備忘録録


録を2つ付けたのは「びぼうろくろく」の語呂がいなと思うから

今日はバイトまで少し時間があって、いつもと違う本屋に立ち寄った

いつもなら漫画のコーナーに一直線な私だけれどなんとなく文庫本サイズの小説の棚の前を歩くと、懐かしい記憶が頭の中をバーッと駆ける

偏差値低めの自由な高校に通っていた私。

今でこそ漫画ばっかり読んでるけど、同時は司書さんと仲良くなるくらいには図書館に通って、学校で1番小説読んでるんじゃない?とまで言われてた私

乙一、道尾秀介、貴志祐介、伊坂幸太郎、桐野夏生、有栖川有栖、綾辻行人etc.

好きな作家の小説は片っ端から読んだ

表紙が気になったやつも片っ端から読んだ

本棚に並ぶ懐かしい作家の名前に、小説にハマり始めたきっかけの『夏と花火と私の死体』を手に取った

なんとなく、ぼんやりと内容を思い出す

でも主人公の名前は思い出せない


『青の炎』を手に取った

結末しか思い出せない


『死神の精度』を手に取った

内容も、登場人物も、「面白かった」こと以外何も思い出せない

あれだけ何かに取り憑かれたように小説ばかり読んでいたあのころの私は一体なんだったのか

私の記憶には、衝撃的な内容の『殺人鬼フジコの衝動』と、たった2ページ分位しかない『僕の賢いパンツくん』くらいしかまともに残っていない

たった6年で、どちらかと言えば記憶力に自信がある私の頭から膨大な物語の記憶が消えている

それも自分で気づかない間に

もしかしたら今何よりも好きなものだって

6年後には私の頭の中からすっかり消えてしまっているかもしれないと思うと途端に悲しくなった

昔やってたアメブロにもログインできなくなってmixiにもログイン出来なくなって魔法のiらんど編集パスワードも忘れてしまって

なにもかも忘れる私だから

忘れる前に備忘録として何か残してみようかと思う


気がむくままに








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