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就活小話|面接官は将来の同僚なのを忘れないで

わたしはこれまで採用担当をしていたこともあり、候補者(求職者)とよく話してきました。

ただ、候補者と話すときちょっと怖いです。
要するに結構緊張しいなんです。
若干にマイナス思考でHSPっぽいところもありますが、過去コールセンターの仕事でクレームをうけたり、おかしな候補者に遭うことがときどきあったからです。

タイトル通り、もし内定が出たら面接官は将来の同僚になります。
ところが、それにも関わらず変わった態度で来られる方を見受けます。
ざっくりですが、こんな候補者はいないよね…ということで、過去の例を挙げてみたいと思います。
あなたはこんな候補者になっていませんか?

電話口で怒鳴り散らす

これは正直怖かったです…ちょっと内容は伏せますがアシスタントの方が受け取った電話で、なにが発端かわからなかったのですが小一時間くらい電話口で怒鳴っている方がいました。
さらに嫌だったのは、わたしたちが年下の女性とわかるとさらに横柄になり、バカにするような表現や謝らせようと強い口調を続けました。
もう最後は怒鳴りすぎてよくわからなかったです。
結局、ある程度時間がたったところで終わったのですが、無言の辞退をされました。
まあ、もし来たとしてもこのような事実があると通ることはないと思います。

このようなクレーム対応に慣れている方であれば、音量を低くし、とりあえず相手の言い分を聞いてあげれば…うんぬんかんぬんすればおさまりますよ、と思うのでしょうが、非常に疲れました。
怒鳴るのはほんとに勘弁です。言う側も言われる側も疲れるんですけどね…相手も人間なんです、病みます。、病みます。

不採用の理由をしつこく聞いてくる

巷では、”不採用の理由を聞きましょう”という派がありますが、これについては会社によってルールも異なるので言わない会社のほうが多いと思います。
エージェントとかであれば細かな理由を教えてくれると思いますが、無難にあるのは「よりよい候補者が現れた」というものです。
たいがいのところ、理由はこれです。
となると、これまでの経歴や面接を思い出して振り返ることができると思います。

ところが、まれにかなり食い下がる方がいます。
こういう場合も、面接などでちょっとないかなと思われる方なのですが…
先ほどのように怒鳴られることはなったのですが、かなり何度も理由を聞かれたことがあります。
30分近くお話したでしょうか…口調は優しかったからまだよかったんですけどね。
もし逆の立場だったらどうでしょうか。

自ら辞退したのを取り下げようとする

別のところからオファーが出たので、辞退をした方がいました。
まあよくある話です。それはその方の人生なので仕方がないことです。

しかし、数日たってからやっぱり御社がいいので辞退したのを取り下げてください!という連絡がありました。
念のため上司にも確認しましたが、もう辞退ということが決まっていたのでくつがえりませんでした。
ところが、もう一つの会社のオファーは断りますというところから、そっちがオファーしたのに話が違うじゃないかというところまで飛んでしまいました。

諦めきれない気持ちは嬉しいです。ですが、あまり行き過ぎるとわがままなようにも感じました。
おそらく別のオファーは断らずに保険をかけていたと思うので、既婚者が不倫相手に離婚するからおまえと結婚したいというようなイメージです。
ちょっとつっつくくらいならまだしも、オファー時点で主張ばかりすると残念ながらいいイメージはないですし、仮に採用されても警戒されると思います。
一期一会ってこういうこともあるなと思います。

無断欠席

面接に訪れない方がいました。これもよくある話です。
そもそも無断欠席はよくないです。
すでに用事が決まっているのであれば、事前に連絡をして変更してもらいましょう。。

また、当日気が乗らなくて「まあいっか、やっぱやーめよ」と思う方もいると思います。それを失念していたり、急用と事後報告をする人もいると思います。(身内の不幸ごとや事故など、防げなかったアクシデントは除きます)
例え急用であっても、そこで面接官に連絡をしないとと思わなければ、その会社の優先度は低いのだと思います。
きっと優先度の高い会社であれば行ったと思います。

とりあえず受けてみるか、で仕事を探す人も多いと思いますが、どうせならやってみたいことや行ってみたい業界に挑戦したいと思いませんか。

このような連絡もなく来なくなるというものは、役職が低ければ低いほど起こりうる印象があります。 
エグゼクティブで当日無断欠席は見たことがありません。
役職が上がるとやりたいことやできることが自分の中で明確になるので、自分に合わないなと思ったら電話面談の時点でお断りされるケースのほうが多いです。時間の使い方がわかっているなと思います。

なので、無断欠席は働くやる気がないというよりも、その会社に対する気持ちが向かないのだと思います。
お互いの時間を無駄にしないためにも、自分がやりたいことやできることを分析しておけばいいと思います。

さらに無断欠席の際に連絡がつかなかった方から、後からお叱りのメールを受けたことがありました。
すごく不思議だったのですが、まるで誰かからアドバイスを受けて書いたような文章だったので、もしかして横に誰かがいたのかなと思わされました。

面接時の連絡は電話だろうとメールだろうと当日まで何が起こるかわからないのでこまめに見ると思っていたのですが、自分が見ていなかったことを逆手にとって主張してくるとは大したものだと思いました…

印象の植え付けは入社前からはじまっている

ということで、覚えている中で厄介だったなと思った例を挙げてみましたが、こんなことしていませんか?
4つだけなのですが、基本的に自分本位なパターンが多いかと思います。
冒頭でもお話したように、面接官は将来の同僚になります。そのため、会社側の人間は会社のいいところを知ってもらいたくて、より良いコミュニケーションの方法を勉強します。
多くの候補者も練習をしていい印象を与えようと努力してくださります。お互いが協力していると、とても有意義な時間が生まれます。
例え不合格だったとしても、面接をしたことはマイナスにはなりません。

ところが、あまりにも自分勝手すぎる行動をとると、その時点だけでなく履歴として残ります。なので、再度応募をしたとしても残念ながら態度で不合格になる可能性も充分ありえます。

その”時点だけ”、怒れば自分の主張が通るかもしれない、強く言えば会社が言うことを聞くかもしれない、しつこくすればなんとかなるかもしれない、と思う場合もあるかもしれませんが、その点がその時だけでなく、その先にも残るということを覚えていてくれたら、会社も求職者も気持ちよく活動がきるのになとふと思いました。

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