Christopher Rush氏のMTGカードイラスト全部見てみよう
こんにちは。
マジック:ザ・ギャザリングのアート大好き創作オタクのErinです。
過去から現在に至るまでの、すべてのMTGカードイラストを眺め回したい願望を持って生きています。
今回は、アーティストのChristopher Rush氏にフォーカスしてカードを見ていきます。
アーティストについて
《Black Lotus》の印象がとても強いChris氏ですが、マナシンボルとロゴのデザインまで担当されていたとは。
30年経った今でも、ずっと愛されているデザインですね。
まさに、MTG創設に携わる代表メンバーのお一人。50歳は若過ぎる…。
Black Lotusについては、第1版の記事でも触れています。
担当カード一覧
イラストレーター:Christopher Rushのカード検索結果
《Black Lotus》を始め、《稲妻/Lightning Bolt》、《渦まく知識/Brainstorm》あたりが代表的なように思います。
《1996 World Champion》は、今現在どこに存在するのか、存在しているのかも分からない幻のカードとして有名なやつですね。
画風を見ますと、黒など濃色をはっきり描かれている印象です。
カラー部分は鮮やかに塗られており、コントラストが強い作品が多い気がします。そんな中《稲妻》などは、コントラスト低めの落ち着いたイラストになっていますね。
MTGの怪しい世界観を、鮮やかに描かれているなあと思います。
お気に入りイラスト紹介
さて、ここからは個人的に好きなイラストを見ていきます。
《イーサンの影/Ihsan's Shade》
7番目のエキスパンションであるホームランドのカード。
背景ストーリーもあり、めちゃめちゃかっこいい〜〜〜。
目だけが光って見えるのは、逆光でそう見えるというわけではなく、シェイドという霊のような存在だからのようですね。
こういう、闇属性っぽい鎧たまらんです。
この時のカード枠のデザインとも、めちゃめちゃ雰囲気合ってて良い〜〜。
色は、青が混ざった黒の影と、目と背景の赤い光だけというシンプルな構成ですが、重厚感や存在感がしっかり表現されているのが最高です。
《はびこり/Overgrowth》
第9版に収録されたカード。
マナを多く産む便利エンチャントですね。
このイラスト……よく見てください。
めっちゃ可愛くないですか?
木がマナの衣を纏って、キャラクター化しているように見えませんか。
何だかこう、踊っているような。
これがディズニー映画だったら、間違いなくこの子、歌って踊ってます。
可愛らしくないですか???
もうこの子、ルンルンですよ。
Chris氏のイラストの中では、かなりのラブリーポジションだと思っています。its so cuuuute.
《隠れ家/Safe Haven》&《平地/Plains》
最後に、一番のお気に入りをご紹介させてください。
ザ・ダークの《隠れ家》と、アイスエイジの《平地》です。
自分はChris氏の描く土地が好きなのですが、特にこの二つは色合いがすごく好きなのです。
青・緑・赤と、影の黒で構成されていて、影が濃くてコントラストが強い、鮮やかな絵なんですよね。
一目見て、なにこれめっちゃ良い!!となったのを覚えています。
……ですが、魅力はそれだけではありません。
気付いておられますか。
見えましたか?
何か住んでますよね…??
陰に潜んでいる生き物の、目らしきものが共通して描かれています。
シルエットが見えず、どういう生き物か分からないのと。
これは世界設定的に存在する生き物なのか、Chris氏独自のエッセンスなのかも分からないのですが。(ご存知の方いらっしゃったらぜひご教授ください)
めちゃめちゃ可愛い。
私の頭の中では、この子は確実に、トトロのまっくろくろすけです。
ザ・ダークが兄弟戦争後の暗黒時代で、その後の氷河期がアイスエイジとのことですので、おそらくかなり疲弊した大地のはず。
その中でこっそり生きている、小さな生き物なのでしょうか。
可愛い。萌えます。
ということで、今回もマニアックなご紹介となりました。
まとめ・感想
《Black Lotus》を始め、マナシンボルやロゴデザインも手掛けたChris氏。
格好良くて怪しい、まさにMTG!といったイラストはもちろんのことですが、《はびこり》や土地2つのイラストを見ますと、また違う魅力があると感じます。
自分はこういう、何とも言えない部分での「絶妙な可愛さ」に惹かれることが多いみたいですね……。
これからも、偏ったオタクらしい視点で楽しんでいきたいと思います。
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XではMTG関連の何かをぼやいてることが多いです。感謝。