北海道庁主催の講演「働く女性の健康経営」に登壇して感じた、オンライン講演のメリット・デメリット

7月30日、北海道庁主催のイベントで基調講演と、その後のパネルトークに登壇させて頂きました(誠にありがとうございました!)。

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本来は2020年3月に現地北海道で講演させて頂く予定ですでに日程を組んでいたのですが、コロナの関係でいったん中止・延期に。当面コロナは落ち着かなそう、ということでオンラインで7月に開催した、という経緯でした。

オンライン講演への登壇はすでにコロナになってから経験済みなのですが、改めて今回感じた、オンライン講演の登壇者側が感じるメリット・デメリットについてまとめました。

オンライン講演の登壇者側のメリット

1.時間の大幅な節約
東京から現地へ行き来する時間や、出張のための準備時間がほぼゼロになることは最大のメリットです。基本どんなに遠方でも日帰り出張で東京に戻るようにしているのですが稀に先方様のご都合で宿泊出張になることもあります。そういうときはホテルの予約や現地での移動手段、飛行機の時間との調整など、もろもろ確認作業が発生するわけで、そういった諸作業が発生しないことは、かなりの負担軽減になります。

2.場所を選ばない
私の基調講演の後は、私含めて5名でパネルトークを行いました。そのうち司会者の方とパネラーお二人は北海道から参加。私は東京の自社オフィスから参加。そしてもう一人のパネラーは沖縄からの参加。まさに、北と南を横断するパネルトーク(笑)。

沖縄にいらっしゃったスポーツデータバンク(株)の石塚取締役は、オフィスは東京なのですが沖縄に出張中とのことで、沖縄からの参加でした。オンライン講演のご参加者様は北海道にいらっしゃるのに、パネラーのうち2人は東京と沖縄。これ、以前だったら考えられないことですよね。「場所に縛られない」ことにより広がる可能性や価値を改めて実感しました。

オンライン講演の演者側のデメリット

一方でデメリットもあります。

1.ご参加者様の反応を一切つかめない
オンライン講演で使用するツールにもよると思いますが、今回の講演ではご参加者様の顔が一切見えない形でした。そうすると、話す側としては、どうにもこうにもペースがつかめなくなります。

いつも講演でお話をさせて頂いているときは、参加者の方々の表情や行動、例えば「このトピックだとみんな顔を上げた」とか「2分前くらいから下を向く人が多いから、このトピックは多分興味ないのかも。じゃぁこのトピックはもう終わりにしよう」とか「笑った人が多かったから、じゃぁ次はちょっと場の空気を引き締めるトピックにしようかな」と空気を読みながらアドリブで内容を微調整しています。

手前みそではありますが、私の講演は毎回ご満足度が高く(もちろんそうではない方だっていらっしゃると思いますが)、リピート参加者様も多いのが特徴で、その理由はやっぱり、こういった場の空気を読んでアドリブで内容を変えていることにあるのかなと勝手ながらに思います。

オンライン講演だとご参加者様がそもそも画面の向こう側に本当にいらっしゃるのかどうかも一切分からない上に、自分の声がちゃんとネットを介して届いているかも分からないので、話していて頻繁に不安になります(汗)。

空気も読めないので会場の空気を盛り上げる流れにもっていくこともできず…ここをどうクリアするか、これは私にとっては今後の大きな課題です。

2.機材を自分たちでセッティングしなければならない
オンライン講演なので、自宅の自分のデスクに座って自分のパソコンから講演することもできますが、通信環境の安定性や機材の充実を考えるとオフィスの方が一式そろっているのでオンライン講演は基本は自宅では行わないことにしています(第一、自宅の部屋で座って講演じゃぁ気持ちが引き締まらない…)。

そうすると、オフィスに行って、カメラ、マイク、大画面モニター、パソコン2~3台を準備して、画面の映り具合や、音声具合、通信の安定性などをぜーんぶ自分たちで行わなければいけないわけです。この準備、かなりてこずりましたねー…。機材関連の準備だけで2時間弱かかり、間に合わないんじゃないかとだいぶ焦りました(笑)。

一方、会場での講演だと会場に入るとすでに機材関連の専門の業者さんが待機していて、リハーサル時に発生するさまざまな不備にも即座に対応してくださいますし、司会の方や受付担当の方ともすぐに打ち合わせができるので、私は控室で1人リハーサルに集中することができます。オンライン講演だと、なかなかそうもいかず。機材とかに慣れてない私たちはもう、てんやわんやでした。慣れれば問題ないのでしょうが、やはりプロの方々がすぐ隣でサポートしてくださる安心感は大きいなーって改めて思いました。

オンライン講演と会場講演、どっちが良いのか?

まとめると、私は会場講演の方が断然好きです(+_+)。オンライン講演のメリットは時間や場所の制約から解放されることですが、会場での講演は時間や場所の制約があったとしてもそれ以上に得られるものが多いからです。

話している間、参加者の皆さんの表情を拝見しながら、感覚値的ではありますが、企業の方ってこういうことに興味あるのか、こういうことに困ってるのか、ということが結構吸収できます。私がアウトプットさせて頂きつつも実はインプットさせて頂いている場なんだなーということはコロナになって始めて気が付きました。

終わった後に名刺交換に来て下さる方々のお声や意見も当社ウーマンズの事業に役立つことも大変多く、貴重なインプットの場となっています。

9月10日、展示会講演に登壇、ぜひご参加くださいm(__)m

てなわけで、次は9月10日(木)、プレミアムインセンティブショー2020で講演させて頂きます。こちらは会場参加とオンライン参加が可能です。会場は100名予定だったのですがコロナの関係で40名様のみのお席の用意となってます。会場型+オンライン型のハイブリッド型講演は、今回が初なので、どういった雰囲気になるのか、これはこれで楽しみです。ぜひご興味ある方はご参加くださいませ(当講演にご興味をお持ちくださっている方がいらっしゃいましたら、コロナを考慮して、オンラインご参加の方が良いかとは思いますm(__)m)。




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