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罪深き拡張アートの記録 《森》 原画:Pat Morrissey氏

ハッピーホリデー。
マジック:ザ・ギャザリングのアート大好き創作オタクのErinです。

TCGにおける「拡張アート」とは罪深く、不思議な遊びです。
原画のアーティストに尊敬と懺悔を捧げながら、今日もカードに絵の具を乗せていきます。

カードの枠部分など絵以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。

M:TG Wiki「拡張アート」より

前回の拡張アート記録はこちらから。

2024年12月、クリスマス目前ということで。
今までは画角を広げる拡張が多かったのですが、今回はクリスマスっぽいモチーフを描き足す拡張にしてみました。

雪だるまのモデルは《ゴブリンの雪だるま》

今回は動画も撮ってみたので、ご興味ある方は下記ポストよりどうぞ。(照明暗くてすみません…)

Pat氏の絵は彩度の低い絵が多く、落ち着いた雰囲気を見せつつも、要所要所に毒が織り交ぜられているような、初期MTGらしいファンタジーさが魅力的です。
柔らかい曲線が印象的で、滑らかすぎて逆に不安を感じるようなシルエットの描写も見られます。
個人的にはアイスエイジの土地が好きで、雪解けのような風景に暖かみと穏やかさを感じます。

イラストレーター:Pat Morrisseyのカード検索結果

平地も良きだわぁ……

美しいアートを生み出していただき、ありがとうございます。感謝、尊敬、そして懺悔。

下準備〜マスキング

基本の使用画材はこちらと同内容です。
今回は試みとして、絵以外のところをメタリックパウダーで塗ってみることにしました。
まず、マットスプレーをした後、マスキングテープで外枠と元絵を覆います。

なぜ真ん中も覆わなかったのか。

今回はテキストを残すため、テキスト部分にマスキング液を使いました。(この部分を撮り忘れており、動画では抜けています…)
マスキングペンで文字の上をなぞっています。

下塗り〜メタリックパウダー

パウダーの糊代わりとして、透過性のある絵の具を塗りましたが、結果パウダーで完全に見えなくなったので、何色で塗っても大丈夫かもしれません。
メタリックパウダーは、ネイルや工作に使える一般的なものを使用しています。

いい感じにメタリック感でました。

文字にマスキングした部分を、ネイル用綿棒で上から擦ります。固まったマスキング液がポロポロ取れて、文字抜きができました。

マスキング便利!

描きたいものを描いて完成

ここからはアクリルガッシュで自由に描いていきます。
写真では分かりづらいのですが、絵と枠を描いたあと、仕上げとして偏光ラメ入りのアクリル絵の具で一部分をキラキラさせました。

絵の具が透過するので、ホログラム模様のようにすることもできそうです。また色々試したい〜。

完成〜。

まとめ&反省

メタリックパウダーがいい感じで楽しい!塗る場所やパウダーの色を変えて、また色々遊べそう。
イラストの描き足しは、今までとは違うセンスが問われますね…。
ゴブリンだるまをニッコリ描けて満足。

メリークリスマス!

XではMTG関連の何かをぼやいてることが多いです。感謝。

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