![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109694184/rectangle_large_type_2_eafb6d59dab7cda57f420ecc2ac8fd2e.jpg?width=1200)
Prayer Room (祈祷室)
先日TOMONI Japan さんの主催する
「ハラルチキンで餃子を作ろう」
というイベントに行ってきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109725844/picture_pc_da74e8490a5fdf83aa924c8d40502233.png?width=1200)
ハラルとはイスラムの教えにおいて
「許されている」という意味だそうです。
「ハラルチキン」とは
イスラムの教えに適った方法で
屠殺された鶏肉であり、
イスラム教徒の食べられる鶏肉
ということになります。
今回はそのチキンを使って
外国人のムスリムの方々と日本人が
一緒になって餃子作りをしました。
最近は日本でもムスリムの方々が
増えてきていますし、
レストランやお店でも
ハラル認証のマークがついている所が
増えてきたので、
周りにイスラム教徒が居なくとも
ムスリム、ハラルなどの言葉を
聞いたことある人も多いでしょう。
私は母がクリスチャンから改宗した
ムスリマ(ムスリムの女性形)です。
したがってハラルフードや
Ramaḍān(イスラム教の断食月)などは
比較的身近にあります。
また妹はイスラム教徒が多数派を占めるマレーシアに
長いこと住んでいたので
その関連で私もまたムスリムの知り合いが
まあまあいます。
また今年は世界ヒジャービーデイ
(頭にスカーフの🧕ような布をつけて
髪の毛や首を隠している女性の日)
のカンファレンスでファシリテーターを
務めさせていただいたりして
その関係でもムスリムの方々と
関わる機会がありました。
そこで感じた、そして実際よく言われたのが
イスラム教徒として日本で生きていくのが大変、
ということでした。
食べられるものが少なかったり
体を隠す長丈の洋服が少なかったり
ヒジャブ🧕を外したくないのに
外すことを求められたり(昔の話)
1日5回のお祈りをするための場所がなかったり。
そういった、ムスリム観点からの、
日本の不便さを聞く機会が多かったです。
しかし先日のイベントで出会った
サウジアラビア男性との会話は
なかなか新鮮でした。
エリー「モスクはよく行くの?」
サウジ男性「週末は行くけど、
平日は会社の近くにモスクが無いので
会社内の部屋でお祈りします」
エリー「前からムスリムの人が居て
前々からプレイヤールーム(祈祷室)
があったってこと?
それともそういう部屋を作ってくださいって
お願いしたの?」
サウジ男性「僕が入社する以前は
プレイヤールームはなかったんですけど
僕が入社する際に
『君ムスリムだよね?お祈りの部屋要る?』
って会社の側から聞いてくれました」
エリー「日系企業で!?」
サウジ男性「はい。完全に日本の企業です」
驚き桃の木山椒の木!
日本の企業でも、こんなふうに
異文化/宗教を理解して、
その人が別に主張しなくても
宗教的義務を全うしやすい環境を作る
という事をなさっている会社もあるのですね!
感動。
日本はよく閉鎖的な国だとか
異なるものに対して不寛容だ
と言ってくる人もいますし、
まあそういう面もあるのかもしれません。
しかし同時に、とても理解があり、
異なる文化や宗教について学んで
過ごしやすいようにと工夫してくださる
企業さんもいる、という事も
知ってもらいたいと思い、
本日の記事を書きました。
いいなと思ったら応援しよう!
![ErinaElly](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65028709/profile_69ac0990ef1050eff3b11a3094610295.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)