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【デジモンカードゲーム】チャレンジカップ優勝 緑ハイブリットデッキレシピ・解説記事

初めまして。
あずまろと申します。

先日11月6日(土)に竜星のPAO 八王子店様で開催された「デジモンカードゲーム チャレンジカップ」にて、緑ハイブリットデッキにて優勝をすることが出来ました。

https://twitter.com/PAOcard_hachi/status/1456934564295630853?s=20

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元々はデッキレシピの公開は考えていなかったのですが、多数の方よりレシピが知りたいというお声を頂きましたので、この度初めて記事を書かせて頂こうと思いました。

自分が感覚でデッキを作る人間の為、思考の言語化が少々苦手なのですが、この記事で全国の緑デッキ愛好者様に少しでも希望を与えられたらと思っております。

こんなこと言っておきながら大変申し訳ないのですが、このデッキは引き続き自分が握る為、企業秘密的な理由でレシピ・解説部分は有料記事とさせて頂きます。
予めご了承くださいませ。


まずお前は誰だという感じだと思いますので、簡単に自己紹介をさせて頂ければと思います。

デジモンは一応全シリーズ履修済み、好きな作品はデジモンフロンティア。
好きなデジモンはカイゼルグレイモンとセントガルゴモンです。
デジカ歴はスタートデッキ第1弾から遊んでおりまして、赤と緑を中心に愛用しています。
5弾くらいまでは緑を主に握って戦っていたのですが、6弾はベルコンに心を折られて青絆に逃げました、許してください。

◆使用デッキレシピ・理由

そんな事はさて置き…今回、初めて関東圏でも公式イベントが開催されるとのことで、非常に楽しみにしておりました。(DC-1も都内で出場予定でしたが、流行り病の影響で中止…)

ただ7弾でハイブリット体が全色に対応、10月末には新ギミックの「ジョグレス進化」を使用したデッキが発売とのことで、今回非常にデッキの選択に悩みました。

各所で結果・実績を残している「黄紫ハイブリット」、「青ハイブリット」か、それとも同じ青でも6弾からパワーの変わらない「青絆」なのか。
それとも新ギミックでデッキパワーもありそうな「青緑ジョグレス」、「黄紫ジョグレス」等、多数の候補がありました。

そんな中で自分が選んだのはこちらのデッキです。


デブビート


今回最終的に自分の中では赤ハイブリットか緑ハイブリットの2択で悩んでいました。

理由としては、
①環境変化直後なので、傾向的にアグロタイプのデッキが増える可能性が高い。
②どちらのデッキもジョグレスデッキに対して対応ができる。
③それぞれ明確に苦手なデッキはあるが、まだプレイングでカバーが可能。
になります。

他にも細かい理由はあると思うのですが、大きい理由としては上記の3点になります。

特に環境移行期間の初期は今までの傾向からもアグロが増えるだろうと読み、1番のメタをそこに絞りました。
(青緑ジョグレスは絶対に落とさないぞ位の気持ちでした)

またパイルドラモン・マスティモンが発売されたので青ハイブリ・黄紫ハイブリの使用者がある程度流れて減るだろうという予測もしてました。

実際の大会での対戦結果ですが、
1戦目:青緑ジョグレス
2戦目:人狼リリズワ
3戦目:黄紫ハイブリ
4戦目:黄紫ジョグレス
5戦目:赤ハイブリ
と、青ハイブリに当たることはありませんでした。

苦手な対面である黄紫ハイブリはいましたが、それ以外は強く出られるタイプが多かったのが結果として出ています。

勿論、今回は倍率が鬼のような倍率なので抽選結果次第では変わってくると思うのですが、周りを見てもジョグレスデッキは多いような気がしました。

まぁあえて言い方をカッコよくするのであれば、「参加者の気持ちを考えてその裏をかいたデッキ選択をした」、ということになります(ドヤァ

すみません調子に乗りました、石は投げないでください。


さて緑に決定した理由ですが、自分が赤でやりたかった事・赤で出来ないことが緑だと出来る・やりやすいからという理由になります。

純平からハイブリット体進化のビートダウンとしての戦い方、ボルグモンの効果レストやエンシェントトロイアモン・ニーズヘッグモンでのボードコントロールも出来るなど、実は緑は器用な色なのです。

