寧で形跡を全く残さない。
立つ鳥跡を濁さず。
そのおかげで、家族が誰も怖がることなく、
ドラえもんの貯金箱の下半身がないことも誰も2週間気がつかなっかったのだから。

しかし、3回目は違う。
何か焦りがある感じ。そしてテーブルにあったお財布だけ見つけてそそくさと出ていった。立つ鳥跡を濁してる。
私の予想は新犯人。と右京さん的な解説で家族に力説。

私の力説大外れ、またも出所した矢口さんの犯行でした。

3回目以降我が家、寝る時は鍵を閉めるようになりました。


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