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風さんとサラスワティ

藤井風さんのSNSの発信は
「どこどこに行って、誰と何をして、どうでした」
みたいなわかりやすい説明のキャプションが無い事が多い
だから写真を見ても、どこでどうしてどうだったのかなということは、写っているものからコチラが想像するしかない
どうせ、どこでどうしてこうでしたと言ったところでそれを受け取る人の受け取り方は驚くほど千差万別なのだから、いっそ言葉の型にはめるのをやめて好きなように感じて思ってもらっていいよ…っていう事なのかしらん?
と想像するけど、それすらも説明された事がないので想像の域を出ない
まぁそういう部分も、freeがモットーの風さんらしいなと思ってこちらも適当に楽しませてもらっています

つまりこれは私の脳内妄想100%の身勝手なストーリーですと長い前置きをしたとこで、急に書きたくなったので書きます

現在アジアツアー中の風さん
インスタに訪れた国ごとの投稿を順次されていて、昨日はインドネシアの投稿があった
首都ジャカルタのライブと、凄く楽しそうだけどどういう言われがあるのか謎なチーム風の面々とのバックステージ風景がたくさんの後に、バリ島らしき海と街の風景が数枚



LAでのレコーディング作業中も、息抜きに自然を感じたいと言っては時々海や山に出かけておられたらしい風さんとマネージャー
アジアツアーも10カ国をまわりつつ、行った先の国でスタジオに入って曲作り作業が行われているハードスケジュールなようなので、ツアーのちょうど真ん中5カ国目が過ぎた所での息抜きタイムなのかな⁇

海にぷかりと浮かぶ風さんの姿が一番最後にポストされていた

不思議なのは街の写真で、風さんはバリ流に腰布(kamen)と帯(selendang)を巻いてあきらかバリヒンドゥー寺院を訪れる為の正装をしているのに、お寺の写真が無いのよね

どこだかわからない三叉路

普通の人はこういうときは「バリ島のナントカ寺院でLIVEツアーの成功を祈願しました」的なキャプションといかにもバリ島らしいコッテリした装飾のバリ寺院で撮った写真を載せるものでは無いのかなー? 不思議…不思議…なぜだろう?

いい写真が撮れなかったか、観光地だけに写り込む人が多すぎたとか、逆に載せた事でファンが押し寄せたら困るような地元密着の寺院だったのかな?
色んな可能性が頭をくるくるする…

けど今日になって風さんがストーリーで路地の写真にわざわざテキストを付け足した投稿があがってきたので、
ん?
足された文字、ATI
「SARASW…ATI」

どこだかわからない路地
藤井風Instagram storyより

私の妄想スイッチがカチーンと入ってしまった

文字を付け足してまでわざわざ伝えられた単語はヒンドゥー教の女神様の名前で
音楽や芸能や知識や財運を司る「サラスワティ」
インド哲学好きでアーティストである風さんが信奉している事はおそらく間違いない女神様で…

イスラム教徒が9割近くを占めるインドネシアにあって唯一、古来の信仰と習合したバリヒンドゥー教を信仰するバリの人々が住む島で風さんは他のアジアの国を訪れた時と同じように地元の慣習に沿ってお参りに出かけたように思う

アジアツアーや他のプロジェクトと同時進行で進められる曲作り
先日のNHKミュージックスペシャルで伝えられたもがく風さんの姿、想定よりも時間かかっている3枚目のアルバム作り、大きなプレッシャー、正解がわからない作品創りの産みの苦しみを想像すると、
なかなか先の見えない、通ったことのない道を行きつ戻りつ進んでいるようなものかと思う、きっと祈る気持ちで歩いていく

そんな風さんがおそらく初めて訪れたバリの地で、
沐浴して身を清めた後にバティックの腰布を巻いて、帯しめて、祈りに行く時に
あるいはお祈りし終わった帰り道に
たまたま迷い込んだ細くて薄暗い決して綺麗でもない見知らぬ路地の壁に、
なぜか白いはっきりした

SARASWATI

の文字が、そこだけ夕日だか朝日だか、オレンジ色のお日様の光をあびて浮かび上がっていたら…
あれ?自分へのメッセージか?
って思うんじゃない?