まぁただ決めた6割の理由は赤を使ったことのある方ならお分かりだと思います。



\もーまんたい/

テリアモン


なんで赤にこの互換ないんだよいじめかよ。



◆デッキのキーパーツ

失礼、取り乱しました。

さてこのデッキのキーパーツですが、個人的には2つあります。

1つ目は、テイマーカードの『柴山純平』

純平

ハイブリット体に進化する時、自身の効果で1コストで進化できる凄いやつです。
ボコモンがいれば何故かメモリが1増えます、やったぜ。

また7弾で同じく収録されたブリッツモン・ボルグモンどちらに進化しても仕事をしてくれるのが良いです。
ブリッツモンの場合は手札補充、ボルグモンの場合は盤面制圧と別ベクトルで非常に優秀です。

進化元効果の貫通もボルグモンになれれば大抵のLv4デジモンの処理+セキュリティチェックが可能、コストがあれば1コストでライノカブテリモンへ進化して一部のLv5デジモンの処理+セキュリティチェックが可能なのも◎です。
ライノカブテリモンの効果でエンシェントビートモンに進化出来たらそれはもう小宇宙を感じます。


キーパーツの2つ目ですが、『ネーモン』です。

ねーもん

このデジモンはテンポロスなく上記の純平を場に登場させることが出来ます。
テイマー登場だけでもかなりいい効果だと思うのですが、このデッキに関しては2つ目の効果が非常に相性が良いです。

ネーモンがいる状態で純平からハイブリット体に進化、アタックがノーリスクで行えるのが非常に強力なギミックになります。
Lv4でセキュリティアタックに行く際、セキュリティデジモンとのバトルで負けたらどうしようと思うことが基本的にありません。

ネーモンがいる限り、相手のセキュリティで消滅しても、進化元貫通の1コス進化Lv4を生み出せるLv3デジモンが出続けるのです。
純平→1コス進化ボルグモン→貫通で盤面取りつつセキュリティ1チェックがノーリスクで行えるようになるギミックが弱い理由が思いつきません。

消滅するとしたら基本的にはLv5以上の為、相手からしたら貴重なLv5以上がデッキから1枚消えているのに相手の盤面には殴れるリソースが途切れないのは非常に厄介だと思われます。
生き残ったとして相手ターンで純平付きハイブリット体が処理されても純平が復活するのもかなり面倒臭いはずです。

このギミックは非常に強力なのですが、勿論明確な弱点はあります。

それがこちらのカード

れーるざっつ

同時処理は流石に無理です、勘弁してください。

こちらのカードが多数採用されている『黄紫ハイブリット』との戦い方に関しては、後ほど簡単にお話しできればと思います。


◆デッキ構築に関して

今回のデッキ構成内容に関してのお話はレシピを語る上で必須だと思いますので、こちらではそちらをお話させて頂ければと思います。

まずデッキの内容ですが、内訳が下記のようになっております。

・デジタマ×5 
・Lv3×16(緑×12、白×4)
・Lv4×11
・Lv5×6
・Lv6×6
・Lv7×1
・テイマー×6
・オプション×4

緑のLv3が12枚と普段より少なくなっています。
このデッキは基本的にテイマーからの進化で戦うデッキの為、純平をLv3デジモンとして扱う考えにしております。

理想にはなりますが、初手デジタマ孵化→手札のLv3に育成進化、3コストでネーモン登場→効果で純平登場の動きをするだけで、次のターン3打点が形成出来ます。
(青以外はネーモン残すので実際は2打点ですが…)

また仮に初手にLv3が無かったとしても、サーチとして優秀なボコモンやグリーン・メモリーブーストを採用する事で、次に繋げるアクションを取ることが出来ます。
30回に1回位のどうしょうもない手札が来る時があるのですが、基本的には初手で何かしらのアクションは起こせるのでLv3の少なさは意外と気になりません。
デッキタイプが順当進化なので事故る時は事故ります、割り切りましょう。

Lv4ですが、純平をフルで活かす為に全てハイブリット体で統一しています。
最後まで悩んだのはアルボルモンの枚数でしたが、ブリッツモンはなるべく純平から進化したい為、育成で進化する選択肢を増やす目的で最終的に3枚投入しています。(前日までは4-4-2の10枚構成でした)
11枚構成にしたことにより、最終盤面でハイブリット体が足りないという状況はかなり少なくなっている様に感じました。

Lv5は攻めの要のライノカブテリモンを4枚とブロッサモンを2枚の計6枚。
ライノカブテリモンは純平始動なら1コストでLv5まで上がれるのでコスト調整等にも非常に便利です。
ブロッサモンは消去法で入れたカードになります。
なぜアルゴモン(BT-03)じゃないのかというとDPが7000あり、アグモンからの進化ならレストしているベオヴォルフモンを上から倒せるからです。
また後述のニーズヘックモンを使用する際は盤面的に負けている状況が殆どです。
その為、吸収進化を使用した究極体への進化が必要になる場面が多いので無いよりはマシ程度の考えて入れています。(この構築だとこの扱いというだけで、非常に強力なカードであることは間違いないです)
他にもエンシェントトロイアモンに進化したりと思っているよりも仕事は出来ると思いますが、受け札として使用する場面が多いので2枚の採用枚数に抑えています。

