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東南アジア就職ログ 4 | 日本の採用市場がうらやましい

今日もみなさんお疲れ様です。
となりの芝生は青いということでこの画像。
緑にとっても癒されます。

わたしは東南アジアの採用チームにいるのですが、
こちらにきて驚いたことのひとつに
日本は採用にお金をかけている・かけられる
ということです。

人事系の仕事をしている人だとおわかりだと思いますが、
大手媒体さんであれば2か月で40万や3か月90万円など
単純に結構お金がかかります。
(ただ謎の値引きが入るのですが笑)

採用するときに人件費うんぬんで騒ぐのは
これが入ってるからでしょうね。
わたしもこれが普通だと思っていました。

なので、募集する職種によって
ブランドイメージに合っていたり、
応募してくれそうな人が多い母集団が多い
媒体をいくつか比較してから契約してもらいます。
大手企業さんはお金があるようなので
いくつもの媒体に一気に出せるので
湯水のように採用にお金をかけていると思っています。
よほど予算が余っているんでしょうね(嫌味?)

中小だと予算を組むのも大変ですが、
外資はさらに承認が海外本社になるので
なんじゃこりゃー!高すぎる!と騒がれるのが毎回です。

このとき、「え?日本だと普通だけどなんで騒ぐの?」
英語のできる上司よ、ちゃんと話をつけておいてくれよ、
と思うのですが、
これがわかったのは海外就職をしてからになります。

海外就職をして採用チームに入ったとき、
日本人採用用の媒体を提案しました。
当たり前のように2か月40万、6か月100万のような
媒体を提案したのですが、
値段が高いね~と優しく一蹴りされてしまうのです。

さらに、現地のとある機関に問い合わせて
求人を出すにはどうしたらいいなんてお問い合わせをしたら
形式はなんでもいいけど3か月で3万円になるよと言われました。
もちろん物価の違いはあるので
お金だけ見たらもちろん高いほうだと思います。
しかし、個人的には破格!
むしろ日本で3万程度の媒体なんて
人の目にも触れにくい微妙な媒体だから
もしやそれなりの人数が見てくれるのかも…
と思って提案したら
こちらも高いね~と優しく一蹴りで話は終了でした。

個人的な考えなのですが、
日本は新卒も中途採用も大量採用がありますし、
研修も手厚いから一括採用をするので
一気に人を集められる求人媒体が人気なのだと思います。
反対に、海外の就活は卒業してから(またはする直前)
仕事を探すので入社時期はばらばら。
入社するのも部門で月に1人や2人だったりするので
それほど多くはありません。
ただ、コールセンターのように
人がたくさんほしいところは
日本の求人媒体を使って募集したりしています。
採用人数が多いからお金をかけていい
許可が出ているんでしょうね。

ちなみに、人材紹介という手もあります。
日本だと一般社員に紹介でひとり採用するごとに
年収の20%30%を払うのは高いのもあるので
せいぜいマネージャーやエグゼクティブクラスのほうが多いと思います。
しかし、こちらでは一般レベルでも
紹介会社からの採用があるので、
人材紹介も比較的よく取り入れられている採用方法です。

じゃ海外は何で採用しているの?というと
やはりLinkedinが主流です。
また唯一許されている求人媒体は
東南アジアで有名なJobstreetがあります。
こちらは求人も出せるし
ダイレクトソーシング(結局ダイレクトソーシング)もできます。
おもしろいのが登録している人のレジュメは非公開なのですが、
開示するといくらかお金がかかる仕組みになっています。
(確か100円くらい)
実際の契約金はわからないのですが、
比較的安価な採用方法になります。

なので、もし海外就職や外資系を狙うなら
Linkedinの登録はしておいたほうがいいです。
なぜなら採用のコストがかからないからです。

日本は媒体天国です。
選べるしいろんなサービスがあるので
結構うらやまし~…
といろんなサービスを見ながら
今日も候補者を探しております…









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