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カルトの恐ろしさ、と、その後の救い
差し迫った金欠なりにも楽しみは必要なので、色々な節約&解約、特典などを最大限に活用して久しぶりにNetflixを再開してみました。
大好きな「ラブブラ」のUK版!まずこれを少しずつ、1シーズン観ました。
もう世界各国でやっているのね〜。本当に面白いし、文化や言語の勉強にもうってつけです。
たった一人なのに世界の裏側の見知らぬカップルの結婚式で大泣き。その家族より泣いてるから、参列してたら引かれるから画面のこっち側にいて良かった。
嫉妬したり観ていて辛くなるはずが、ひたすら幸せを分けてもらっている。
ずっとお幸せにね!(視聴者のそんな想いを裏切るかのように、その後どんでん返しが起きまくるのがこの番組であるー)。
ネトフリといえばアニメや映画以外に、迫真のドキュメンタリー番組も充実しており、そこで「もう観るの辞めたい…」と何度も挫折して吐き気を催しながらも頑張って視聴し終えた「ツインフレームを逃れて」。
以下、なるべく詳細は書かぬよう努めますが、ネタバレを含みます。
これ…こんなのを観てしまったら日本の「ツインレイ商法」なんて可愛く思えてきますし、実際そうだろうと思います。
カルトの恐ろしさにより、けっこう新しいけど本来真面目なものであるらしい「ツインフレーム」概念に恋愛要素として含まれているロマンチックさなんて吹き飛ばされてしまう。
この教祖(初めは違ったのに…)、ただの拗らせNPDでしょう。
NPDあるあるで無限の賞賛と富やらを求めて、教祖化した男性はまずいことにそこそこ賢い上に実行力がある厄介なタイプなので、とことん人を利用し、欲しいものを次々と手にしていく。
でも結局は、「最高の人生だよ」なんてカメラに笑顔で言っても留まるところを知らない欲はおぞましく膨らみ続け、どんどん醜悪にー周りは勿論、表面上は夢を叶え裕福に幸福になった彼自身までもひたすら不幸になっていっているように見えた。
たった一人の狂気(自覚のない病気)が、孤独ではあるけど、真面目な普通の人達を巻き込み破壊していく様が、そこには映し出されていた。
内部で起きていることは異常に気づかない。それって何にでも言えるけど、
「これがカルトなんだ」と、救いようのない気持ちに。
辛かったけど。
最後まで観てよかったと思える、救いのあるシーンがたくさんありました。
得たものは、失ったものは、残ったものは?
というか、治療や救いが一番必要なのは、あの教祖もどきでしょ!
そしたらみんな何もしなくても救われるわ。涙。