Lv6は全部で6枚。
各種2枚ずつの採用にしております。
前日まではLv7抜きのエンシェントビートモン3枚構成でしたが、調整段階でしっかりデッキが回った状態にも関わらず黄紫ハイブリに負けたのでスサノオモンに変わりました。
最初は少ないかな?と思っていましたが、基本的にLv4で殴ることが多いデッキになったのでそこまで少なく感じることはありませんでした。

Lv7はスサノオモン1枚のみ。
ちなみに大会当日は1回も使用しておりません。
但し黄紫ハイブリと戦う際のリソース回収や最終盤面での決め切り要員になるので、保険として1枚のみ入れています。
なるべく使わなくていいなら使わないで、引けたらラッキーくらいのカードです。

テイマーは6枚。
ミミの枚数に非常に悩みました。
元々はミミ3枚・純平4枚の7枚構成だったのですが、ミミがなくてもコスト管理が楽な摩訶不思議なデッキなので、2枚でも問題はありませんでした。
これがネーモンで出せるとかだったら4枚投入だったと思います(笑)

オプションは4枚。
メモリーブーストは前述の通り、初動で使用できる非常に優秀なカードです。
メモブは対黄紫ハイブリでは非常に重要なパーツになってきます。
サンダーレーザーは条件付きではありますが、1体を確実にレスト出来る非常に強力なカードです。
5枚目・6枚目のボルグモンという思考の元2枚採用。
こちらも対黄紫ハイブリやジエス戦、黄紫ジョグレスで重要なパーツになってくることが多いです。


◆その他カードの採用理由について

こちらではなんでこのカードなの?と思われそうなカード達を軽く紹介・解説してきます。

・コロモン(BT-07)

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実は結構重要なデジタマだったりします。
アタック時にデッキの1番上を確認が出来るのですが、ここで今必要なカード・次に必要なカードの取捨選択が出来るのが非常に優秀です。
手札で足りないものが次で来るのか来ないのかわかるだけでもアクションの仕方が変えられるのでかなり使い勝手は良いです。
ピナモンのドローが欲しい場面もあるので、枚数は3枚にしています。

・アグモン(BT-02)

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育成エリアで使用したいデジモンです。
元々このデッキは完全体・究極体含めDPラインが高めなのですが、
新しいスターターで出たマスティモンがDP13000の為、エンシェント系でアタックした時にセキュリティで倒されてしまう可能性が出てきてしまいました。
またエンシェントビートモンを使うならパルモン(ST-04)の方がよくない?と思われるかもですが、実はエンシェントビートモンでの奇襲は1試合にやれて1~2回が限界です。(相手が警戒して前にデジモンを出さない為)
そうなると普通にセキュリティにアタックすることになるのですが、ここでLv6がいなくなると相手がやりたい放題してきます。
なのでそれを防ぐ為にデジモン・セキュリティどちらにアタックしてもケアが出来るアグモンを採用しています。
ズワルトが捲れたら終わりですが、それはパルモンでも同じなので割り切りましょう。

・ニーズヘッグモン(BT-04)

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緑の最強カードです。
ズワルトの効果で消滅しない登場コスト・DP13000という高火力・このゲーム随一の盤面干渉力を持った未来から来たカードです。
これが4弾で出てるって、そりゃ環境壊れますわ。
7弾環境では盤面にデジモンが並ばず、テイマーが並ぶ機会が多かった為、必然的に環境から姿を消していましたが、今回のデッキは「アグロタイプ」を狙い撃つためのデッキ、つまりデジモンが並ぶことを想定しているので2枚採用しました。
ボルグモンのお陰で今まで取れなかったDP6000ラインも1体はバウンス出来るようになったのも追い風です。

もし今後大会のデッキがハイブリット主流になる場合ですが、自分は別のカードに変更する枠だろうと思っています。
候補としてはアルゴモン(BT-05)辺りでしょうか。

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◆流行りデッキとの戦い方について

長くなってすみません。
最後に簡単ではありますが、現在大会でよく見かけるデッキとの戦い方を書いて終わりに出来ればと思います。
但し戦い方は個人のプレイスタイル差が大きく出るものになりますので、「あずまろって奴はこんな風に考えてるのか」くらいの感覚だと有難いです。
また基本的にはこの緑ハイブリット体デッキはテイマー進化を多用するビートダウンタイプであることを念頭に置いて頂けると有難いです。

