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知ってるだけでラク!モンテッソーリ教育を今すぐおうちで取り入れる4つのポイント!

かんしゃくを起こすわが子を前に、
どうやって接したらいいのだろう…

どんな風に声をかければいいんだろう?
と日々悩んでいませんか?


幸運にも、私の息子が通った保育園が
がっつりモンテッソーリ教育をしてる園でした。

私はそこで子どもに対する考えがまるっきり
変わったといっても過言ではありません!


今回の記事は、そんなすばらしいと思った
モンテッソーリ教育をモンテッソーリ教師
あきえさんの『モンテッソーリ教育が
教えてくれた「信じる」子育て』
を参考に
次の3つをわかりやすく紹介します!

  • モンテッソーリの基本の「き」

  • モンテッソーリの0〜6歳期

  • おうちでモンテッソーリを取り入れるには?


モンテッソーリの捉え方や接し方をすれば、
子育てはかなりラクになりますよ!
乳幼児期の子がいたら必見です!


モンテッソーリの基本の「き」

モンテッソーリでは、子どもも
「人格を持った1人の人間」と捉え、
子どもと大人は対等であると考えます。


なので、大人の役割は「教える」ではなく、
子どもが自分で育つのを手助けすること。


モンテッソーリは、子どもを尊重して
信じることを基盤として作られた教育法
です。
モンテッソーリ教育をすると、
子どもに次のような能力が育ちます。

  • 「できた」という満足感・有能感

  • 自己選択する力

  • 主体性

  • 諦めない粘り強さ

  • 問題解決力

  • 集中力

  • 自尊心の向上

  • 自己肯定感アップ …


大人ができることは至ってシンプル。

  • 子どもを知り、

  • 子どもを尊重し、

  • 子どもを信じて、

  • 子どもの育ちを支える

大人の信じる力が子どもの成長を後押しするのです!


子どもを知ることから始まる!
0〜6歳までの子どもに何が起きてる?

子どもは「じりつ」という明確なゴール
向かって突き進んでいます!

あなたが「どんな子に育てようか?」と
迷っていても、子どもは「じりつ」を目指して
生きているんですね。
正直、この部分は私が早く知りたかった点です!


そんな「じりつ」には2種類あります。

【自立】
自分のことが自分でできる

【自律】
自分のことを自分で律することができる

さらに、モンテッソーリの乳幼児期は
前半と後半の2つに分けられます。

【0〜3歳期】
「自分が自分になるのを手伝ってね」
→自分という個の基礎を創る

●「無意識」の時期
自らの中に埋め込まれたプログラムに従って
無意識に何かをしている時期

【3〜6歳期】
「1人でするのを手伝ってね」
→自分という個を洗練させる

●「意識」の時期
徐々に目的を持ち、意識的に何かをする時期

乳幼児期がどういう時期かを知っていれば、
今はこういう時期だから〇〇なんだなと
大人も大らかに対応できますよね!


そして、乳幼児期に自ら育つ力には2つあります。

  • 常に稼働している「吸収する力」

  • 期間限定で現れる「敏感期のエネルギー」

この2つの力があるから急成長するんですね。

モンテッソーリの特徴でもある「敏感期」。
この敏感期には6つの種類があります。

【敏感期とは?】
●言語の敏感期

言葉に対して強く興味を示す時期

●運動の敏感期
とにかく動きたい時期

●感覚の敏感期
外からの刺激を感じたくて仕方ない時期

●秩序の敏感期
いつも同じであることにこだわる時期

●社会性の敏感期
周りの人に関心を持ち、役に立とうとする時期

●小さいものの敏感期
小さく細かいものに興味を示す時期


これらの敏感期は、個人差はありますが
同時並行的に下の図のように現れます。

モンテッソーリ教師あきえ著『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』


このような時期があると知っているだけで、
大人は待つことができたり、なぜそうするのかを
理解してあげることができます。


それだけでなく、敏感期で能力を獲得しようと
している子どもを正しくサポートできます。


おうちでモンテッソーリを取り入れるには?

モンテッソーリ教育というと、限られた所でしか
受けられない英才教育のようなイメージありませんか?

でも、モンテッソーリは子どもを尊重し
信じることが基盤となった教育のこと。


子どもの中から湧き上がるエネルギーを
大人が正しくサポートすることができれば
いいわけです。
なので、気負わず取り入れてみては
いかがでしょうか?


