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「台湾エクセレンス」 ディーン・フジオカ トークショー  @KITTE丸の内(2024・9・27)

ディーン・フジオカさんがイベントアンバサダーを務めた「台湾エクセレンス賞」のオープニングイベント。
会場となったのは東京駅からすぐ、丸の内南口KITTE1Fアトリウム。
普段知ることができなかった、デイーンさんの台湾への思いや「モノづくり」への情熱を新たに知る機会となりました。

東京駅のお隣 KITTE丸の内(白い建物)

開幕セレモニー

マイクで話しながら上手(かみて)からディーンさんが登壇。
Tae Ashidaブランドの、ブラックの細身ジャケットにパンツ姿、アウトソールに高さがありソールだけが白い黒のハイカットスニーカーというファッション。

D:「ありがとうございます。キューがだいぶ早かった関係で。すみません、そこらへんうろちょろしちゃって。映りこんじゃってすみませんでした。
なんかあの、なかなかこうね、こうやって国境を越えた合同のイベントやるとね、仕切りが難しかったりもするんで。
コミュニケーションの連携だったり、失礼しました、先ほどは。
改めまして、わたくし、(と、2階に笑顔でしばらく手を振る)
ディーン・フジオカと申します。本日はよろしくお願い致します」

(台湾の人がどれくらいいるか確認してから)中国語で挨拶

D:(中国語)「みなさん、こんにちは。藤岡靛です。今日はこのイベントに参加できて大変うれしく思います」

D:(日本語)「日本語の挨拶もしますか?」

司会:「お願いします!」

D:「なんか外は雨降っているみたいで。お足元の悪いなかお集り頂き、本当にありがとうございます。
今日は台湾と日本のさらなる交流を深めていければと思ってこのステージに立たせて頂いております。
皆さん今日は短い時間ではありますが、最後までどうぞよろしくお願いします」

ディーンさんにはウェアラブルイオン空気清浄機「エアービーダイーワン」が贈られた。

D:「見た目はイヤホン。空気が美味しく感じられますね。おいしい空気をたくさん吸って、いい歌を歌えるように頑張ります!」

続いてフォトセッション
そのあとにトークショーが始まる

トークショーや囲み取材が行われた舞台
Deanさんもこの角度で撮影した会場の様子

トークショー

司会進行:YUKAさん

司会:「それでは早速、今回のイベントアンバサダーのディーン・フジオカさんです!どうぞ!」
(拍手とともにディーンさんが舞台上手(かみて)から上がってくる)

司会:「ディーンさん、こんにちは!またお会いしましたね!どうぞ!」

D:「さっきは呼ばれていないのに出てきちゃって本当に申し訳なかった」

司会:「ぜんぜんそんなことないです。ありがとうございます。
さっそくですが、会場の皆さんにご挨拶いただいてもよろしいですか?」

ディーンさん、こちらの招待席と、招待以外に来ている1階や2階で手を振る人々を見渡す。

D:「すごい手を振ってらっしゃって、ありがとうございます、雨の中。
今から何が起こるか正直私もよくわかってなくて。
一緒に楽しんでいけたらいいなと思っています。よろしくお願いします!」(拍手)

司会:「はい。台湾のイベントですので、ひとこと中国語でもご挨拶をお願いします」

D:(中国語の挨拶)
「こんにちは!藤岡靛です。(日本語で)いま『マイクのロゴ正面に』って言われちゃいました」
ディーンさんお茶目にマイクに付いているロゴの向きを前に正す。

司会:「ディーンさんに色々と話を伺っていきたいと思います」

D:「よろしくお願いします!」

司会:「どうぞお掛けください。
今日のセレモニーでもとても流暢に中国語を話されたディーンさんですが、母国語の日本語以外に、普段英語と中国語も話されているとのことですが、英語と中国語を話されるきっかけになったことは何ですか?」

複数言語 話せるようになった経緯


D:「単純に引っ越したからという(笑)。
引っ越した先が、英語が公用語の国だったり、中国語が公用語の国だったり、生きて行くためにしゃべったって感じですかね」

司会:「ディーンさんサラっと言っていますが、普通の人にとっては3カ国語しゃべるとか、すばらしい技術ですよ」

D:「そうなんですか?」

司会:「そうなんですよ。そうですよね?皆さん!(会場拍手)」

D:「ま、やっぱりコミュニケーションがとれるって、言葉もそうですけれど、技術によっていろんなコミュニケーションのかたちが生まれて、それを通して相互理解だったり、新しい未来を作っていくっていうような、そうした動きが促進されて素晴らしいことだなぁと思いますね」

