人工芝を貼ってみた
普段、仕事で人工芝を貼っていますが今日は初めてプライベートで友達の自宅の庭を一緒にDIYしてきました!Do It Yourself!
DIYなのだから、僕が一人で最初から最後までやっては意味ありません。
と、思って友人宅へ行きました。そして帰る時にも改めてこのDIYの面白さや達成感という意味をより良く理解できた1日でした!
良ければこちらもお願いします!
まずは現調から
現調とは現場調査のことです。といっても下見も何もしないでぶっつけ本番でしたので軽く現状を把握するという意味で相棒からヒアリング調査を!
現場は2.4mかける8m程度のお庭です!約20㎡程度に思っていただければ!
人工芝にしようと思ったきっかけ
友人のあだ名から以下、相棒をTちゃんと呼称します!(男性です)
Tちゃんはナゼ庭を人工芝にしようと思ったのか…
もしかしたら同じ悩みの方もいらっしゃるかもしれないので参考までに。
Tちゃん曰く…
家は新築の建売を購入し、庭は買った時から土の状態
①この状態だと雨が降った時に土に雨水が跳ね返り家が汚れるのが嫌だ
②夏になると雑草が生い茂るのでそれも嫌である
③砂利にしようと思ったけど、そうすると砂利が嫌になった時戻せない(処分にお金がかかる、労力を要する)
④最初は人工芝を検討していたけど費用のことで断念した 等々
あと、変な人工芝屋の営業に20万でやれると言われ、そこに決めようとしてもらった名刺の電話番号に折り返したら電話相手の社長が酔っぱらっていたとか(苦笑)
何はともあれ実際にやってみよう!
今回、費用のことも考えて下地を完璧に作ることはやめました。
本来ならばクラッシャーラン(C-40)通称:ダスト と呼ばれるものを
散布して、締め固める機械で下地を作ります。
ほぼ7~8割は下地で人工芝の仕上がりが決まります。
上に人工芝を敷いても見えなくなるだけで下地の凹凸などは消えません!
ただ、これを行うと費用も手間も時間も、もしかしたら処分することも考慮して僕の独断と偏見でやめました…。
下地作り(簡易版)
普通に気になる凹凸を締め固めるだけの作業です。完璧に下地を作るわけではないので雨等で人工芝の下の下地がぬかるみ将来的にボコボコになる可能性があるということは伝え、了承を得たので簡単に済ませることにしました
道具はこんなのを使いました!
似たようなのがカインズホームで5000円以内で買えます。そんなので十分です。こいつで土の床をドスドスします。凹凸の凸部分を削りへこんでいるところに移しドスドスします。もうこれだけです。ドスドスドス…
防草シート敷設
そのあと、雑草防止のため防草シートを敷きこみます。
その前にあらかじめ雑草の除去と除草剤の散布はお願いしてやってあります。万全を期すために気になる方は処置することをオススメします!
防草シートも安価なものだと効果が薄いです。皆無なものもありますが、そこはお財布とのご相談!
今回は買った人工芝に防草シートが付属していたのでそれを使いました!
(人工芝は好きなものを選んであらかじめ購入してもらいました!)
基本的には広げてピンで留めるだけなので大したことはないです。
ハンマー等の工具を用意しましょう!
抜きがついているものがオススメです!(抜けるから)
本当はゴムハンマーみたいなのが良いのですが、そうでなくても僕は良いと思います…
ゴムハンマーだと怪我をしにくいのと、ピン自体が金属なので打った時にピンの頭に傷を入れないため(金属のハンマーだと少なからず削ってしまい錆の原因に)
防草シートを止めるのにこういう釘と押さえのあるものをオススメします!
カインズホームとかにも10本単位で売っていますので適量購入してください!
長い釘+ワッシャーとかでも代用可能です!
プロらしからぬ発言をしますが…
どうせ上から人工芝をピンで固定するからとりあえず止まってれば良い!
こんなところで本気を出してはいけません!
実際にカッター等で切って大きさを合わせていきますが注意事項あります…
カッターは切れ味が命!
あともう一つ絶対に確認してほしい点があります…
埋設管にはご用心!
土の下に排水管等の大事な管がある可能性があります!
ピンを打った感じで「これ以上同じ強さで打ってもピンが入っていかない!?」という場所は危険!
場所をずらして打つか、打たないという選択肢もあるのでご注意ください
カッターの話
カッター。どのメーカーが良いの?とかありますか?と。ありません!
ただ一言。切れ味が命です!カッター本体のみならず、替え刃も一緒に購入しましょう。私の体感的には20~30枚は平気で使います。折れ線有りを購入してください!
普段、カッターを使ったことはあるけれどそこまでよく知らないと言う方も絶対にお読みください!自分自身を切って怪我をしないためにも!
オルファにしてもタジマにしても銀色の刃の物と黒色の刃のものがあります。よくyoutubeとかに施工の動画をあげているメーカーや人がいますが黒場を使う方が多いです。お勧めしません。
黒刃は切れ味が良い為、ものすごくよく切れます。しかし耐久力が低いためすぐにカッターの刃を折らなくてはなりません。(刃を折る意味が分からない方は上のカッターナイフの使い方を必ずご覧ください!)
人工芝や防草シートを切る上では銀刃で十分です。むしろ長く切り続けられて経済的です!切れ味が良すぎると勢い余って自分自身を切る恐れも出てきますのでご注意ください!