本書で紹介されている、家庭でモンテッソーリを
取り入れる時のポイントを4つ紹介します!


①環境を整える

子どもをよく見て、「今」やりたがっているもの
を用意
しましょう。

例えば、ティッシュ箱からティッシュを出す
「引き出す」動作を何度もできるものに置き換える


何でも「ダメ!」というのではなく、
子どもが獲得したいことを満足のいくまで
できるよう手助けする
ことで、子どもの
満足感と信頼感が得られます。


そこで「使いやすさ」も意識します。
子どもが扱えるサイズ、高さ、位置に配慮し、
「環境」を通して、子どもをサポートします。

大人が一方的に教えるのではなく、
子どもが自分に合った環境に触れ、感じ、
体験することで発達できる
ようします。


②子どもを観察する

子どもを知らずして、環境は作れません。

  • 今、この子は何を楽しんでいるのだろう?

  • 何に興味があるのだろう?

  • 繰り返しやりたがることはなんだろう?

  • 今どんなサポートをしたら、この子の育ちを助けられるかな?

こんな視点から子どもを見てみてください。
注意点が1つあります!

あなたの願いや先入観を持って見ないこと!

まっさらな目で子どもを観察し、子どもが本当に
やりたがっていることを感じ取りましょう。


③大人がやって見せる

大人が行うスピードは子どもにとって
速すぎるんです!
この年齢の子どもは大人のように物事を
抽象的に考えられないからです。


やって見せる時のポイントは2つ!

  • いつもより7〜8倍ゆっくりやって見せる

  • 動作と言葉は別々にする


視覚と聴覚の二つの感覚器官から入ってくる
情報を、一度に整理して取り込むことは、
年齢が低ければ低いほど難しいのです。

息子の保育園の先生が、新しい教具を教える時は
まずは無言でゆっくりと一連の動きを見せます。
それから、言葉で説明をプラスしていました。

おうちで何かを教えるときも、まずは
あなたがやって見せると早く理解できますよ。


④見守る

ここが1番難しいところかもしれません!
子どもが何かをしている時に
手出し口出しをしない
ということです。


大人が手出し口出しをすると、
子どもが失敗から学ぶ経験を奪ってしまいます!!


どんなに可愛いわが子でも、転ばぬ先の杖は
子どもの成長にとってよくありません。

ぐっと我慢してこらえて、子どもが自ら
間違いに気づく瞬間を待ちましょう。

待てたら自分をほめるといいですね!


モンテッソーリ教育は誰でも今すぐできる!

以上、『モンテッソーリ教育が教えてくれた
「信じる」子育て』を参考に、

  • モンテッソーリの基本の「き」

  • モンテッソーリの0〜6歳期

  • おうちでモンテッソーリを取り入れるには?

について紹介しましたが、いかがでしたか?

ここまでの内容をまとめると、

●モンテッソーリ教育は、
子どもを尊重して信じることが基盤

●子どもと大人は対等な関係

●大人の役割は子どもが自分で育つのを手助けすること

●子どもは「じりつ」に向かって自ら育つ

●0〜3歳期:無意識の時期
「自分が自分になるのを手伝ってね」

●3〜6歳期:意識の時期
「1人でするのを手伝ってね」

●乳幼児は「吸収する力」と
「敏感期のエネルギー」の2つを使って成長する

【6つの敏感期】
0〜6歳に同時並行的に現れる

●言語の敏感期
言葉に対して強く興味を示す時期

●運動の敏感期
とにかく動きたい時期

●感覚の敏感期
外からの刺激を感じたくて仕方ない時期

●秩序の敏感期
いつも同じであることにこだわる時期

●社会性の敏感期
周りの人に関心を持ち、役に立とうとする時期

●小さいものの敏感期
小さく細かいものに興味を示す時期

【モンテッソーリを取り入れる4つポイント】
1.環境を整える
2.子どもを観察する
3.大人がやって見せる
4.見守る

重要なのはモンテッソーリの教具を使うこと
ではありません。

親が子どもを見る視点と関わりを
モンテッソーリの考え方にシフトする
ことで
いつでもどこでもモンテッソーリ教育ができます。


基本の考えを理解した上で、
教具やおもちゃを取り入れるとより効果的ですよ。

ぜひ、できるところから、完璧を求めず、
チャレンジしてみてくださいね。


次回はここで紹介しきれなかった、
困った時のモンテ流の対応について
まとめて紹介します!

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最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです!

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