司会:「はい、ディーンさんは香港とか台湾にも暮らしたことがあるということで、今日のイベントの前にディーンさんから1枚のお写真をお預かりしております。こちらのお写真です」

D:「何が出てくるんでしょうね」

司会:「じゃじゃん!(台湾時代のドラマ撮影時のバイクにまたがるオフショットを披露)ディーンさんすごい!これディーンさんなんですか?」

D:「(笑)そうなんですよ」

司会:「皆さん見たことありますか?この写真。(「は〜い!」と会場内の声多数)あるんですね。これはどういう時の写真だったんですか?」

D:「これはですね、香港から台湾に引っ越してすぐの時に、台湾で撮っていたドラマの撮影現場での写真ですね」

司会:「すごい台湾らしいですね。台湾結構バイクとかスクーターで街を走っている人が多いのでディーンさんもそんな感じで撮影をされていますが、ディーンさんが台湾に来られたのは、香港でデビューしたあと、台湾へ行かれたんですか?」

D:「そうでうね、台湾に…そうです、はい」

司会「当時、台湾へ行こうと決めた理由は何かありますか?」

台湾を拠点にした背景


D:「まずそのタイミングで、台湾からお仕事のオファーいがくつか同時にあったということ、それがとても大きなプロジェクトで、その仕事を受けるとなったら半年とか1年とか台湾にいることになるのは分かっていたので、であれば引っ越そうと。
で、香港でベースで香港で仕事をしていた時、香港ベースで色んな国に行く機会が多かったんですけれど、やっぱりそのアジアにおいて特に、当時、広東語と英語で香港は生活していたんですけれど、(台湾などで)北京語で生活したり仕事したりするっていうほうが、より世界が広がっていくような感じがしたので。北京語を使った仕事、生活も含めて、台湾に移ったほうが、また香港にも帰ってこられるかなぁと思ったので、そういう決断をしましたね」

司会:「台湾とはすごくゆかりのあるこの…」

(顔が横を向いていると注意を受けるディーンさん、色々大変ですね…)

D:「あ、すいません。顔を正面に!?」

(司会:(笑))

D:「いやぁ、なかなか話しているときにね、相手の方の眼を見ないで喋るのも失礼かなと思ったんで。すみません」

司会:「皆さんの方を相手にして、私は大丈夫ですので」

D:「じゃあ、こういう感じで。(と前に向きなおり2階を見渡す)そうですね、失礼しました。ほんとにありがたいですね、雨のなか。ありがとうございます皆さん」

司会:「皆さん、ありがとうございます。ぜひディーンさんを通して日本の皆様にも台湾というところを知って頂けたら嬉しいんですけれど。

ディーンさんどうでしょう、台湾で暮らしていた頃の、台湾暮らしはいかがでしたか?例えば街の雰囲気だったり、美味しい食べ物がいっぱいあるので、思い出に残っている部分があったら教えていただけますでしょうか」

台湾での暮らし



D:「ですね、台湾で暮らしていた時は、すごくカジュアルでしたね。
なんかあんまり気にしないで、いろんなことができるというか。
何か新しいことを始めるっていう時に対しても、迷わずに興味が持てるのであれば、その初期衝動みたいなものに乗っかって、とりあえずやってみるというような空気、そんな中で生活をしていたので、ごはんとか新しいもの試してみたりとか。うーん、なんかすごいカジュアルな日だったなと思いますね」

司会:「台湾の人とお仕事されていかがでしたか?」


台湾人と仕事


D:「そうですね、やっぱり柔軟性があるなぁと思いますね。
で皆さん一人一人が、何て言うのかなぁ…当事者意識を持っているというか。そこの意識がすごい強いなと思いました。
だから、何か大きな組織にいる方も、個人事業主だったりする方も、同じように当事者意識っていうものを持っているっていうそんな印象ですね」

司会:「けっこう皆さん暮らしやすいという感想を聞くことがあるんですけれど、ディーンさんが最初台湾で、これはよく食べていたようなものはありますか?」

台湾での食事


D:「そうですね、たくさんありますけど。やっぱり火鍋はしょっちゅう食べていましたね。グルテンアレルギーなので自分は。
小麦を気にしないで、何を食べているか、自分が分かりやすいかたちで食べられるので。野菜とか肉とか魚とか、よく食べていましたね」

