我慢
先週、映画のエキストラの仕事を引き受けていたので、今日も飽きずに(?)参加した。2日続きははじめてだ。
昨日と同じで、撮影開始前に、エキストラでの参加者全員の抗原テスト。
今日は出演する子どもたちがいて、このテストは彼らも逃れられない。泣きだしてしまう子がたくさんいて、かわいそうだったが、仕方ない。その後、そんなことは忘れて、子供達は楽しそうに演技してた。
私も今日も不快なテストに我慢の子だったんだあ。笑
昨日はヒールのある靴で歩かなければならなかったけど、今日の私の役は、スポ-ティな格好で、スニーカーだったし、テラスに座っていられたので、昨日より楽で、助かった。
午前中の撮影が終わり、昼食となったときに雨が降り始めた。
外に準備してあったテントで食べることになっていたので、並んで、食事の注文をするテントの外で待っていた。
しばらくすると、雷と共に雨が降り始めた。
私は持っていた傘を取り出して、前にいた女性を入れてあげて、順番を待った。
雨あしが激しくなってきて、いきなり、後に並んでいた人達が食事の注文をするテントになだれ込んで行った。
私と一緒にいた女性は一体何が起こったのかわからず、何も言わずにいた。すると、どうも、傘を持ってないから、ぬれたくなくて、テントに入ってしまって、それをいいことに、注文をしていた。横入りだ。
こんな横入りは、しょっちゅうある。そんなときに怒鳴る人もいるけれど、この大雨で怒鳴っても聞こえないと思ったし、怒鳴るとこっちも疲れるし、私には傘があるからぬれないしと思って、一緒にいた女性もおとなしい人だったので、何も言わずに我慢。
またか・・・とあきれてしまったけど。
横入りした人達は、大雨の中、順に指定のテントまで傘なしで、トレーにのせた食事を持って、少し離れた食事用テントに雨にぬれながら移動していった。
何人に横入りされたかわからなかったが、私たちの順番はまだまだ回ってこないようだった。
二人で一緒に待った。我慢した・・・・
すると、突然、食事用のテントに雨が横殴りで入ってきたため、中にいた人達はみんな洋服や靴がずぶぬれになってしまい、サービススタッフたちが大慌てで、テントにビニールカーテンをつけに行ってしまって、食事のサービスが中断されてしまった。
さらに私たちは順番を待つことになった。我慢した・・・
それにしても、テントの中にいた人達というのは、さっき横入りした人達だので、
「これって、もしかして、バチか?」と思った。
なぜかというと、私たちが食事を持って行く頃には、もう雨がやんで、ぬれることなく、テントまでたどり着いたし、椅子やテーブルも拭いてあったので乾いていた。私たち二人はコートの袖がぬれたけど、それだけですんだ。
「ずるいことをすると、そういうことになるんだね。」と、かれらに教えてあげたいなと思ったら、ククッと一人で笑ってしまった。私って悪い奴とも同時に思ったけど。
何でもかんでも我慢をすることはない。かといって、我慢を全然しないで、怒鳴りまくるのもよくない。
時と場合を考えて我慢するっていうのが一番いいね。