リファーラル採用が必ずしもいいとは思えない

日系企業でもリファーラル採用が流行ってきました。

リファーラルとは、社員から新しい候補者を紹介してもらう制度で

会社によっては候補者が採用された場合、

数十万の報酬が入ってくる企業が多いと思います。

このリファーラルのいいところは、

いわゆる「縁故採用」なので

ー入社後にすぐに辞めない、

ーすでに採用されている人からの紹介からきっといい人だろう（類は友を呼ぶ）

ー採用にかかるコストを抑えられる

というメリットがあります。

あくまでも個人的な意見ですが、

リファーラルは必ずしもいい制度だとは言えないと思います。

なぜなら、わたし自身が痛い目にあったからです。

わたしには数回の転職経験がありますが、

その中で1回だけ、新卒の上司に誘われて入社した会社がありました。

日系大手？の企業です。残念ながら名前は知りませんでしたが

それなりに大きい会社のようでした。

同時に外資系企業から、同じ職種でオファー（内定）をもらっていました。

もちろん、給与も外資系のほうが高かったのですが

過去の転職経験から人事の人たちがいまいちいい印象を持てなかったのもあり

また、昔の上司と働ける喜びから、外資系企業のオファーを辞退しました。

はじめてリファーラルで採用されました。

その後、その会社でわたしは適応障害になり

休職もとらせてもらえず退職をしました。

原因は、OJTをしてくれた女性先輩社員から

モラハラのようないじめのような・・・ものが続いたからでした。

実は、その先輩社員と上司とは同じチームだったので

何度も駆け寄っては相談をし、チームの異動もお願いしたにも関わらず

その上司も入社して数か月だから、何もできないの一転張り。

わたしにしてくれたことは、精神論を語り、

「がんばれ」と応援されたことくらいでした。

彼の立場は、部長です。

ましてや、過去に休職を出したような女性社員は

みんなが恐れているから野放し状態。

上司も入社してそこまで日が経過していないから

何もできないとのことでした。

後々言われたのが、その女性社員を失脚させるために

わたしを育てたかった、とのことです。

理解不能でした。

愚痴を書くときりがなくなってしまうので

この辺で止めておこうと思いますが、

結果、入社して3ヵ月で退職しました。

信頼していた人からの紹介は

安心して仕事ができると思っていたのに

条件も悪く、挙句精神的に病んで退職することになりました。

リファーラル採用がすべて悪いとは思いません。

先に述べたように、類は友を呼びますので

既に入社している方からの紹介は、

安心して選考を進めることができます。

（もちろん、必ずしも全員が採用されるわけではありません）

これは、わたし自身リクルーターしているので実感しています。

しかし、紹介する側の方は

友人や知り合いに会社のカルチャーや雰囲気など伝えていますか。

リファーラル採用だと紹介料が発生する企業も多いので

お小遣い稼ぎに走って、友人をないがしろにしていませんか。

損得勘定なしに、その会社が好きで自信をもって紹介できますか。

いくら入社して一緒に働きたくても

推しすぎもよくありません。

人には向き不向きもあります。

それをサポートできる体制もありますか。

最終決定者は候補者です。あなたの友人です。

もし何かあったら、友情は終わります。

わたしもその上司とは連絡を取らなくなりました。

もしかしたら、わたしの場合は少し特殊だったかもしれません。

リファーラル採用で悲しい思いをする方がでないように

記録しておきます。

P.S.今は元気です。

P.P.S. わたしは友達が少ないので、自分自身は紹介できません。。涙

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