司会:「ディーンさんのお話からも、皆さん、台湾の魅力を感じ取って頂けたのではないでしょうか。ぜひチャンスがあったら皆さん是非台湾へビジネスでも旅行でもいらしていただけましたら幸いです。
今回はディーンさんにイベントアンバサダーとしてもお越しいただいていますが、俳優、ミュージシャン、モデル、映画プロデューサーなどマルチに活躍されるディーンさんに、モノづくりの難しいところと面白い部分は何かありますか?」

D:「そうですね、やっぱり現実社会の中で、そういう経済活動っていうことをしている以上、数字の部分というのは常につきまとうとは思うんですけれど、じゃあその経済効率性だけで新しいイノベーティブな商品を生み出せるのかとか、新しい作品生み出せるのかっていうのは、すごくマティベーカブルなところかな(と聞こえたのですが、マティベーカブルの意味的には「疑わしい」という解釈かな)と思います。
で、自分はこういうエンターティメント・アートの世界で時に実演をしたり、時に作品を作ったりするわけですけれど、やっぱり感動を生み出してそれを届ける、そこが自分の生業だなぁと思って。
人が感じて動くっていうそこの奇跡みたいなものを信じて、自分は日々活動を行っています。
それだけがやっぱり数字の効率性とかでは生まれない、違う動力が、人を動かす力みたいなものが、宿るのかなぁと思って日々頑張っております」

司会:「皆さんも感じられていると思いますが、ディーンさんの様々な作品を通して本当にたくさんの感動や幸せを感じることができます。それは本当に物作りの方たちも、同じ思いであると思うんですね。商品を見て感じて、幸せになって頂きたいというこの思いというのがすごく価値があるなぁと感じました。
今日はそんな作品を作り続けているクリエイティヴィティのあるディーンさんですが、いくつか実際に見て頂き体験をして頂きたいと思います」

D:「お、何が出てくるんだろう」

司会:「さあ今日は台湾エクセレンス賞を受賞した3つの作品をチョイスさせて頂きました」

3作品をディーンさんが体験


ディーンさんが台湾エクセレンス賞を受賞した製品を実際に体験。
洗練されたデザインと革新的な機能に興味深く聴き入っていた。

①オールラウンドロードバイク SCULTURA TEAM
(MERIDA)

通路が狭いため、ディーンさん自ら「ここ通りにくいですよね?」と気付いて机を動かして広くする。
いつも自分が当事者であり続け、少しでも良い方向に自ら手を差し伸べるディーンさん、しかもごく自然に行動できるところ、素敵だ。

D:「僕は台湾にいるとき、台北に居る時は特に、自転車に乗る機会が多かったですね」

担当者:「ツール・ド・フランス(世界的に有名なフランスの自転車の大会)で走っている自転車のベースとなるものです」
軽量が特徴の車種なので、ディーンさんに持ってもらおうとする担当者。すると

D:「箸より重いものは…」

と笑いを誘うが、片手で軽々持ち上げる。

D:「このまま乗って、そのへんのスーパー行ってきましょうか」(笑)

Deanさんが持ち上げたオールラウンドロードバイク

②エアサーキュレーター AF533-20W
(エイサーピュア社)
2023年グッドデザイン賞受賞
25mの距離の送風距離に

D:「これ、25mどのあたりですか?エレベーターのあたりですか?」

司会:「エレベーターの半分くらいです」

D:「じゃ、2階席のお客様のところにまで」
送風を飛ばそうとする可愛いディーンさん!

送風距離25mのサーキュレーター

③世界最小の親指型アウトドア用浄水器(mbranfiltra)ペットボトルの口に取り付けられる浄水器。担当者の陳さんは、きれいになった水は飲めると紹介。汚れた水をろ過するのを見て、驚き顔のディーンさん。

D:「飲んだことありますか」
と中国語で尋ねると担当者の陳さん、乾杯して一気で飲んで頂けました。

D:「すごいですね。すごい持ち運びに便利ですね」

司会:「世界中をめぐるときは是非ですね」

D:「ねぇ、ジャングルの中で」
(もうすぐ公開される主演映画『Orang Ikan』が思い浮かんでいる事でしょう)

担当者に積極的に質問したりしているディーンさん。私もあとで聞きに行ったところ、価格は2500円だそう。
陳さんはディーンさんから「もっとマイクに近づいて話すと良い」とのアドバイスを中国語でこっそり頂いたそうで、ディーンさんをとても優しい人だと言っていた。
また、この浄水器の現地スタッフさんの中には『次の被害者2』を見たと私に話してくれた人もおり、この方もディーンさんベタ褒めだった…。
ディーンさんを知ると必ずファンになってしまう例です。

親指型浄水器 濁った水が透明になった!