だって何度びよーんと拡大してマジマジと見ても何故壁のあんなとこにSARASWATIって書いてあるのか謎な脈絡の無さで書いてあるんですよ、
想像すると奇跡すぎて笑うよね

見知らぬ異国の小さい道にあっても
どこにいても
アンタのことを見守ってますよ

ってあれはSARASWATI女神のご加護を感じるシンクロニシティ、嬉しい偶然だったんじゃないかなぁ?
と、ふと思ったのでした

そもそも2024年といえば、チーム風はヘンレコ社長の河津さんと、今年のライブの演出映像監督を務める山田さんの男2人サシ旅から始まったのを思い出してみて…
お二人が初詣に行かれた宮島の厳島神社は、日本三大弁財天である厳島弁財天のまつられているところ
サラスワティは日本での名前は弁財天や市杵島姫命とされているので、実は正月に社長みずからががっつりサラスワティ(弁財天)にお参りしているチーム風

藤井風アプリ
staff diaryより

なので、お導きを感じたとしても何らおかしくはなく…

そういえば、今年の風さんのお仕事でいい反響を生み続けているTiny desk concert
あの時の風バンドでギターを弾いているDURANさんの腕にはサラスワティのタトゥーが彫られていて…
2020年に『青春病』という曲のレコーディングで初めてDURANさんに出会った風さんは彼のサラスワティとマイケル・ジャクソンのタトゥーに凄くシンクロを感じたそうな
そんなDURANさんとの久々のお仕事も今年だし
予想以上に世界のみんなに愛される事になったタイニーデスクの成功はこれから未開の地に出ていく風さんにとって心強い追い風になっているのではないかな〜?
そうなると風さんにとってDURANさんの現れるタイミングは弁天様とマイケルをしょったアバターというか生き神様というかメッセンジャーか天使か!?…
みたいに思えるのは妄想も行き過ぎかな、
ええ加減にせえよと自分にツッコミつつ

まぁ知らんけど
バリ島で行ったどこかの映えるお寺よりも
むしろ道端で偶然出会ったSARASWATIの文字の方に風さんは深く感銘を受けたのかもしれん
だからあの写真のセレクトで
どういう感情なのか一見不思議にも見える神妙な顔で写っているのかもしれん
「神妙」とはふと浮かんだ言葉だけど、まさに神の妙に感じ入った時の記念写真なのかもしれん

大きくて有名なお寺だけじゃなくて
女神様はどこにでも現れて見守って下さる
普通の裏路地にも
自分が見ようとおもえば
直感と自分の内なる神に従って
その道を歩いていくならば

なーんつってなー

ちなみにサラスワティがなぜ知識や音楽や踊りや財運を司る女神かというと
そもそもは川の女神様だからだそうで、川の水のように「流れるもの」がサラスワティの管轄なんだそう
そんな川の水も最後は全部大きな海に流れ着いて
ひとつの大きな海に溶けるんやなぁと
海に浮かぶ風さんを見て思ったり

藤井風Instagramより

まぁそんなこんなの
純度100%の妄想日和でした

超個人的には私の人生に大きな影響をおよぼしているバリ島と、同じく現在進行系で影響を与えてくれている風さんとの2大推しが出会っている所が見れて
勝手に自分の中での伏線を回収した氣がした、良き日でした
オタクはこんな日は
全部にありがとうと叫びたい…
フォーーーーー


出会った頃のDURANさんと風さん

DERANさんの音楽家としての姿勢と、タトゥーの意味について語られているインタビュー

《追記》風さんのインスタポスト(謎にバリ島の腰布を頭に巻いているスペイン撮影のオフショット)をうけて書いた腰布の柄についての小ネタ→


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