見出し画像

☆ラブストーム in 佐渡☆


超高齢化、人口減少、子どもの減少、学校閉校、
空き家パラダイスの佐渡。

書いていても切ない…。


ここにどっぷりフォーカスして、
嘆いて愚痴ってふてくされていたら
きっと佐渡に未来はないだろう。

ないないないではなくて、
ちゃんと“ある”
ものに目を向けることから
始めてみたい。

前回の記事「“ある”ものを見つける eye」
https://note.mu/erikokitazawa/n/nb97f88ce2092


前回の記事を書いていて、
気づいたことが1つある。

それは、
ちょっと矛盾するようだけど


『佐渡を離れてみること』


これがとても重要だと思う。

ずっと住み慣れた場所に居続けながら
その地に価値を見出すことは
なかなか難しいのではないかと思う。

私は無理だ。

もともと見た目とは反対に?
いろんな場所へ出かけたいパッション指数が
けっこう高い。

だから、
国内でも海外でも
時間とお金が許せば

今すぐにでもふらっと出て行きたくなる。


でも、
出かけてみて感じるのは、
「帰る場所」がある幸せ。

私の土台は、あくまで佐渡。

ここがスタートであり、
ここがゴール。

毎回外に出てみて 感じるのは、
「あぁ〜やっぱり佐渡はいいなぁ〜♪」
という想い。

私の場合は、
毎度毎度この繰り返しを経て、
佐渡愛は年々上昇してゆくばかり。

けれど、
ずっと佐渡に居続けていたら、
私みたいな人間は
目の前に流れている佐渡に慣れてしまって、
鈍感になってしまう。


1度出てみないと分からないことがある。
1度離れてみないと気づけないことがある。

そう思う。


2016年に初めてデンマークを訪れた。

デンマーク空港の雰囲気、
デンマーク人のオーラに触れたとき、

「この国好き」

って、感じた。

まだ、空港から出てもいないのに…。
そんな風に感じたのはハワイ以来だった。

きっと好きになる予感は、
自分の中にずっとあったんだと思う。


視察を経て感じるのは、
デンマークという国を好きになったのは、
そこで暮らす人たちの生き方、
考え方、在り方に惚れたからだと思う。


デンマークの人たちの話には、
「幸せの種」がある。


だから話を聴いていると
心地よく、穏やかになれる。

必要以上に纏ってしまった要らない
考えや常識に気づかせてくれる。

人として生きていく上で、
ほんとうに大切なことを
教えてもらった気分になる。

私の感想をつらつら書くよりも
1つエピソードをご紹介した方が
読んでくださっている方にとって
100倍価値がある。

…と思うので、紹介します。笑

====================

【デンマーク ロラン島のお話】

ロラン島は、
デンマークの首都コペンハーゲンから
車で2時間ほどのところにある島。

ロラン島には自然や風車しかなく、
エレベーターもコンビニもファーストフード店もない。

*ちなみに、佐渡にはエレベーターもコンビニも
ファーストフード店もある。
(マックはないけど、モスと吉野家がある)

以前栄えた造船業も衰退。
造船業の衰退とともに、
14年間の暗黒時代を迎える。

国からは「くさったバナナ」と
表現されるほど、
お荷物扱いされたことも。

メディアもロラン島の現状に対して、
ネガティヴな極端な報道をするようになった。

産業が衰退し、
仕事がなくなり、
若者もいなくなり、
島自体のエネルギーが
どんどん小さくなっていく…。

こういった現象は、
ロラン島に限らず、
日本の過疎地域でも問題と
なっているのではないだろうか?


あなただったら、
こんな風に衰えていく故郷を見て、
どうしますか?

嘆く?
悲しむ?
愚痴を言う?
諦める?
立ち上がる?


さて、
ロラン島の人たちは、どうしたのか?


ロラン島の人たちは、
メディアに対して
本来のほんとうの姿を伝えてほしいと
怒ったり、講義することもできたけれど、
それをしなかった。

その代わりに
「どうしたら、ほんとうの姿を伝えてもらえるか?」

を考え、
“あるムーブメント”を巻き起こした。

それが
『ラブストーム旋風』

#を付けて 、自分がいいと思っている
ロラン島の物、人、場所を発信しようという
運動を起こしたのだ。

Twitter、facebook、Instagramで発信。

その結果なんと
1日で1万人、3日目で2万5000人がフォロー。
(ちなみに、ロラン島の人口は4万ちょっと)

*ちなみに、佐渡の人口は6万弱

ヘイトではなく、ラブで伝える。
戦わないで笑顔でアピールする。

そんな『ラブストーム旋風』の運動が功をそうし、
ロラン島では今年初めて人口増。

ロラン島は、
ロラン島のことが好きな人が
住んでいる島となった。

====================

どんどん衰退していく故郷を見るのは
切ない。

でも、ちょっとした視点を変えることで、
アプローチの仕方を変えることで、

そこに住んでいる人たち
そこに想いを寄せる人たちの手で
その土地の未来を変えることが
できてしまうのだ。

もちろんデンマークの人たちの考え方のベースには、
『自分たちの国のルールや未来は自分たちで創れる』
という確信がある。

これは、デンマークの教育が影響しているところが大きいけれど、
私たちだって、こういう現実があることを知ることで
なんだかわくわくしてこないだろうか?

なんかやれるかも…と。


こういった現実があることを
まずは知ってもらうシェア会を
佐渡でも開催していきたいと思う。

興味もってくださる方がいることを
願う…。


そんなことを考えていた時に、
こんな運動と巡りあった。

『ミートローカル 佐渡』

このタイミングよすぎる
巡り合わせに不思議な力を感じた。

『MEET LOCAL SADO』

どういう運動かというと…
以下プロジェクト主催の方の紹介を
そのまま引用させていただく。

====================

地域住民が見つけた「日常の豊かさ」を
インスタで集めるプロジェクト。

いつも暮らしている地域の
好きなところ。
好きな時間。
好きな空気。

住んでいる人ならではの
ローカルな目線で切り取った
地域の「豊かさ」を写真で集める
プロジェクトです。

====================

参加の仕方は簡単。

すでにインスタグラムをされている
佐渡の在住の方は、

観光マップには載らない、
あなた目線の佐渡の豊かな日常の写真を
アップするだけ。

アップする際に、
#meetlocal_sadoの
#をつけるだけ

島外にお住いの方は、
#meetlocal_sadoで検索

お気に入りの佐渡の写真を見つけたら
いいね♡を押してもらえたら
大変ありがたい。

まさにミートローカル佐渡プロジェクトは、
『ラブストーム旋風』佐渡バージョン。笑


楽しみながら
佐渡の豊かな日常を
一緒に発信していきませんか?

仲間になってくれるかた
大募集中です^^

*ミートローカルプロジェクトは、
佐渡に限らず鎌倉、逗子、葉山などなど
日本各地で広がっています。

http://meetlocal.jp/oppama/

====================

筆文字えりちゃんLINE@
https://line.me/R/ti/p/%40ygb6314t
⬇︎
佐渡で旅先で感じたこと、
シンプルのどかなライフスタイル、
イベント等の優先案内、
日々を丁寧にくらすプチお役立ち情報
などなど

ゆるく発信もしています^^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?