70代の父の作品を見てほしい。
私の父は、絵を書いたり見たりすることが好きで、美術館にもよく行っている。
絵画教室に通ったこともあり、そこで描いた絵画が実家の壁に点々と飾られている。
それで、実は今日のことなんだが。
仕事終わってスマホを見ると、実家の母からラインが来ていた。
開くとこんな文面が。
「お父さんの絵が入選したよ。ハガキで連絡きた。今度、表彰式と祝賀会があるよ。」
……ええーっ!
何それ何それ、お父さん、凄いじゃん!
どのくらいのコンクール?か知らないけど、入選したんだ、凄い!
以前から、家族みんなでお父さんは絵が上手だよねと褒めていた。
私はもっと描いてほしいという純粋な気持ちで父に言った。
「もっともっと絵を書いて、アンリ・ルソーみたいに日曜画家になったら!?」
父
「アンリ・ルソー?えー(・_・;)」
嫌そうだった。
父、ごめん。そうだよな。
アンリ・ルソーはいわゆる「元祖へたうま」な作風だから、あまり嬉しくないかも。
と思ったことあるのを思い出す。
久々にアンリ・ルソー作品見たくなったな。それと同時に思い出されるのは、画家の横尾忠則さん。彼のアンリ・ルソーの絵をパロディに描いた作品が大好きだ。
もう笑える。笑うしかないやつだ。
初めて見た横尾忠則展で見たときは、一人で来館してたので笑いこらえるのに苦労したな。
20代の楽しくも苦い恥ずかしい思い出。
あぶない、忘れそうになった。
最後に入選したという父の独特な絵をご覧ください。