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罪深き拡張アートの記録 《ガイアの祝福》 原画:Rebecca Guay氏

こんにちは。
マジック:ザ・ギャザリングのアート大好き創作オタクのErinです。

TCGにおける「拡張アート」とは罪深く、不思議な遊びです。
原画のアーティストに尊敬と懺悔を捧げながら、今日もカードに絵の具を乗せていきます。

カードの枠部分など絵以外の部分に、絵に現れていない部分を描き加える芸術的な修正のこと。または、そのような加工が施されたカードのこと。

M:TG Wiki「拡張アート」より

今回はストレージで偶然発見した、Rebecca Guay氏の《ガイアの祝福 / Gaea's Blessing》を拡張させていただいた記録。

元絵が美しすぎる。
そもそもRebecca氏の画風がとても好きなので、手がけたカード一覧を見ては、感嘆の溜め息。語彙力間に合わない。

イラストレーター:Rebecca Guayのカード検索結果

透明感のある儚いイラストが、とてもドラマチックなんだよなあ……。

Rebecca氏の公式サイト&ギャラリーサイトは下記より。

美しいアートを生み出していただき、ありがとうございます。感謝、尊敬、そして懺悔。

使用画材

  • アクリルガッシュ
    ターナーを愛用しています。アクリルガッシュの利点は「速乾・不透明・何にでも塗れる」。基本色があれば十分。

アクリルガッシュ|ターナー色彩株式会社

(2024/12/20追記)個人的なおすすめ理由や扱いのコツをまとめました。

  • マットスプレー
    仕上げ剤ですが、下地にも使うので兼用ならマットがおすすめ。

  • マスキングテープ、マスキング液
    太めのものと、細めのものがあると使いやすいですが、結局細かいところはカッターでより細くカットしたりしています。マスキング液を補助的に使うのも良きです。

  • 筆、筆洗い、パレット
    お好みのものを。パレットにラップをかけて使うと片付けがラクです。使い捨ての紙パレットもありますね。

  • ネイル用綿棒
    これもお好みなのですが大変便利なので記載。先が細い綿棒で、筆がわりにしたり余分な水分を吸い取るのに使えます。100円ショップのネイルコーナーへぜひ。

下準備

マットスプレー&マスキングをします。
素の状態だとカードの表面はツルツルしており、水分を含んだ絵の具を弾きやすい状態になっています。
そのため、ザラつきを加えて絵の具を乗りやすくします。消しゴムをかける方法もあるそうですが、均一に行いたいため自分はスプレーにしています。

スプレーが乾いた後に、絵の具を塗りたくない=カードの地を残したい部分をマスキングします。
今回はカード名とカード情報を残しました。

はみ出たマスキングテープを画用紙の上に固定(動かないようにテープ止め)すると作業しやすいです。

塗り

塗り始めは、枠が見えなくなるように水分少なめで絵の具を溶きます。元絵との境目が馴染むように、ざっくりと色を置いていきます。
今回はRebecca氏の透明感のある絵=水彩など水分の多い塗りが特徴なので、段々と水分を増やしながら塗っていきました。
綿棒を筆がわりにして、ポンポンしながら塗ったところも多いです。

精霊が騎士を癒すようなイラストなので、温かみのある印象をプラスしたいと思い、手前に花のような何かを描きました。
鬱蒼とした森の中の、神秘的な空間……みたいなのを表現しようとした結果です。

仕上げ

マスキングテープを剥がしたら、再度マットスプレーでコーティングをし、乾いたら完成です。

まとめ&反省

Rebecca氏らしい雰囲気を崩さないように塗り足していきましたが、悪くない出来になったかなと。
人物に絡んでいる蔦を、色鉛筆で描き足すか悩んだのですが、全く自信がなかったのでやめました。

個人的な反省で言えば、下半分にメリハリが無いことですね。
手前に大きく花を描くとか、そういうのがあれば良いんだろうなーと思いましたが、今回は完成にしました。
反省は次に活かしましょう。

XではMTG関連の何かをぼやいてることが多いです。感謝。

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