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罪深き拡張アートの記録 《島》《森》 原画:Richard Wright氏・Alayna Danner氏
こんにちは。
マジック:ザ・ギャザリングのアート大好き創作オタクのErinです。
TCGにおける「拡張アート」とは罪深く、不思議な遊びです。
原画のアーティストに尊敬と懺悔を捧げながら、今日もカードに絵の具を乗せていきます。
カードの枠部分など絵以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。
前回の記録はこちら。
今回は 《島》と《森》の拡張記録です。
本日2枚目できたよん🙌
— ❂ 𝐄 𝐫 𝐢 𝐧 ❂ (@Erin_mtg) May 12, 2024
🎨Base card
《 Forest / CMM(2023) 》#MTG #mtgart #拡張アート https://t.co/wgQxLekiaZ pic.twitter.com/xxt81VBV5M
Richard Wright氏の作品
まずはRichard氏の《島》から見ていきます。
イラストレーター:Richard Wrightのカード検索結果
![](https://assets.st-note.com/img/1734054054-WTojKicOHyq1mBtDwMkpVdxh.png?width=1200)
美しいです。Richard氏の画風は、どこか幾何学的だったり、シャープなラインが見えるところが特徴的だと感じます。
ダイナミックな構図や、大きい被写体が多いのですが、どこか静けさを感じるように見えます。
塗りもフラットで滑らかな印象があり、純粋に、綺麗だなぁ…という気持ち。
Richard氏の公式サイトとXアカウントは下記より。
https://twitter.com/richwrightart
Alayna Danner氏の作品
続いて、Alayna氏の《森》を。
イラストレーター:Alayna Dannerのカード検索結果
![](https://assets.st-note.com/img/1734054704-M5jm3Cg7ud96U0kW1Kva48Zo.png?width=1200)
先程のRichard氏の絵と比べると、Alayna氏はとても躍動感のある絵を描かれています。
塗りのひとつひとつのタッチに生命感があり、生き物の絵にすごく親しみを持てます。犬猫のイラストに馴染みがありますね。
光が眩しい、彩度が高く鮮やかな絵が印象的です。
Alayna氏の公式サイトとXアカウントは下記より。
ちなみに以前、東京MTGさんで《調和の中心》のアートプリントをお迎えしたのですが、こちらもAlayna氏の作品。自室に飾っています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165552511/picture_pc_3b698bdb8a78c4fb2cd42194b4e87871.jpg?width=1200)
そんなこんなで。
Richard氏の島は、稲光に浮かぶ黒のエッジが美しいなあと思い。
Alayna氏の森は、鮮やかに広がる緑が生き生きしてていいなあと思い。
2枚を手に取ったのでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165553551/picture_pc_6ab7b8f5a9d161318a1dd7dbe1a0d97a.jpg?width=1200)
美しいアートを生み出していただき、ありがとうございます。
感謝、尊敬、懺悔。
《島》 拡張
使用画材や下準備などは、こちらと同内容になります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548043/picture_pc_7a21e8ac49c20e4cb11fb69e34f2d506.jpg?width=1200)
意識したところは、「塗ってない部分と、塗った場所の境目」です。
これは、「塗りの色を合わせる」とは若干ニュアンスが違います。
拡張をすると物理的に、「光をあてると、塗ってないところはカードのツヤがある。塗ったところは、絵の具でマットになっている。」という状態が生まれます。
これは避けようがないと個人的には思っているので、そこをいかに自然にするか?ということを意識しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548042/picture_pc_4158ceefa75a4394d8144a1784265eff.jpg?width=1200)
そのために、今回は元絵の上にも黒を塗っています。
湖の岸が広がっているイメージで描き足したり、影が強く出るようなところに黒を足したりしています。
枠を塗りつぶした跡に「直線」の印象が残らないよう、誤魔化しつつの作業です。
手前側にも湖が広がっているとしたら、空の稲光が反射しているはずなので、そのイメージで水面も描きました。
なかなか格好良い印象に仕上げられたかなと思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548047/picture_pc_202ef032c2cafa94d76bfac38c493023.jpg?width=1200)
描き終えた時のパレットです。
黒をベースに、青、深緑、赤、白を使用しました。
《森》 拡張
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548045/picture_pc_200a0b42ce15961f450d3db27db5d4cd.jpg?width=1200)
絵を見ると、光の当たり具合から、太陽の位置が山の向こうであることがわかります。
そのため、手前に広がる森は影になっているはずなので、下半分は黒ベースで塗ることにしました。
空以外の部分は黒で塗り潰すところから始めています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548041/picture_pc_fbca04164213a2504d75c97e513c54f3.jpg?width=1200)
先程の《島》と同じく、境目が目立たないように、絵の上にも黒や濃色を足しています。
Alayna氏らしい、躍動感のある雲を描くのが難しい…。
厚塗りしすぎて、凸凹が目立ちまくり。
心残りもありつつの完成でした。精進します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165548044/picture_pc_f544fa3863f623499e47f9f2d64d00e5.jpg?width=1200)
描き終えた時のパレットです。
写真の5色と、黒・白を使用しました。
アクリルガッシュは慣れないと扱いづらく感じる場面が多いので、今後その辺りも触れたいですね。
(2024/12/20追記)個人的なおすすめ理由や扱いのコツをまとめました。
まとめ&反省
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165558181/picture_pc_0ea835e21e072256b5d297d8b3a542db.jpg?width=1200)
仕上がりの印象は異なりますが、どちらも黒や濃色を意識しながら塗り進めた拡張でした。
写実的表現にまだまだ改善の余地があるので、拡張しながら自分の描画スキルを上げていきたい所存。
XではMTG関連の何かをぼやいてることが多いです。感謝。
半年ぶりに更新しました🥳
— ❂ 𝐄 𝐫 𝐢 𝐧 ❂ (@Erin_mtg) November 11, 2024
マイペースに楽しんでいます🙌✨#MTG #mtgjp #MTGA #MTGアリーナ #MTGプロフィール #MTG雑談したい #アリーナやってます https://t.co/eZPW8Yz8FA pic.twitter.com/2NmIFj24a8
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