プロになるのに3,000,000球打ちました
はじめまして!
JLPGAティーチングプロフェッショナルA級会員の前田衣里奈と申します。
さて、初めての記事は私のゴルフ人生を紹介していきたいと思います。
プロゴルファーになりたい方や、お子様をプロゴルファーにしたい方の参考になればと、、、
6~11歳はピアノやテニスやスイミング等の習い事を経験🎹
12歳に坂田ジュニアゴルフ塾神戸校に入塾⛳
⇒毎日500球(学校のない日は1000球)が必須課題
⇒土日祝は毎週ゴルフ場で薄暮のお客様の後ろでハーフラウンド(ゴルフバックを自分で担いで走ってラウンド)
16歳に滝川第二高校へゴルフ部推薦でスポーツ科に入学🏫
⇒部活のある日はコースラウンドをしたり練習
⇒部活のない日等は坂田塾の方で練習
🥇兵庫県ジュニア優勝
🏅ベストスコア66に更新
18歳にプロ宣言(関西ゴルフ練習場連盟に入会)
⇒当時はアマチュア規定が厳しく賞金を受け取れない、スポンサー金が受け取れない等の理由があり、お金に余裕がない子はみんなプロ宣言していました。
卒業後はプロテストを受けるためにゴルフ場のキャディーのアルバイトをしながら練習する生活が始まります。
⇒プロテストを受けるには毎年約100万円必要
⇒地方大会に出場するには費用各10~20万円
(年間経費およそ200~300万円)
⇒キャディー1回およそ10,000円~15,000円
戦歴
💰ライジングレディースゴルフ優勝
🏆マイナビネクストヒロインゴルフツアー優勝
📺ゴルフ番組にも多数出演
ゴルフの地方オープン戦は
参加費10,000~15,000円+プレー費10,000~30,000円+練習ラウンド費用10,000
宿泊費+高速代+ガソリン代
勿論兵庫県で開催されるか千葉県で開催されるか、北海道や沖縄かなどで費用感は変わってきます。
それに対して優勝賞金が1000万円の試合もあれば100万円の試合もあれ10万円の試合もあります。
私は経費と試合の経験を天秤にかけて選んでエントリーして、そこに向けた練習をしていました。
もちろんキャディーのバイトだけでは試合の参戦はままなりません。
私は運よく素敵なご縁に恵まれて、応援して下さるお客様や、一緒に夢を追いかけてくれるスポンサー企業様と出会うことができたので、途中資金面でゴルフを断念することなく続けてこられました。
私は正直、ジュニア時代はゴルフがあまり好きではありませんでした。
毎日学校帰りに友達と遊んだり部活をするでもなく、1人で500球打ち続けるのが楽しいわけないですよね。
ここまで時間を捧げたのだから1日でも早くゴルフで稼ぎたい、試合に出たいという気持ちがかなり強かったと思います。
ですのでプロ宣言した後はひたすら仕事をして、練習して、試合に出続けました。
成績が良い年もあれば、まったくスコアが出ない年もありました。
感覚的に月単位の平均スコアが72~75くらいの月は稼げてました。
だいたい優勝スコアは67~69で75以内だと賞金獲得ラインにかかる感じですね。
プロテストを受けるのはJLPGAツアーに出たいからです。何故なら賞金額が地方オープン戦より圧倒的に多いからです(笑)
プロテストを通るには例年3日間4日間69~72で回り続けないといけません。
年間600人ほど受験して20人しか通らないので合格率は3.3%と言われています。
私は24歳の時に、今までお世話になったお客様に私が返せるものは何だろう?と考えたときに、練習の際に培ってきたゴルフの知識を、より分かりやすく専門的に伝えるためにティーチングのライセンスを取ろうと考えました。
JLPGAはライセンス取得に3年間かかり、受講料は約300万円です。
結果JLPGA会員になることができ、2023年にはスポンサー推薦をいただき、ステップアップツアーにも参戦することができました。
私はプロテストというものには受かっていません。
ですがプロゴルファーとして18歳から活動しています。
そしてその専門的な知識を伝えるためにティーチングの資格を取りました。
タイトルにあります300万球打ったのは事実です。だから試合で稼げているかというと、人によってはもっと少ない時間量で稼げるよという方もいるかと思います。
私はたくさん回り道をしましたが、その中でたくさんの方と出会い、応援をしていただき、私のゴルフを見たいと言っていただけるようになりました。
ティーチング取るだけ、プロテスト通るだけ、ではこのように思ってもらえるプロゴルファーになれていなかったと思います。
回り道をしたからこそ、素敵な出会いに巡り合えて、色んなことに気付くことができました。
私のかけがえのない財産だと思います。
今ではゴルフが大好きです。
色んな戦略を考えるのも、新しいスイングや練習方法を考えることも、練習することも、試合に出ることも、沢山の方と出会えることも。
プロゴルファーになりたい方、ゴルフに向き合う時間をかけれるのであれば、それは素敵な業界ですので思い切って飛び込んでみてください。
お子様をプロゴルファーにさせたい方、私は両親に感謝をしています。
しかし、多くのことも犠牲にしたことは大人になると理解できます。
どうか人生を一人で生きていける選択肢を与えてあげてください。私はそれがゴルフとマッチしましたが、親御さんがいなくなったとき、ゴルフしかできない子で生きていけるのか、生きていくのに何が必要か、どこでそれを学べるのか、リサーチしてあげてください。
長くなりましたが、今後は私のゴルフの豆知識を余すことなく皆さんにお伝えできればと思います💮
コースデビューを控えている初心者から、接待ゴルフ、コンペを控えているゴルファー、アマチュア競技やプロテストを受けるレベルと分けて投稿していきますのでどうぞお楽しみに🌟
ティーチング取得の際の勉強方法なども、、
ではご清覧ありがとうございました。
#keepsmile