CIID Winter School Tokyo レポートService Design - Day4
3日目に考えたインサイトを元にオポチュニティを考えていきます。
そして、これを元にデザインしていきます。
Opportunities
オポチュニティは以下の書式で書きます。
HOW MIGHT WE
[ACT ON AN INSIGHT]
FOR [USER TYPOLOGY]
WITH [CONSTRAINT]
オポチュニティは、複数のインサイトを組み合わせて作っても構いません。オポチュニティはソリューションではありません。ただ、深いものです。制約がある方が作業しやすくなる場合もあります。
あまりに幅広すぎたり具体的すぎるオポチュニティは良くありません。
プロジェクトの最初は幅広くても良いが、リサーチやインサイトを経た後はもっと狭めたものを目指します。
以下が私たちの作ったオポチュニティです。
IDEATION
ここからはアイデアを出すフェーズに入ります。オポチュニティを元に行います。ここでは、ワイルドなアイデアも出します。現実的でなくとも構いません。そのアイデアの一部が他のアイデアにつながるかもしれません。
トピックから脱線しないようにはしましょう。また、ビジュアルを活用しましょう。言葉だけでなく、絵で書いてみるはとても重要です。ここでは、個の質より数で勝負します。なるべく多くのアイデアを出すことが大切です。
CRAZY 8s
クレイジー8という、ブレインストーミングを行いました。これは、8分間で8個のアイデアを出すというブレストの手法です。アイデアを出した後は、チーム内でシェアします。その時の注意点は以下4つです。
- アイデアに悪いはなく、そしたら〜こうだったら〜のように話す。
- 悪いの判断はない
- 1人ずつ順番に話す
- アイデアを絵として表す
シェアした後は、アイデアの共通項を出し、クラスター化を行います。その際は以前と同じように、興味深いもの・鼓舞するものを中心に選んでいきます。その際に、「アプリ」のような機能的なまとめ方はしません。
その後は、付箋を使って1人4票ずつ投票していきます。これによって、目に見える形でコンセンサスをとることができます。まずは直感的に何をプロトタイプしたいかを考えます。どんなものでもプロトタイプできます、なのであまり深く考えないで投票しましょう。どのようにプロトタイプするかはこの後考えるものです。
CONCEPT DEVELOPMENT
投票が多かったものを元に、コンセプトを作っていきます。コンセプトは以下のように書きます。
- 一文でタイトルをかく
- 3パネルでかく(3コマ漫画のような感じ)
- メインユースケースでかく
- どういうことを提供するのか書く
- 他のアイデアを使いながら組み合わせながらやってもok
以下が私たちが作ったコンセプトシートです。
高齢者の方がかかりつけ医から、趣味の処方箋をもらうものを考えました。
サービスにおいては、まだわからないことがある中でプロトを作ります。プロトタイプは意思決定のためのツールです。
プロトタイプは自身の反映ではないので、早い段階から公開してフィードバックをもらって行くことが大切です。これによって戻りが少なくなり、根本を覆すようなことがなくなります。
プロトタイプは、どんなものを使ってもいいです。プロトタイプを作ることによって対話を進めることができます。
私たちは、「診断書」「封筒」「趣味(コミュニティ)リスト」「チェックリスト」を作成しました。全て紙だけで作っています。
4日目はプロトタイプを作って終了でした。
次は最終日です!