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最近の嬉しかったこと

先日、友達に会った時、
中1の息子くんに寝る前に
「入門 インテグラル理論」を読み聞かせるのが
日課になってるという話を聞いて驚いた。

エリナちゃんに教えてもらったあの本
買ったの!って。


昨年の夏、ゲシュタルト療法の学会にて初めて知って感銘を受けたインテグラル理論、
その日に「入門 インテグラル理論」を購入。
難しそうに思えたけど、分かり易い表現で
綴られている。
読んで感嘆しては好きな線をひきつつ、
ひとり盛り上がりしばらくの間
いつも鞄に入れて持ち歩いていた。

ある日、友達とファミレスで会った際、
この哲学がめっちゃ面白い、
社会や世間へのズレ感や生きづらさについて
謎が解ける、納得できて気持ちが楽になった

と、本を開いて線を引いた箇所を読みながら
熱弁して、レベルや四象限や
前後問題について
ざっくり話したことがあった。

友達自身、何かを感じ取りやすく
繊細で、彼女の夫さんももしかしたら
彼女よりも繊細で
傷つきやすいかもしれない。

不思議とそういう、
自分と同じ匂いを感じる人
似たような感受性を感じる人って
接してて、すぐわかる。
言語化しなくても、後頭部の上あたりから
ふわっと抜けて共有できてるみたいな感じ。
テレパシーみたいな。

彼女も話を聞きながら、
浮かぶ謎や質問を投げかけてくるので
「私の思う範囲では、」と断りを入れて
ざっくりとだけど返答して、
現実の事象に当てはめてもり上がる
さらに問いが生まれる、のループで
その日はサイゼに6時間くらいた。


先日また会って色んなお喋りをして
そろそろ帰ろうかってなった時に
そういえばあの本、息子に寝る前に
読み聞かせているの、と。

中一の息子くんも、
高感度でデリケートな感性、
傷つきやすく土台にヒビが入りやすい性格。
何度か会ったこともあり
彼の話を聞くたびに、私は
子供の頃の自分を投影してしまう。

中学に入ってから彼は
なぜ、大人のに僕の言ってることを
理解してくれないんだろう
あの先生はなぜ話を聞いてくれない、
あんな嫌な人なんだろう

と、母親に、毎日のように
真剣に悩んでる思いを打ち明けて
いつも話を聞いてるらしい。

そこで、彼女は
「入門 インテグラル理論」を購入し
夜、寝室に、おやすみを言いにくる
息子くんの前で、少しずつゆっくり
音読し始めた。
次第に内容を理解し始めた彼は

そっか、あの先生は◯◯に重心があるから
あんな感じなのか、
じゃぁしょうがないね笑
と、納得して気持ちが軽くなっていく、
納得のいかなくて苦しかった
そぼくな「なぜ?」がほどけていく、と

そうだねー、と母子でわちゃわちゃしてると
隣で布団に入って聞いている夫さんは
「そうゆう決めつけた見方は良くないぞ」
といいながら
「確かにだれだれにも当てはまる…笑」と
家族の団欒のひとときになってるという。

その話を聞きつつ、胸がいっぱいになった。
これだなぁとしみじみ感じた。

こんな面白いものあるよ、と紹介して
それがサポートになる人たちに届くこと
喜ばれること
日常で活かされていくこと
これめっちゃいいね!と
喜び合えることが嬉しい

私のやりたいことってこれで
日常の中でそれを必要としてる人に届けたい
気づきに至るまでのサポートをしたい
届いたら、気づいたらあとは
その人の力で進んでいく

腰掛けの役割が好き
一時的な休憩場所  

「入門 インテグラル理論」で
家族の団欒って一見シュールで
そして健全で幸せそうだなぁと
少し羨ましくなった嬉しかったこと

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