司会:「皆さんまだまだディーンさんのお話聞いていたいと思うんですけれど、そろそろお時間となってしまいました。今日はたくさんのファンの方にお集り頂いて、ぜひ製品を見て頂けましたら幸いです。
今日はディーンさんどうでしたか?たくさんの製品を見て頂いて」

D:「なんかワクワクしますね。これからいろんな可能性が生まれていくんだなぁと思って。
1つ1つの商品に、パッションであったり、夢が詰まったアイテムを紹介していただいて、自分の今後の活動にエネルギーを頂いたなぁと思っております。ありがとうございました!」

司会:「ディーン・フジオカさんでした!ありがとうございました!」

キャラクター 福熊ちゃん


囲み取材(1問1答)

トークショーのあといったん控室へ下がり、約15分後に再び登壇。
舞台の周りを記者が取り囲み質問をしていた。
以下、Qは記者、Aはディーンさんが答えている。

Q:語学学習法について
A:常に勉強中ではあるんですけれど、やっぱりその言語を使って何をするかが大事なことだと思っています。

Q:ディーンさんにとって台湾とは
A:昔住んでいた期間ってとても濃密な時間で、自分の人生のひとつのチャプターの中でとても大事な、大切な仲間であったり、大切な経験っていうものを積ませてもらった、今もどこかでこうして繋がりを感じている、そんな場所ですね。
日本とともに並行して台湾で仕事し続けているので、今後もそういう機会は続けていくんだろうと思います。

Q:Deanさんこれからの夢
A:自分の歌の中で中国語の歌詞のものがいくつかあるんですけど、中華圏で過ごした日々が無かったら自分の中からそういうものは出てこなかったかも。いつか台北ドームでライブやりたいですね。

Q:監修してみたい台湾料理
A:夢の一つなんですけど、小籠包ってあるじゃないですか。台湾で有名な小籠包のお店、ね、いくつもありますけど。
グルテンフリーの美味しい小籠包が食べられるようになったら、新しい時代の始まりだなって思ってるんですね。それぐらい難しいと思うんです。
それを、こう、まぁ、前回タピオカとディーン・フジオカで「ディーン・タピオカ」ってやらせて頂きましたけれど、そうですね、ネーミングまだちょっとわからないですけれど、ま、ディーンフジオカと小籠包で、(首をかしげる)何でしょうねぇ…。ショーロンポーフジオカ?(笑)もしくは、何でしょう、なんかいいアイディアありますか?皆さん?(と、たまたま近くにいた私を見る!!!一瞬、靛籠包(でぃんろんぽー)が浮かんで、ここが台北だったら声を上げられたかもしれないけど、丸の内抑制パワーが働いて言えず汗)
ディーン…、うん、ディーン小籠包…とかわかんないですけれど、それでグルテンフリーのものが作れたら、なんかこう、人生何かを成し遂げた、っていう達成感を感じるかもしれませんね。

Q:夏の思い出
A:この夏はずっとライブをやってて、ビルボードライブツアーで全国を回ったりだとか、あとは野外フェスに参加させて頂いたりだとか、ずっとパフォーマンスを続けていた、熱い夏でしたね。

Q:この秋、挑戦したいこと
A:この秋、訳あってタップダンスをやりまくることになりそうなので、あの、せっかくなのでタップダンスを思いっきり楽しめたらなぁと思っています。
(神木さん主演の『正直不動産スペシャル』ですね!)

ここで時間になり、拍手に送られ会場に手を降りながら去るディーンさん。

グッバイ言うてもまた会える!


【イベント情報】
台湾エクセレンス賞は台湾の経済部が優れた台湾ブランド製品に贈るプロダクト賞。今年は台湾エクセレンス賞と、日本のグッドデザイン賞を受賞した台湾のプロダクトを展示する受賞製品の展示・体験イベント。
2024 TAIWAN EXCELLENCE in TOKYO ft. GOOD DESIGN AWARD
2024.9.27~29
KITTE丸の内 1Fアトリウム

最後までお読み頂き、ありがとうございました!