思春期男子の取扱説明書。
・自分のやりたいことが何なのかイマイチ分からず、
誰かに自分の存在を認めて欲しくて、ガムシャラな毎日を送っていた20代。
・結婚、出産、育児を経て、ようやく自分のやりたい道が見えてきた30代。
・40代になり、やっと仕事も育児も落ち着いてきた・・
なんてことは決してなく、何においても責任が伴う分、喜びも苦悩も大きくなる一方で、結局人はいくつになっても、あらゆることに葛藤し、傷つきながら学び、その中で少しずつ成長していくものなのだと痛感します。1年を通して安泰だった年などないですし、かといって1年通して苦しみ続けた年もない。いつだって自分なりの物事に対する解釈や、思考、捉え方次第なのです。
思春期の子を持つ私にとっては、
息子の存在というのは宇宙人のようなもので、おそらく会話の98%ぐらいは雑音としか感じてないのだろうな・・と悶々とする日々を送っています。
まさにぬかに釘。暖簾に腕押し状態・・
たまにiPhoneのメモリー機能から、まだ幼くて、『おかあさんだいすき!』なんてよく言ってくれていた頃の息子の写真が送られてくれるたびに胸がキュンとするし、その日の朝、早く起きるようにと散々叱った時間を振り返っては、今だって本当は尊い日々なのにと後悔してみたり…
息子と同じ部活で作成したグループLINE内のお母さんたちのLINEアイコンの大半が、幼かった頃の我が子の写真なので、きっと皆同じような気持ちなのだろうなぁと感じています。
息子は男子校に通っていて、懇談会があるたびに先生方が思春期男子の対処法講座のようなものを開催してくださるのですが、要点をまとめると
基本的に母親は、笑顔でハンバーグとカレーと唐揚げを作っておけば間違いない。らしい。
いろいろ言っても全く伝わらないし意味がないから、とにかく胃袋だけは満たしてあげてください。ということのようで、先生方が自信を持って間違いないと仰るので長年の研究結果からそうなのだと思います。
人と比べず、信じて、待つ。
我が子となるとそれが難しい。
そんなある日、自分自身をどうにか癒したいと思い、たまたま図書館で手にした色彩心理学の本が面白く、夢中になって関連する本をひたすら読み漁りました。
疲弊していた心に、色彩に関する知識がじわじわと沁みるビタミン剤のようで私が求めていたものにマッチしたのだと思います。
色彩心理学とカラーセラピーは別物だということも学びを進めていくうちに解ったことなのですが、読めば読むほどカラーセラピー?色彩学?色彩の歴史?チャクラ???心理学?物理学?と紐づいている背景の沼にハマっていくのでした。