余談ですが、どういった時に黒刃を使うか?というとゴムや長尺シートなどの柔らかすぎて切りにくいものや表面が硬いものを切る時に使用します。(あくまでも個人の意見ですが)
景観用人工芝敷設作業!
まず、大前提として人工芝には向きがあります。実際に広げてどのような向きにするのかを相談しましょう!今回は家から見て綺麗に映るような毛の向きに決めました!
下の画像は向きが逆になっている2枚の人工芝の比較画像です
さて…ここから一個一個手順を追って説明…はしません!調べればたくさん出てくるので改めて触れる必要ないかと。かといってyoutubeとかの動画を見ながら揚げ足を取るような解説をするのも感じが悪いので…。(やり方はメーカーや職人さんそれぞれなので)
ただし!基本のキ!人工芝の耳を落としましょう!
というのも、この耳と言われる部分を処理しないと人工芝を敷き並べた時に隣同士で邪魔をしあって繋ぎ目がもろバレして格好悪くなってしまいます。
なので人工芝の耳は1列切り落としましょう!
ここでもカッターの切れ味がモノを言います!かならずよく切れる刃で行いましょう!
実際にTちゃんに切ってもらいました!
普通に上手い・・・。僕いなくてもいいのでは?(苦笑
その後、仮敷きといっていったん並べます(写真撮り忘れました…重要なのに)そして端部をカッターで切っていき(ここは職人の腕の見せどころではあります)おそらく皆さまが知りたい切り方の部分なのに写真を撮り忘れ
蓋を切り抜き()
今回は特別に余っていた接着剤をつかって接着!
人生において、接着剤を塗ることなんてほぼ無いと思うので実践してもらいました!(下の凹凸が激しくてテキトーに塗っておりますご容赦ください)
その後、U字ピンというものを用いて人工芝を固定していき…
間隔はUピンの足りる好きな間隔で良いと思います(笑)
そして完成!(説明が駆け足すぎる)
接合部分(ジョイント)はこのような感じ!かき分けないと何処にジョイントがあるか分からない状態にします。しないと気がすみません!職業病です
このジョイント部分なのですが、離れすぎていると筋が見えて格好悪いです。よく突き詰めすぎても毛同士がそり上がって目立つといいますが…最初だけです。どんなに良い製品でも最初は起き上がっていた毛が寝てきてわからなくなります…。
接着剤は、プロの方しか使わないというか使い慣れないと使えるものではありませんので普通のやり方として…
U字ピンで留めるだけでも十分です!ピンを打つ感覚は狭いほど強度が上がりますが、ピン代が恐ろしい事になりかねないので…できれば50cmピッチくらいがちょうどよいです!1mとなると少し広くて歩いているときにひっかけてしまう可能性があります。
他にも両面テープ等の施工方法もあります!(やったことないですが)
材料費について
今回、約20㎡でDIYしたこちらのTちゃん宅のお庭
使用したのが・・・山善の人工芝を使いました!
人工芝 防草シート付き 2m×10m U字固定ピン40本入り
PS7B-B35210 夏芝/春芝
防草シートが付いてざっと23000円
こちらをTちゃんが選んで購入しておいてもらったのを敷設しました!
その他に追加で購入したピン類が約1000円
接着剤類 約2000円分
養生テープやごみ袋等 約1000円
カッターの刃 500円分くらい
合計ざっと27,500円くらい!
所要時間は二人で4時間程度(のんびりやりました!)
完成後
すっごく思っていた以上に綺麗になったし人工芝って結構軟らかいんだね!
一緒に作ったから愛着も湧くし、しばらくは庭をずーっと見てられる(笑)
これはいろんな人に自慢できる!ありがとう!
とお礼のお言葉を頂きました…。
お子さんも駆けずり回れるし転んでもへっちゃらな感じでした!
今回、要所以外の部分 ピン打ちや人工芝の耳カットを教え、やってもらいました!接着剤も塗ってもらったり普段味わえない新鮮なひと時だったはずです!
重要な作業(採寸して人工芝をカット、敷いた人工芝の端部のカットや蓋周りのカット)は仕上がりに影響が出るのでその部分だけは担当させていただきました。
やっぱりDIYとしてやったからこその達成感なのだと思います。僕も満足している顔を見れてホッコリしました(笑)一人でガンガン飛ばしてやれば1時間半くらいで出来るボリュームですが、それでは意味がないのだなと感じました!
それでは長々と最後まで読んでいただいた方はありがとうございました!
端折ってしまった部分が多々あるので暇を見て、現場で再現可能なワンポイントアドバイスは少しずつ掲載しようと思っております…
でも今回で少し自分の中でこれは?というのがありました…
もしかしたら仕事にできるかもしれないような…
人工芝のDIY一緒にやります! というのを本格的に考えてみようと思います。せっかくだから自分でやってみないと!コツさえわかれば難しくないので! ただ…料金体系どうしよう…とか思ってみたり。まあ今度考えよう!
togakiでした~!
こちらもよろしくです!
僕自身、人工芝関連のnoteに関しては技術料込の内容を記載しているので有料にしています。これに関しては僕が無料で公開することによって他の同じ職を生業にしている方たちの優位性をそぎ落とす情報を垂れ流してしまいそうなので。そこは本意ではありません。本当はこの内容も少し「オイ」って言われるかもしれませんが…。そん時はそん時かな~と!
ただ、今の世の中調べればいくらでも出てくるので…とも思います
でも今回は無料!というか主題はDIYだから!人工芝なんておまけなんですよ、偉い人にはそれがわからないんですよ!という台詞とともにお別れとします
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