「トットちゃんのお母さんになりましょう。」①
こんにちは、eringishimejiです。
小学校高学年の娘と低学年の息子を育てています。
今日は、初めて詳しく息子の特性のことを書いてみたいと思います。
息子は、就学前は療育を受けてきました。
今は放課後等デイサービスを利用させていただいています。
学校は通常学級に通っています。
そして、これはあくまでも私と息子の体験談であり、自論です。専門家ではないことをご承知おきください。
もしお子さんの成長・発達のことで同じような経験や悩みがあられる方、興味を持たれた方にとって、少しでもお役に立てればうれしいな、という気持ちで綴りますね。
小さな頃から。
息子は今、小学校1年生だが、小さな頃から赤ちゃんぽさがなかなか抜けない子だった。
1歳半健診では特に感じなかったが、2歳になる頃から、上の子と比べても何となく、成長がゆっくりだなあと感じていた。
でも、女の子より男の子はゆっくりだと聞いていたし、早生まれなのでそんなものかな、と思っていた。しかも、赤ちゃんぽくてかわいいし。
ただ、言葉で意思疎通できるようになるまでは、全身で嫌々を表現するので、色んなところに身体をぶつけたり、床にひっくり返って泣いたりと、なかなかに激しく、怪我をしないかが1番心配だった。
頭にはヘルメットをかぶせたいと思っていたくらい。
かわいいことに変わりはないのだが、ずっと「なんか育てにくいな」と感じていた。
幼稚園の子育て支援のお集まりに参加していたが、その園が1人ひとりに向き合ってくださり、受け入れてくれる雰囲気を感じたので、2歳児クラス(年少々)からの入園を決める。
私1人でみるよりいいかな、と思ったし、何よりプロに託したい気持ちが大きかったかもしれない。
結果、それが良かったと後で知ることになる。
園生活で。
入園してからは、やはり慣れるのに時間がかかった。私にべったりだったので、なかなか離れられず、泣きながらバイバイの日もたくさん。
それでも先生たちのおかげで笑顔で登園できるようになり、楽しく過ごしている様子だったので、順調だな、と思っていた。
そんなある日、ちょうど3歳になった頃。
1人ずつ保護者面談があって。
担任の先生から、
「〇〇くん、発達検査を受けてみませんか?」
と言われた。
その理由は、
・運動あそびがとても苦手そう
・手先を使うことに困り感がある
ということ。
うちでも、ご飯を食べるのにものすごく時間がかかるし、うまくスプーンを使えなかったりもしていたので、めちゃくちゃ腑に落ちた。
さらに担任の先生は、
・自分の子と似ているところがあって、小学校に入学してからたくさん苦労した
・早めに取り組むことで、困り感を少なくし、得意なことをたくさん伸ばしてあげられる
・同じような話をみなさんにしています
とも話してくださった。
当時は私、詳しい発達のことや療育に関しては無知に近かったのだが、なんだろう、親身になってくださったことが本当にありがたく、すーっと心に入ってきた。
そして、母親の勘だが、なんとなく、息子にとって、これは分岐点で、チャンスなんじゃないかと思い、早速お願いすることにした。
悩むまではなかったが、ずっと引っかかっていたものを見つけてもらえた気がした。
「スーパーすごい先生」との出会い。
それで、園に定期的に来られている臨床発達心理士の先生に発達検査をしていただくことになる。
この先生との出会いが、私たち親子にとって、ものすごく意味のあるものになるとは。
この時の私は、まだ何も知らない。
結果説明の日。
その、私的に「スーパーすごい先生」が私におっしゃった。
「お母さん、トットちゃんのお母さんになりましょう。」
そこで私はピンときた。
読んだことあったから。
「窓ぎわのトットちゃん」。
ずいぶん前に読んでいたが、お母さんがどうやってトットちゃんを導いて行ったのか、なんとなく覚えていた。
それで私、なんてお返事したかと言うと、
「わかりました。ぜひ!」
だ。
息子の特性を知ったことで、実はものすごく救われたのだ。ほっとした、という表現がしっくりくるかもしれない。
無知だと、「私の育て方のせいかな」という思考に陥りがちだから。
これがほんとに、私と息子、いえいえ、我が家の分岐点だったと思う。
今だから思うこと。
園でたくさんの子ども達を見ている担任の先生だからこそ、息子に対し感じるものがあったんだと思う。
それを見つけてもらったことに心から感謝。
入口に立てたから。
そうじゃなければ、今でも行き先もゴールも見えない迷路の中にいたかもしれない。
そして、人と違うということは、みんな多かれ少なかれある。間違いでも、悪いことでも全然ない。むしろ神様からいただいた贈り物なのかもしれない。
ちょっとかっこつけすぎだな。
でも。
まずは知ること。受け入れること。
これが始まりだったと思う。
先生、ありがとうございます。
息子、卒園後も元気に小学校行ってます!
だいぶ長くなりましたので、続きはまた次回。
続き、書きました!
最後まで読んでいただきありがとうございます♪
次回もお待ちいただけると幸いです。
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