・赤ハイブリ
エンシェントグレイモンやブラフマストラでの1回での複数チェックが強力なデッキです。
チェック枚数では勝てないですが、デッキの性質上メモリを少なく返すのが苦手なデッキなので、レストしているデジモンに純平→Lv4ハイブリット体→ライノカブテリモン→エンシェント系を使用して盤面を取りつつセキュリティも削りましょう。
殴ってくるデジモンがいなければ怖くないので、焦らず確実に盤面の有利を作ることを心がけると勝ちに近づけます。

・青ハイブリ
アグロよりの動きで速度で勝ちます。
青対面はテリアモンが非常に刺さるので、ハウリングや友樹でロックされてもいいのでなるべくテリアモンは場に出したいです。
アタックしたデジモンは基本的に純平のカモなのでライノカブテリモン→エンシェント系で上から1体ずつ処理をしましょう。
また青は横展開をしてくることも多いので、エンシェントトロイアモンが刺さる場合があります。
困った時は場に出しておくと意外と仕事してくれたりしますので、是非お試しあれ。

・リリスズワルト
こちらも速度で勝ちます。
こいつ全部速度で勝ってんな。
相手が1ショット系のデッキの時は、もたもた準備をしている間に気づいたら準備が整って負け…という展開があり得るので、相手の思うように行動させない為に殴り合いに持っていきます。
幸いにもデッキの約半分がDP4000以下なので、アイズモン(スキャッターモード)が消滅しないことが多いです。
相手の盤面が多くなってきたらワンチャンを狙ってニーズヘッグモンで吹き飛ばしましょう。
そうすれば相手はリカバリーが間に合わずに勝ちきれます。
ジャックレイド対策のテリアモンは青同様大事にしたいですね。

・黄紫ハイブリ
1番の苦手対面です。
前述の「シュバルツ・レールザッツ」があるので、前でデジモンを並べることが出来ません。
戦い方としては、
・タケル&光が発動しないように相手と自分のセキュリティの枚数が同じになるように適度に殴る。
・相手に好きな行動をさせないように最低コストでターンを返す。
・殴りに行くときはLv6を育成で作ってから一緒に殴る。
・テイマーはたくさん並べる。
というように準備を着実に行って、一気にセキュリティを削りきるという戦い方しか出来ません。
我慢比べなので焦らずゆっくり戦いましょう。

・黄紫ジョグレス
実は有利対面かもしれません。
まだデッキ自体の研究が進んでいないのもありますが、スターターで収録された完全体がDP6000なこともあり、ボルグモンの対象になるのです。
またハイブリットと違ってセキュリティからオプションが基本捲れないので、強気にネーモン→純平ハイブリットのコンボを決めて攻めてると気づいたらセキュリティ差が結構ついてるということが多いです。
もし相手がテイルモン(ST-10)を場に登場させてターンが返ってきたら、そのターン中になるべく処しましょう。
難しい場合は焦らずに育成をしっかり作って次に備えれば割と何とかなります。
一度ジョグレス成功させてしまうとルーチェモン・フォールダウンモード等と合わせて壊滅状態になる可能性があるのですが、調子に乗って殴ってきたら全員ニーズヘッグモンで吹き飛ばしましょう。

・青緑ジョグレス
完全有利対面です。
当たったら絶対負けたくありません。
このデッキを取るための構築と言っても過言ではないので、デッキの力すべてを使って完膚なきまでに速度・盤面・コスト管理で勝ちましょう。
テリアモンを場に2体並べられたらほぼほぼ負けません。
焦らずに相手の盤面を確実に取りつつ、貫通でセキュリティを削りましょう!


最後駆け足になりましたが、以上で本デッキのレシピ・解説は終わりとなります。
ご購入頂きましてありがとうございました。
読んでくださった方の糧になる物が少しでもありましたら非常に嬉しく思います。

現状の緑は確かに一時期に比べれば一線級のデッキではないかもしれません。
たた構築・環境読み次第では全然やれる色、正に「秘めたる力」を持った色だと個人的には思っています。
月末発売の8弾で別ベクトルの強化が来ることも発表されていますし、同じ緑でも幅が増えそうで楽しみですね!

全国の緑使いの皆様、共に頑張っていきましょう!

ここまでお読み頂きありがとうございました!
記事を読んで何かご質問や疑問点などありましたら、TwitterのDMを解放しておりますのでお気軽にご連絡下さい!

それでは、引き続き楽しいデジカライフを!

あずまろ
Twitter:kamado_0680